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2009.03.07

オスカー効果と1周年のお祝いと。

酒田、凄い事になっているようです。

今日のお昼は久しぶりに日吉町の「田毎」にお蕎麦と決めていました。
オスカー効果は何かあるかしら?とちらっとは思っていましたが、お店自体は「祝!アカデミー賞」というチラシがある意外には目立って変わったところはなし。
Photo米国アカデミーどころか日本アカデミーのノミネートの話が出る前から、蕎麦屋の親父さんが作っていたちょいと自慢話を写真に撮って来ました。
映画『おくりびと』の撮影時、平成19年の4,5月頃ですが、わずかの間に、主演の本木さんも、最優秀助演男優賞の山崎努さんも別々に2度足を運んだというお店です。この文章、読めたらきちんと読んで欲しいのですが、滝田監督もこっそり来ていたと言う話。
Photo_5私は以前からいくつかある酒田、庄内のお蕎麦屋さんの中でも、ちょっと品のある、都風の蕎麦屋としてはここは一押しの店。昨年の年越し蕎麦も「田毎」の蕎麦を予約しておいて大晦日の晩に自分で茹でて頂きました。(写真は、素朴な味わい、こけしの雛飾り。「田毎」の奥さんのものだそうです)

アカデミー賞受賞記念と言う事で、今日は本木さん、山崎さんが注文された品に挑戦です。

Photo_2Photo_3こちらは「天せいろ」。
本木雅弘さんが2度来て2度ともこれを注文されたそうです。私は普段は「せいろ特盛」(つまり2倍)を頼む事が多いので、この店で自分の注文に「天せいろ」は初めて。天ぷらは抹茶塩でも濃いめの汁でもいけます。カボチャの天ぷらも旨い!
「せいろ」も最初抹茶塩で食べてみましたが、これもいけます。もちろん蕎麦つゆと天つゆは別に出してくれ、ちょっと塩っぱ目の蕎麦つゆはほんのちょっとだけつけて、勢いよおくつるつると啜ります。

Photo_4こちらが山崎努さんが、これまた2度来て2回とも召し上がった「鴨なん」です。
鴨の脂が浮いて汁がいい感じにテカっています。太くて甘い葱がこれまたいけます。「鴨が葱背負って」、さらに三つ葉とゆず皮。香りも良く旨い。汁を吸った細めの面は、「せいろ」にくらべるとちょっと柔らかくくたっとなっていますが、そこがまたいい感じです。
山崎さん、ちょっとしかめっ面しながら口元を緩ませて、「ふん、、、んん、、、」なんて唸りながら食べてたのかな。

本木さんは、きちんと座って、綺麗にお箸を使って、あまりずるずるなんて音を出さずに丁寧に蕎麦をたぐっていたのではないかと推測されます。(^^;;;
蕎麦屋の親父さん、良かったですね〜。
アカデミー賞はもちろん嬉しい事ですが、自分の作った蕎麦を旨い旨いと食べてくれて、口コミで映画スタッフが1度ならず2度も通ってくれたなんて、蕎麦屋冥利というものですね。

親父さんがいう事には、今日(3/7)の日中だけで本木雅弘扮する「大悟」が歩いた相馬楼や鈴政近く(「田毎」の1本北側)に700人を超す団体観光客が来たそうです。ちょうど「庄内ひな街道」で賑わう時季ではあるのですが、それに「『おくりびと』ロケ地ツアー」がくっついて観光客がふくれあがっているそうです。
市役所の前を通ったら、市役所駐車場に大型観光バスが6、7台停まっていました。映画でコンサートのシーンと「解散、、、します!」のシーンを撮影した「希望ホール」もロケ地として紹介され案内された観光客が押し寄せているとの噂。凄いものです。

ーーーーー
今週、拙クリニックは開院1周年を祝いました。
3月3日の夜は、まだ風邪が抜けず体調は悪かったのですが、鉄板焼「おく山」で家内と二人だけで祝いました。
Photo_6和食の先付けとフランス料理を融合させたような前菜に、天然物のホタテなどを頂き、今日は「おく山」の和牛。ヒレとロースを頂きました。
目の前の鉄板で、ちょうどいい感じに火が通って行く山形牛を眺めるのもいいものです。

Photo_7滅多に写真の対象にならないものをひとつ。
今週のクリニックの勉強会の昼食は、「鈴政」のお鮨をお願いしました。
若大将の「ひでさん」こと、佐藤英俊さんはNPO法人酒田ロケーションボックスの副理事長も務めており、「おくりびと」のロケハンや食事その他様々なお世話をされたようです。米国アカデミー賞受賞の瞬間、酒田市内の某所で小さなくす玉を用意して割っていたのが「ひでさん」。全国放送され有名になったようです(信州に住む私の友人で酒田に住んだこともあり「鈴政」を知っている人から、「あの映像で映ってたのは鈴政の板さんでは?」とメールをくれました)
鮨はやはり握り立てをカウンターで頂くのが一番ですが、折りにしてもここのは旨いです。


Photo_8Photo_9別の日にさる方からのご招待で、「1周年」を祝って市内の料理屋「富重」でお食事しました。
一昨年のJAO酒田大会でフルート組、オーボエ組が会食したのがここ「富重」でした。
お雛祭り、春を意識して準備して頂き、ボタンエビ、車エビ、甘エビにタラバガニ、ズワイガニ、毛ガニとエビ・カニづくしを頂き、ノドグロ、ソイにヤリイカと素晴らしいお刺身、その上、ノドグロの煮付け、飛島の岩のりのお握りなどなどとても食べきれない御馳走で、お包みして3品程持ち帰った程でした。
折角、風邪ひいて咳が酷く2kg程体重が落ちたと思っていたのに、こんな食事をしていてはすぐに戻ってしまいます。

でも「一生に一度」「後にも先にもない」「満1周年」のお祝いだったのですからお目こぼし頂きましょう。

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