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2008.11.19

よじどら

「四時のドラマ」のことらしい。
今、平日のほぼ毎日、午後4時から、以前やったドラマが再放送されている。
もう少しで封切り予定の映画『私は貝になりたい』の宣伝をかねているのか、SMAPの中居正広氏主演のドラマが続いている。

先週までは、渡辺淳一原作「無影灯」をドラマ化した『白い影』が放映されていた。何年前であったか、このドラマに私は結構はまってしまった。看護師役の竹内結子が健気で愛らしかった。まだナースを「看護婦さん」と呼び、看護婦さんらしいナースキャップを頭に着けている時代である。
そして、今週から(先週末から?)は松本清張原作のテレビドラマ版『砂の器』が始まっている。主演は同じく中居正広氏。
『白い影』の死期の迫る暗い影を持つ外科医、『砂の器』の悲惨な過去を消そうと殺人を犯した俊英ピアニストの演技が似ているのはご愛嬌?。中居君の演技は、でも、なかなかのものである。観ていて引き込まれるし、どちらもクールでニヒルでしかし心の底には優しさを秘めている男を演じていてなかなかカッコいい。
日中は仕事なので通常はテレビなど観れないのだが、たまたま患者さんの来ない時間にテレビをつけたらやっていたのでそれから録画を始めたこの「よじドラ」。
今日、初めて『砂の器』の第1回を観た。
何年か前に夜の枠で放送していた時も大変興味を持っていたが、毎回は観ていなかったようである。
第1回の一番最初、ピアニスト和賀英良が横浜のみなとみらいホールでピアノ協奏曲を弾いているシーンから始まるのだが、それがなんとなんとチャイコフスキーのPコン1番だった!
みなとみらいの夜の風景の空撮からホールに近づいてくるシーンで、あのPコンの第3楽章のフィナーレ直前から入ってくる。ほんの数日前に自分が演奏したばかりなので楽譜のどこの部分なのか直ぐにわかる。おそらくこのテレビドラマ『砂の器』の第1回は観ていなかったのだろう。

とても興味があったのに、全話をしっかり観ていなかったというドラマは結構ある。
2年前、話題になったアニメが原作の『のだめカンタービレ』もそうだ。H18年の秋は、11月下旬に山形市で開催した全国学会の主催者側の事務局として非常に多忙にしていたので、午後10時前に自宅に帰る事は少なかった。帰ってみたらすでに始まっていて「あ、そうか、今日は『のだめ』の日だった」という感じだったな〜。
その『のだめ』も別の番組で再放送されている。午後2時〜4時にかけて2話ずつまとめて再放送されているのだが、これは何か目的があるのだろうか。録画したものを観ていて、「あれ〜?こんなシーンあったっけ?」というところは結構ある。
先日、テレビでも放映された映画『スィングガールズ』でジャズをやる女子高生を熱演した上野樹里が「のだめ」役だし、映画の中で山形県の山河高校の野球部員だった福士誠治はオーボエの「クロキン」だ。もう一つ違う番組だがNHKの大河ドラマ『篤姫』に出てくる坂本竜馬を演じる玉木宏は『のだめ』の中では主人公の一人千秋真一、小松帯刀を演じる瑛太はバイオリンの峰龍太郎である。

最近、「旬」な若手俳優はいろいろなところで目立っていると言う事だろう。
あ!若手ではないが『スィング・ガールズ』でサックスを吹けないジャズお宅の数学教師役を演じる竹中直人は『のだめ』の中では千秋真一の師となるミルヒ・ホルスタイン、いやもとい、フランツ・シュトレーゼマンであった。

今日も「テレビッ子」の私は『砂の器』第4話が楽しみである。
(『砂の器』の公式HPはこちらです)

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コメント

砂の器
秋田で学会があったとき、羽後亀田まで行ったことがあります。ちょうどこの時期だったかな。
事務局の人に行き方聞いて、電車を乗り換え・・・。
道中、空は灰色の雲におおわれ、小雨がそぼふり、海沿いの松原が枯れ果て、朽ちた杭のような幹をさらしている様は、本当に寂寥として、怖いくらいでした。空も海も景色全てが深く重く、息をつめているような感があり、確かにあの小説の舞台だなと思いました。

投稿: ふなゆすり | 2008.11.20 08:10

ふなゆすりさん、実は私は原作を読んだことがありません。
今回のドラマで初めて羽後亀田という場所を知りました。酒田からはそう遠くない場所になります。
昨日、今日の天気(雪、雷雨、強風)などでは羽越線はすぐに停まります。3年前の、いなほ脱線転覆事故以来、すぐ運休になってしまいます。
ピアノ協奏曲『宿命』は、千住明氏の作曲ですが、全編に流れる物悲しい旋律はそれだけで涙腺を緩ませる名曲だと思います。
私も楽譜(テーマ曲ピアノアレンジ、ドリカムの「やさしいキスをして」のピアノアレンジ、さらに協奏曲のスコア)を購入してピアノを弾いて遊んでいましたが、今回の再放送を機にまた弾いてみたくなりました。

投稿: balaine | 2008.11.20 10:51

こんにちは。
私は逆で原作は読んだ事がありますがこのドラマは観たことがありません。昔、田村正和主演で観た記憶はありますが。原作では主人公は作曲家(指揮者?)だった気がするのですが中居版ではピアニストなのですね。
ハンセン氏病がキーワードでしたが、今の時代には合いませんよね?主人公が消したい過去も変わってるのかな。

投稿: librarian | 2008.11.20 17:35

こんばんは。只今戻りました。これから出社して少し働いて来ます^^

関東方面は晴れで温かかったのですが・・。
雪国のトンネルではないですが、空の上から同じ思いをしました^^

砂の器は、原作も映画もドラマもみました。清張ファンの関係からですが・・・。そうそう原作も映画もピアノを弾きながら指揮もしていた記憶が・・・。

投稿: KEN | 2008.11.20 18:04

librarianさん、中居版では新進気鋭のピアニストです。そして「宿命」という曲を作曲し自演します。
最後に逮捕される直前、自らピアノを弾いて初演するのですが、そのシーンは埼玉の大きなホールに満員のエキストラを集め、中居君もかなりピアノのレッスンを受けて少しは弾いたようです。
ハンセン氏病や部落民差別問題などは今回のドラマからは排除されているようです。

投稿: balaine | 2008.11.21 01:37

KENさん、お疲れ様でした。
中居君のピアノを弾く姿、なかなか様になっていました。
まあ、チャイコのfffのところであまりfffに見えない弾き方なのは愛嬌ということで。
鉄オタには結構たまらないシーン(地方のローカル線のディーゼルや駅や夜行列車など)が出てきます。犯人を追いつめる捜査本部の管理官役の名前が私と同じだったのは今回録画して初めて知り、驚きでした。

投稿: balaine | 2008.11.21 01:50

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