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2008.11.26

JOFC山形大会

11/23(日)の山響定期演奏会は午後4時過ぎに終了し、ロビー交流会と神尾真由子さん、飯森範親さんのサイン会などが行われました。
表題のJOFC、日本プロオーケストラファンクラブ協議会が場所を山形国際ホテルに移して、ロビー交流会とサイン会を終えて駆けつけた飯森音楽監督が到着して午後5時ちょっと過ぎから始まりました。

JOFCの理念は、それぞれの地域で頑張っているプロオーケストラを音楽を愛する仲間が集って応援しよう、その仲間達が連携して互いを刺激し合い応援し合ってプロオケの活動を高めて行こうというものです。JOFCのHPは、「こちら」をご覧ください。

そもそもはH17年の8月に、山形市での山響演奏会に合わせて仙台フィルと札響のファンクラブメンバーが集い、合同交流会を持った時に、全国のオーケストラのファンクラブ同士が連携できる全国組織をつくれないか、との札響くらぶからの提案を山形宣言として採択し、設立に向けての事務を札響くらぶに託したのが始まりでした。
それを受けてH18年11月に、キタラホールにおける札響の定期演奏会に合わせて、地元札響の「札響くらぶ」、仙台フィルの「仙台フィルハーモニークラブ」、山響の「山響ファンクラブ」、群響の「群響を応援する県民の会」、広響の「広響フレンズ」の5団体が札幌に集まり、設立総会が開かれたのです。JOFCの会長には、札響くらぶの会長であり札幌市長でもある上田文雄氏が選出されました。
これを受けて、昨年の11月に仙台で「第1回」のJOFC総会が開催されました。
そして、今回、11/22, 23の山響第192回定期演奏会に合わせて「第2回総会」が山形で開催された訳です。

Jofc開会にあたり、JOFC会長であり札響くらぶ会長の上田札幌市長からご挨拶がありました。JOFC設立の経緯などをお話しになり、今回は上記5団体に加えて、名古屋フィルの応援団である「名フィルファンクラブ」と金沢のOEKの応援団である石川県立音楽堂「楽友会」の計7団体が集合し、さらにプロオケ活動を援助している「アフィニス文化財団」と「日本オーケストラ連盟」からも代表者が参加されました。
Jofc_2続いて、山響音楽監督である飯森さんから基調講演がありました。
飯森さんが以前から言っていること、「私は音楽家はサービス業だと思う。サービス業でなければならないと思う。観客があってこそのオーケストラである。」といった飯森さんの信念、その信念に基づいて発展して来た山響の活動の事などをお話しされました。

続いて、札響くらぶ、仙台フィルハーモニークラブ、群響を応援する県民の会、名フィルファンクラブ、石川県立音楽堂「楽友会」、広響フレンズ、山響ファンクラブの7団体が、それぞれの活動や直面する問題点、困っている事などを各自の立場から発表し情報を交換しました。
上田会長が昨年の総会で仰ったという、「ただ単にオーケストラを応援するのではなく、我々はプロオーケストラを支えているんだ、音楽文化に貢献しているんだ、という誇りと自覚を持って活動して行こう」という言葉が再度披露され、協議会総会参加者全員にその考えが伝えられました。

世界的金融危機、地方自治体の財政難もあって、大企業や希有な篤志家による大きな経済的支援が期待出来ない地方オケの経営状況はますます厳しいものがあるでしょう。我々一般市民が、いくらプロオケを愛するとはいえ、経済的に出来る支援などはたかが知れており、応援団であるファンクラブの活動すら経済的に余裕などないもので、団体によってはすでに経済的に立ち行かない状況になっているらしいのです。
しかし、音楽を愛し、オーケストラを愛し、演奏会を聴きに行き、いい演奏には精一杯の拍手を送ることがまず大切で、その上で一人一人の行動がオーケストラそのものや団員のモチベーションを上げ、その活動を後ろから支えて盛り上げて行くものになること、その動きに微力ながら参加している事が音楽文化を支える文化的活動をしているという意識をもつ事もいいのではないかと思います。

席を隣の部屋に移して、続いてJOFCの懇親会が開催されました。
会場に入ると、まず生の音楽で歓迎されます。
Photo懇親会歓迎の演奏をしていたのは、なんとなんと我らが山響が誇る金管部隊による金管五重奏です。
トランペット首席の井上さん、同じくトランペットの佐藤さん、ホルンの八木さん、トロンボーンの永瀬さんと高橋さんです。

開会の挨拶、乾杯の発声に続き立食形式で懇親。私も広島のかたや群馬の方々、そして仙台の方々とお話をしました。ある程度会が盛り上がって来たところで、またまたサプライズ!
Flステージでモーツァルトのフルート四重奏の演奏が始まりました。
フルートは、山響首席フルート奏者の足達先生。バイオリンに特別客演首席コンマスの高木さん、ビオラも首席(オーケストラリベラクラシカやバッハモーツァルトなどでも活躍されている)の成田さん、チェロは若手ナンバ−1でプラハから帰国後山響に入団した渡部さん(あの映画『おくりびと』の第九のシーンではもっくんの横で演奏していました)という面子です。
「こんなメンバー、望んでも望めない、凄い凄い!」と私は心の中で興奮していました。モーツァルトのフルート四重奏は、医学部の学生とちょっとした会でその第1楽章だけ演奏したことがありますが、と〜ってもおそ〜く演奏しました。譜面面はそれほどでもないのですが、モーツァルトらしい音楽、明るく、快活で、幸せな演奏のために決して間違えずにサラサラっと速く演奏するのはとても難しい。

Photo_2その後、先ほどの山響が誇る金管部隊が「ピンクパンサー」などの楽しい曲を五重奏で聴かせてくれました。
フルート四重奏も金管五重奏もブラビッシモ!でした。

Jofc_3演奏に参加されない団員も大勢参加して下さり、懇親会を盛り上げて下さいました。2日間の定期演奏会を終えたばかりで、別に仕事でもなく、ギャラが出る訳でもないのに、20名近い団員がJOFCの懇親会に参加して下さるというのは、山響ならではだと思います。飯森さんのリーダーシップ、団員の自主性、そして山響団員と山響ファンクラブメンバーの非常に親しく緊密な関係があってこその事だと思います。しばらく「温泉ツアー」は休止されていますが、先日の団員とファンクラブの合同芋煮会や恒例の忘年会などを通して親しく言葉が交わせる仲になっている事が大きいのではないかと思っています。
私は「枯れ木も山の賑わい」と参加する事に意義がある派で参加したのですが、飯森さんや山響団員には本当に感謝感謝でした。

Photo懇親会には演奏会からずっと着物で通した女性も数名。着物っていいものです。

その後、場所を移して二次会がありましたが、車で来られた仙台フィルハーモニークラブの一部の方、御高齢の参加者を除いてほとんどの方が参加されたため、30名で予約していた居酒屋の部屋が足らず、たまたま空いた隣の部屋を壁を取っ払って繋ぎ、合計45名近い二次会参加者で大いに盛り上がりました。神尾さんの迫力ある演奏、素晴らしいシューマンの演奏会の興奮から、JOFC総会、懇親会と気持ちの高ぶりは続き、札幌市長から飯森音楽監督に各団体の代表も、狭い部屋で肩を寄せ合うようにして酒を酌み交わし熱く語り合いました。

この宴席に参加する事を目的に、この日は山形市に宿泊する事にしていたのですが、もう一つ、翌日11/24に白石市を訪ねる事も目的だったのです。その事についてはまた改めて書きたいと思います。

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