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2008.08.28

ギタフェス、その1

Photo8/26(火)から始まっている、「第2回庄内国際ギターフェスティバル in 響」。
3年前の第1回(「日直の合間をぬって」「ファイナル・ガラ・コンサート」の記事を参照ください)では、音楽監督の福田進一氏を中心に、ゲスと主任教授にオスカー・ギリア氏、ゲスト出演:村治佳織、鈴木大介、大萩康治、アンサンブル指導:藤井眞吾の各氏という、超豪華な顔ぶれ。こんな人達が庄内町(旧余目町)に集まるなんて!という感じであったが、毎日のように素晴らしいコンサートなどのイベントが現実のものとなり、福田さんはもちろん、このイベントの立役者のお一人Sさんとスタッフの皆さんの努力に敬意を表したものであった。

第2回の今回は、受講生も日本人ばかりではなく、中国人(台湾からも1名)と韓国人が28名もいるし、講師にもウルグアイ、アルゼンチン、中国、韓国から参加している、文字通り「国際」的なイベントなっている。

すでに2日間のコンサートが終わった。
その感想を書く前に、明日(日付が変わったので本日!)の大イベントのことを書いておこう。
8/28(木)のコンサートは、「響ホール10周年記念 山形交響楽団特別演奏会 ギター協奏曲の夕べ」という副題が付いている。
そのプログラムは、
1)J.ロドリーゴ:アランフェス協奏曲、Gutar : 福田進一
2)L.ブローウェル:ジスモンチアーナ(2004) 日本初演、Gutar : エドゥアルド・フェルナンデス、福田進一、大萩康司、松尾俊介
3)千住 明(沖 仁&千住 明 編曲):巡礼紀 NHK大河ドラマ「風林火山」より、Gutar : 沖 仁
4)J.ロドリーゴ:アンダルシア協奏曲、Gutar : エドゥアルド・フェルナンデス、李 成雨、葉 登民、福田進一

「アランフェス協奏曲」は超有名曲。酒フィルも、平成17年の定期演奏会でソリストに福田進一さんを迎えて演奏した。私は、セカンドフルート&ピッコロで参加した思い出のある曲。福田さんと飯森さんと言えば、昨年、「レコード芸術」でもディスクが特選を受けたコンビ。CDのオケは、飯森さんが山響の音楽監督になる前に音楽監督を務めていた、ドイツのヴュルテンベルグ交響楽団。今回は、山響との共演。しかも、飯森&山響が響ホールに登場するのは確か初めてのはず。
大変楽しみ。

2曲目の「ジスモンチアーナ」は、今回日本初演!
キューバの作曲家レオ・ブローウェルが2004年にブラジル人音楽家エグベルト・ジスモンチの5つのピアノ曲を基に作編曲したもの。「4台のギターと弦楽合奏のための」という副題が付いている。ということは「管楽器」はお休みなのかな。いずれにしろ、フェルナンデス、福田、大萩、松尾という素晴らしいソリスト4人が同時にオケと演奏するなんて、世界中でもここだけの事。
初日のオープニングコンサートの後に参加させていただいたパーティで、福田さんは笑いながら「飯森君から電話があってさ、「福田さん、難しいじゃない!」って言ってたよ」と。2日目のコンサートは若手実力者で人気ギタリストの大萩さんらにまかせて、福田さんとフェルナンデス氏は山形市まで出向いてオケとのリハを行っているとのこと(オケが庄内に来るよりもソリストが庄内ー山形往復した方が、時間的、経済的に節約できるという理由でしょう)。
今回が初演ということはもちろん、今後日本で聴く機会があるのだろうか、というような曲。大変大変楽しみである。

3曲目は、若手フラメンコ奏者沖仁をソリストに昨年のNHK大河ドラマ「風林火山」からの音楽「巡礼紀」。飯森さんの力で山形交響楽団の座付き作曲家になっている千住明氏の作曲。ギター協奏曲として、千住さんと沖さんが編曲したもの。どんな感じになるのか楽しみである。

そして最後の4曲目。日本では2度目の演奏ということになるらしいロドリーゴの秘曲「アンダルシア」。フェルナンデスを中心に、台湾の葉登民、韓国の李成雨、そして福田さんと4人の名手が初めてカルテットを組む。4台のギターとオケがどのようなサウンドを響かせてくれるのか超楽しみ。

この「ギター協奏曲の夕べ」。名前の通り、4曲すべてがギターとオーケストラというもので、日本のどこを探してもこのような企画の演奏会はないのではないだろうか。これも、福田さんと飯森さんそして山響のおかげ。山形に山形交響楽団があるからこそ実現するものだと思う。
さらに、作曲家、演奏家の国籍を並べると、スペイン、キューバ、ブラジル、ウルグアイ、韓国、台湾、日本と本当に国際色豊かである。今からわくわくしている。

