酒田まつり前夜祭
5月19日(月)、昨夜、行って来ました。
市内は一部交通規制(通行止めや駐車禁止)がありますが、家内の車で中合清水屋の西側道路から回って清水屋の駐車場に入れました。午後7時少し前でしたが、昨日は清水屋も夜9時まで営業という事で駐車場も9時過ぎまでOKなんです。ラッキーでした。(ちなみに今夜は8時までらしい)
まずは腹ごしらえ。
清水屋1階奥には、まだあまり知られていないのでしょうか、海鮮どんや「とびしま」の出店があります。ちょっとセコイですが、ここで食事をすれば駐車場代も節約出来ます。写真は握りの「大盃」。これで1000円です!
さて、お祭り。
今日は前夜祭ということで、清水屋正面玄関前の国道112号線を封鎖して、そこに本部とステージが置かれていろいろやっています。
午後7時20分の「木遣り」を手始めに、お囃子隊、山車、神輿、そして黒森歌舞伎などの巡業。
おお!酒田にこんなに人がいたのか?!と驚く様な人出です。
休日の清水屋前にこの10分の一でも人出があれば街中ももっと活気があるのですが、、、
山車が信号機にぶつかりそうになるのを笛と掛け声に拍子木の合図でかわしていました。
かつて、天明年間から明治頃までは市内を巡行していた「雲をつく様な」大きな山鉾山車。
高い建物のなかった昔は、最上川対岸(今ならば、土門拳記念館とか東北公益文化大学があるあたり?)からも山鉾が見えたのだそうです。
電線などが邪魔になるため、この高い山車立て山鉾はその後姿を消したのだそうですが、今年久方ぶりに復活!ただ、市内を練り歩くのは難しいので、このように市役所前の駐車場に据え付けられています。周りの人の大きさと比較するとその高さがおわかり頂けるでしょう。
日和山の木造灯台ほか何かストーリーのある山車なのですが、意味はあとで調べておきます。
酒田の土着の芸能として歴史のある「黒森歌舞伎」もステージでやっていました。江戸時代から酒田市の黒森地区で伝承され、主に冬期間の農民の楽しみとして芝居が続けられて来たものです。
お祭りと言えば、露店ですね。
クレープとか中国、台湾、はては信州のおやきまで出ていましたが、「揚げ餅」のお店には行列ができていました。こういう場所では物珍しさよりも懐かしさの方が強いようです。
私は「どんたく」と「山笠」の本場、九州は博多の生まれですし、血が騒ぎます。
ちなみに「博多どんたく」は毎年5月に行われますが、歴史と伝統のある「博多どんたく」も「酒田まつり」と違って、様々な事情や戦争などで中断した時期があり、400年間一回も休まずに続いている酒田祭りは規模こそ小さいけれど凄いなぁと思います。
さらにちなみに「どんたく」と並び称され、「山笠、あるけん博多たい!」と言われる、「博多祇園山笠」は私の生まれた7月上旬に博多の街を沸騰させる行事です。こちらにもかつては背の高い山車があったのですが、電線を切ってしまうなどの事故のため、背の高い山車は「飾り山笠」として市内商店街に飾られ、市内を競走する様に走り回る曳山(舁き山)とに分けられたのだそうです。
かつて西鉄(ライオンズ)黄金期、博多市内を走るチンチン電車、西鉄の市電には電飾が飾られ、祭りのムードを盛り上げていました。。。今は無き、チンチン電車。。。今は無き、西鉄ライオンズ。。。
秋田は土崎の港祭りで血が騒ぐ家内と共に、私は「酒田まつり」で博多の祭りを思い出していました。
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