« 1年経ちました | トップページ | サロンコンサート第2回「1ヶ月前」 »

2008.05.26

鶴岡天神祭「化けものまつり」

ご存じない方の為に、まず説明致します。
「化けもの」とは、花模様の長襦袢に角帯を締め手ぬぐいと編み笠で顔を隠し手に徳利と杯を持ち無言で酒を振る舞って街を歩くという習わしのことで、天神様と祀られる学問の神、菅原道真公が京から太宰府に流される際に、道真公を慕う公家などが時の権力に気兼ねして女装して(化けて)顔を隠し密かに酒を酌み交わし、別れを惜しんだという言い伝えに基づいています。
化けもの姿で、3年間誰にも知られずお参りができると、念願がかなうと言われており、往時には、会社や個人の家々に、化けものが上がり込み、酒などをふるまう姿が町のあちこちで見受けられました。最近では、飲酒運転の問題もあり、日本酒以外にはペットボトルのお茶やジュースを振る舞わざるを得ないこともあり本来の「化けもの」よりもその他の神輿やパレードなどのお祭りになりつつあります。

何故毎年5月25日なのか、何故京からも太宰府からも遠い鶴岡で「天神祭」なのか、よくわかりません。
「鶴岡天神祭」←こちらにも説明はないようです。

面白い言い伝えとして、同時期に開催(毎年5月20日)の「酒田まつり」が晴れると「鶴岡天神祭」は雨が降る、酒田が雨なら鶴岡は晴れる、ということがあるそうです。今年は、、、
なんと酒田も雨、鶴岡も雨でしたが、メインの14時からのパレードの時には雨が上がっていました。やはり言い伝え通りになりました。

Photo
Photo_2
Photo_3お祭りのパレードは、鶴岡駅前から出発して鶴岡銀座商店街を抜けて鶴岡市役所前を目指す群と、鶴岡天満宮を出発して同じく市役所前を目指す集団があります。写真左と中は、天満宮を出発した集団で天神様の神輿と菅原道真公に扮した人を中心に歩くお公家様たち(?)です。
一番右の写真は、鶴岡庄内藩の藩校であった「致道館」前(鶴岡市役所の真向かい)の歩道に座ってパレードを待つ人達。

Photo_4
Photo_5写真左は、「化けもの」からお酒を振る舞われる家内(私は運転手だったので、子供化けものから頂いたジュースで我慢、、、)。
右の写真は、鶴岡銀座商店街を通るパレード。見物客の数は、酒田祭りが平日で大雨であった事、鶴岡では日曜で曇り(雨上がり)であった事を考えると、今一の人出の様に思います。昔、鶴岡市立荘内病院に勤務していた(昭和61~63年という、20年以上も前の事です)頃にはよく来ていたこの「銀座」と名のつく商店街。鶴岡も酒田と同じく、中心街の空洞化、シャッター街化は避けられず苦しんでいると聞いています。昔、よく来たレコード店(古!楽器とレコードとCDを売っていた店)が見当たらず、喫茶店もわからず、酒屋さんも?でした。日曜だから?お祭りだから?閉まっていただけかも知れませんが、やはり20年も経つと店や街の雰囲気も変わっていました。

お祭りは、この他に鶴岡公園(鶴岡城址)にたくさんの露店などが出ていて、なんだかカラオケ大会とかジャズの演奏などをやっていました。
Photo_6駐車場の関係で鶴岡公園近くに停めたので、パレードが始まるまでの時間に昼食をということで、今日もまた「致道博物館」横の「三昧庵」で食事。先日来た時にメニューで気になっていた「山伏豚のカレー」に挑戦。味は悪くないのですが、900円もするのに、山伏豚はたった2切れしかはいっておらず、カレー自体は「ボ○カレー」じゃないの?という味と具でした。ここでカレーを注文するのが行けないのか、、、麦きりは美味しいのですよ。

銀座商店街のパレードを見た後、駐車場に戻る道に「丙申堂」がありました。
あの藤沢周平原作の映画『蝉しぐれ』で、お福様と文四郎が再開するシーンが撮影された「旧風間家住宅」のことです。写真も撮りましたが家内が被写体なので、こちら→旧風間家住宅「丙申堂」のHPをどうぞ。旧の市立荘内病院のすぐ近くにあり、私が都合2年半通い続けた脳外科外来(病院の東端にあった)の真向かいにある建物なのですが、20年前はまったく知りませんでした。それもそのはず、一般公開を始めたのは平成12年からなのだそうです。映画に使われたのは4年程前の事です。
この建物は意外と新しく明治29年建造だそうで、その年が「ひのえ、さる」の年だったため「丙申堂」と呼ばれています。
ちなみに、風間家は鶴岡庄内藩の御用商人から大地主と銀行になった豪商で、庄内では酒田の本間家に次ぐ力を持っていたそうです。ただ風間家は元は新潟の村上から、酒田に移り、その後鶴岡に移ったので、風間家の本家筋は今でも酒田に在住されているそうです。

初めて鶴岡の「化けものまつり」を見ましたが、この由来や伝統をもっと前面に押し出した方がいい様に思いました。ただ、どうしても「お酒」が必須のお祭りなので難しいですね。。。

ーーー
この記事を書きながら久しぶりにF1を最初から最後までテレビで観ました。以前は、ほぼ全戦をテレビで観戦していましたが、夜中にやるので最近は途中で力つきて眠る事が多かったのです。5戦振りに応援しているマクラーレン・メルセデスが1位でした。中嶋悟の息子の一貴が日本人初のモナコグランプリで7位入賞を果たしました!おめでとう!素晴らしい!

|

« 1年経ちました | トップページ | サロンコンサート第2回「1ヶ月前」 »

コメント

東風が東北にまで吹いたのでしょうか…
広島にも三次人形という、天神信仰がありますが、天神信仰は全国区だから色々ありそうです。調べたら北陸地方もたくさんありました。
化けものとは、ユニーク!
遊び心をくすぐられ、願をかけたくなります(笑)

奥様のお着物がいい色ですね。
母から譲り受けた違い矢の銘仙を思い起こしました。

そう言えば、最近読んだ本に映画監督の村川透が出てきました。
山形の方なんですね。

投稿: リスペクト | 2008.05.28 08:32

リスペクトさん、コメントありがとうございます。
家内の着物も「お古」です。安くて古い着物に凝っているようです。
透さん、ご存知でしたか。私の知人の叔父さんなので、確か学生時代に成城だったか、ご自宅にお邪魔したことがあったと思います。私のブログに何回か書きましたが、バラ園で有名な村山市の出身で、兄弟(長兄)に山形交響楽団創立名誉指揮者の村川千秋さんがいます。
故松田優作主演映画「蘇る金狼」とか「野獣死すべし」などの作品を監督しているほか、故石原裕次郎主演の「大都会パートIII」なども撮っていますね。

投稿: balaine | 2008.05.28 08:49

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74618/41321800

この記事へのトラックバック一覧です: 鶴岡天神祭「化けものまつり」:

« 1年経ちました | トップページ | サロンコンサート第2回「1ヶ月前」 »