ーーー
初日、2日目の様子は、写真を整理してまた記事をアップしようと思うけれど簡単に触れる。
(8/28、昼、写真をアップしました)
Photo_2
8/26(火)は、フェルナンデス氏と福田さんのデュオによるオープニング・コンサート。
フェルナンデスの新編曲であるハイドンの「弦楽四重奏曲ギター二重奏版」の他、M.ジュリアーニの「協奏風変奏曲」、A.トロイロの「ラ・トランペーラ」やJ.C.コビアンの「酔いどれ達」などおなじみのタンゴ、フェルナンデス氏オリジナルの「アストール・ヴィジッツ・エイトール」、そして明治記念ホールのプレコンサートでも演奏された(こちらを参照ください)藤井眞吾氏の日本の歌メドレー「ラプソディー・ジャパン」。盛りだくさんの内容が、休憩なしの1時間で演奏された。
Photo_3Photo_4その後、「小ホール」で非公開のオープニング・パーティ。実行委員会に親しい方が多く、プログラムにも広告を載せさせていただいた「スポンサー」として、我々夫婦もパーティに参加させていただいた。福田さん、福田さんのママ(お母さんというより、「ママ」という雰囲気の素敵な方)、いろんな方々とお話ができた。シャンパンと一升瓶の日本酒を寄付させていただいたがどこで使ったのかな?(宿舎での飲まれたのかも、、、笑)

2日目の8/27(水)は、「大萩康司と仲間たち」。
仲間たちと言っても、共演の池田慎司、レオナルド・ブラーボ、金庸太の3氏がそろって演奏するのは初めてとの事。それぞれのソロが1曲ずつ、大萩さんと金さんのデュオで2曲、ブラーボ氏と池田さんのデュオで2曲、そして4人のカルテットで3曲+アンコール2曲。
圧巻だった。素敵でかっこ良かった。特に私の大好きなピアソラもあり大満足。ブラジルのショーロなど南米の音楽が多く、聴きながら自然に体が揺れてしまう。
Photo_5家内も言っていたが、ギタリストってなんだか「イケメン」ばかり。今回は残念ながら参加されていない、鈴木大介さんや村治香織さんなどは、さらにラジオ番組を持っていたりTVCFに出たり、特集番組が作られたりと超売れっ子だし、通常のクラシック音楽とはやはり世界が違う感じ。
(写真は、サイン会の様子。いろんな人が入り乱れて、右端の大萩さんが身体の大きな金さんの陰に隠れてしまった。池田さんは髪を短くして、3年前よりさらに若く見える感じ)

ーーー
「ギタフェス」は、コンサートだけではなく、毎日のレッスンが平行して行われている。5つのクラスに分けて4日間のレッスンの後、それぞれのクラスから推薦された生徒が5日目の8/30の福田さんとフェルナンデス氏のクラスでレッスンを受け、最終日の8/31のガラ・コンサートの前に表彰される予定。
毎日のコンサートの内容は、こちら、HP「コンサート&イベント」をご覧ください。プログラムには、とても目立つページにうちのクリニックの広告を載せていただいている。ちょっと気恥ずかしいけれど嬉しい。
夕方の診療を終えて、響ホールまで駆けつけるのは大変だけど、毎日とても素晴らしい音楽に浸り、幸せな時間をいただいている。山響登場の明日(今日)は、木曜なのでクリニックは午後休診。余裕を持って出かけられるので嬉しい。

827最近、なんだかバタバタとしていて、ゆっくり鳥海山を眺める時間がなかった。この写真は院長室からのものだが、今は一年で一番積雪の少ない時期なのだろう。白い部分はほとんどない。
響ホールに向かうためクリニック前の県道を東へ走ると、左手に広がる田んぼの中に鳥海山が偉容を誇る。ちょっと前まで青々としていた稲達も、8月の終わりの声を聞くと稲穂が出来始めて少々お辞儀をしているし、先の方がやや黄色みがかって来ている。黄金色の絨毯に鳥海山が映える季節まであとわずかになっているのを実感した。
(昨年の、黄金色の絨毯と鳥海はこちらの記事「秋の真夏日」をどうぞ。2枚目、3枚目の写真がそのような感じです)

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コメント

お久しぶりです♪happy02balaineさん。
昨日、響ホールでお見かけしました。声はかけそびれましたが。。。

私も、同じ感想です!smile
なんか、ちょっと可愛い系のかっこいい人ばかりでしたね。happy01
韓国の方は、マッキ-に似てたし。

balaineさんのブログ読んだら、同じ感想で、嬉しくって、思わずコメントしました。
良いですね!全部聞きに行くんですか~?
土曜日のフラメンコビアガーデン、そそられます~~beercatface

投稿: なおみ | 2008.08.28 17:43

3年前、「次回こそ、きっと聴きにいくのだ!」と思っていたのに、その時が来てしまいました。
そして、また、「次回こそ・・・」と、

「ギタフェス、その1」を読めば読むほど、「次回こそ。」の思いは強くなる。

投稿: ふなゆすり | 2008.08.28 17:55

なおみさん、私もお見かけした様な、しない様な、、、(^^
金さんがマッキー、、、マッキーってあの歌手の槙原さんの事ですよね?
昨日のフラメンコギターの沖仁さんも含め、みな若くてかっこいいです。大萩さんなんか独特の色気を男の私でも感じます。
土曜の夜の余目駅前のビアーガーデンは、ちょうどアマオケの練習なんですよね。。。orz

投稿: balaine | 2008.08.29 11:01

ふなゆすりさん、残念ですね。
まあ、福島から庄内町では、高速道路で3時間、電車でも3時間かかりますからね。
次回、、、3年後、、、あるんだろうか。。。
地方行政も、庄内町や酒田の景気もどんどん悪くなっていますからね〜。

投稿: balaine | 2008.08.29 11:03

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