冬到来!
昨年の今頃は、花巻の鉛温泉に一泊旅行に行ったり、チェコ・フィルの来日に合わせてファゴットのオンジェのリサイタルが遊佐の公民館であったり、そして12/3の酒フィル定期演奏会に向けて(昨年はチャイコの6番「悲愴」がメインでした)頑張っていた頃です。
今年は少し冬が早く来るのでしょうか。
毎日毎日寒くなります。
毎晩、雷がゴロゴロドシャーン!と鳴っています。
一昨日、夜21時前に拙医院から帰宅する際、車のコックピットに表示される外気温は0.5℃でした。
雪も降りました。
昨日の朝は車に積もった雪を、今年初めてどかしてから出かけました。凍った路面でESPが働いてちょっとヒヤっとしました。
今週末は山形テルサで山響定期。
昨年、チャイコフスキー国際コンクールバイオリン部門で、日本人では二人目の優勝者となった神尾真由子さんが登場します。土日の2日公演なので今回は日曜のマチネを聴きに行きます。
その後、JOFC、日本プロオーケストラファン倶楽部連盟の会合が開かれるのでそれにも参加する予定。今回は、札響くらぶ、仙台フィルFC、群響を応援する県民の会、広響フレンズ、名フィルファンクラブ、石川県立音楽堂「楽友会」、山響ファンクラブの7団体が参加するとのこと。日本中のオーケストラを応援する人たちとの交流が出来る事が楽しみです。
週末に安心して山越え(月山道)するためには、もう冬タイヤに交換しておいた方がいいでしょう。
来週末には庄内地区の医師会主催の研究発表会があり、開業して初めて発表する予定。
そろそろ準備に取りかからないと。。。
来年3月1日に決まっている、酒フィルのファミリーコンサートの練習も始めていますが、ちょっと難曲があります。プロコフィエフの『ピーターと狼』です。まだ自分が吹くと決まった訳ではないので、試し練習という感じですが、「小鳥」になって激しくさえずるのはなかなか大変です。
秋もそろそろ終わりそう。庄内の荒れる冬がやってきました。
そして毎日、いろいろやることがあります。
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今日のおまけ。
地元の名料理店の一つ『欅』の総料理長太田さんの企画である「総料理長 太田政宏の夕べ」に行ってきました。11/20(木)はちょうどボジョレー・ヌーボーの解禁日(11月の第3木曜日)でしたので、それも今回の目的の一つ。
ボージョレーは、バブル期とそのちょっと前でしたか、猫もしゃくしもボージョレー・ヌーボーみたいなおかしな時期がありました。本来は、今年のブドウの出来を確かめ将来いいワインになるかどうかを楽しみに見極めるために飲んでいた「ヌーボー」、つまりまだワインとは呼べない新酒。それを極端にありがたがった時代がありました。
本格的な赤ワインと違って、コクや渋みなどはまったくなく、あっさり爽やかで香りが豊かです。アルコールを含む赤ブドウジュースです。
お料理は、「食の都庄内」親善大使の太田シェフの造り出す創意溢れる素晴らしい物でした。特に、庄内の在来野菜であるカブが3種類(それぞれ田川、温海、藤沢の地物野菜)、それぞれ前菜、ファグラのソテー、和牛頬肉の煮込みに使われていました。
前菜のワラサの刺身、主菜の一つであるフォアグラも、オマール海老も和牛頬肉ももちろん美味しいのですが、庄内の地物野菜の凄さにちょっと喰われてしまった感もありました。それぐらい素晴らしい野菜達でした。
写真は左上から順に、「ワラサの前菜」。そこに添えられた野菜は藤島町の在来野菜のカブ。右は「びっくりクラムチャウダー」。
真ん中左はフォアグラのマデラソースですが、下に温海カブがひいてあります。これがかすかな甘みに渋みと苦み、そしてわずかな辛みがあって絶品です。右はオマール海老のバニラソース。
下の左は和牛のほほ肉の煮込み。ここにも在来野菜が添えられていますが、鶴岡の藤沢地区(藤沢周平がそのペンネームの由来にした)の在来野菜藤沢カブがまた素晴らしい味を添えてくれ、メインのほほ肉を喰うくらいの味でした。ネギのように見えるのは洋野菜のポアロ葱。これも庄内産だそうです。
最後のデザートがまた絶品でした。
庄内柿を樹上脱渋した「柿しぐれのタタン風」に「ラ・フランスのシャーベット洋梨のコンポート添え」でした。柿のわずかな渋みを残した甘さとタタン風のタルトのパイは脳天に響きました。
(また、グルメをしてしまいました、、、でも美味しかった〜!)
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コメント
東北南部もすっかり冬です。
車は霜で真っ白にコーティングされる日々、暫くすると雪に埋まる日々が始まるのですね。(T-T)
ポアロ葱
大好物です。フランスでポワローのキッシュが出たとき。「ポワローって何?」と聞かれたので、「下仁田ネギの西洋版みないなのだよ。」と答え、長ネギ嫌いの級友から、まんまとキッシュせしめました。大変美味しゅうございました。そう言えば、はす向かいの席にいたおじ様二人組みは、タワーになったお皿に並べられた生牡蠣を黙々と食されておりました。本当に黙々と食されていたので、そのお姿が目に焼きついております。
投稿: ふなゆすり | 2008.11.21 20:09