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2008.05.01

メーデー。炬燵をしまう

なに?炬燵?コタツ?
こたつってあの「冬」に使う、あれですか?
5月になるのに、こたつ、ですか?

九州生まれの私は、記憶する限りにおいて、中学生時代、高松に住んでいた頃までは「こたつ」なる家具は知らなかったと思います。仙台に転居して、冬に初めてコタツを経験したのではなかったかな〜。西日本の方では、コタツのない家はたくさんあるのではないでしょうか。

今朝方まで当家にはコタツが出ておりました。ここ数日、日中は大変いい陽気で気温も20℃を超えますが、まだまだ東北地方、朝方は気温は5~10℃なのです。
4/29でしたか、県内の天気予報を見ておりましたら、もっとも寒暖の差の激しかった米沢では「最低気温0℃、最高気温23℃」と出ていました。4月末で気温0℃ですよ!さすが東北、と感心してもいられません。
日本海沿いにある酒田はまだ寒暖の差は緩い方で、最低気温7℃、最高気温22℃くらいだったでしょうか。そして今日の日中はとても暖かく、車のコックピットの表示された午後2時頃の外気温は26.5℃!。
5月に入ったとたん「夏日」です。
そして、昼に自宅に戻るとついに居間からコタツが消えていました。夕食後、あの温々としたコタツの中に潜り込んで、そのままうたた寝してしまうという季節ではなくなったのですね。

Photo今日、半ドンで、とても暖かかったのでサラッとしたものが食べたい気分になり、庄内町(旧余目)の蕎麦屋さん「しま田」に行きました。平日の午後2時過ぎだったので、客は我々夫婦だけ。
写真の手前は「一日限定10食」の十割蕎麦。むこうは普通の盛りそばと庄内で食される「麦きり」の合盛りです。「麦きり」とは、小麦粉を蕎麦のように打ったものなので、つまり「うどん」ですが、うどんとも違います。秋田の稲庭うどんとも違います。讃岐うどんより細く、稲庭うどんより太く、腰は残っているけれど柔らかい、ぷるにゅん、と言う感じの赤ちゃんの肌のような麺です。喉越しもよく美味です。「鰊棒」をつけました。
山形のそば屋では、北前船による京都地方との交流の影響か、この「鰊棒」がよく見られます。

お天気も良く、あたたかでほんわりしたい所ですが、週一のトレーニングをここでさぼるとまた行かなくなりそうだったので、自分の気持ちを奮い立たせて午後はスポーツジムに行って汗を流して来ました。1時間半ほどで体重は500gr程落ちました。今年の暮れまでには、あと4~5kgは落としたいので、まだまだです。

51クリニックに郵便などを確認によると、今週末5/2号の「コミュニティしんぶん」が届いていました。その「インフォメーション」のコーナーに、写真のように拙クリニックでの「サロンコンサート」第1回の情報が載っていました。なんと!恐れ多くも、5/9(金)の山響庄内定期酒田公演(指揮飯森範親、ピアノ仲道郁代)と並んで載せて頂いています。

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(長い余談)
ニュースでもやっている通り、本日は街のガソリンスタンドで給油している車をほとんど見かけません。お店によって多少のばらつきがあり(フルサービスのお店からセルフ、そしてプリペイド式の販売方法まで)、酒田辺りではレギュラーで157~161円、ハイオクで165〜171円/リットルくらいのようです。
自転車通勤の私も、スポーツジム通いなどに車は使うので4/29の夜に満タンにしておきましたが、先日、サービスデーのプリペイドのセルフのハイオクが1リットル128円くらいでしたので、+30円どころか店によっては40円近い値上がり(含む道路特定財源分税)になっています。

何か物事をきちんと成すためには、しっかりとした財源が必要なことは当然であり、皆が幸せに暮らすために必要な税金などは、真面目な納税者としてはきちんと払うのは当然です。しかし、政府、関連団体、特に社保庁や防衛省や厚労省などの数々の不正、疑惑、無駄遣いを目の当たりに見せられて、「後期高齢者保険制度」や「道路特定財源復活」に、全く異論なく双手を上げて大賛成とは言えません。
先日、後期高齢者保険制度の問題でテレビのニュース番組かなにかで街角の意見を聞いていた時に、街の声として「結局、医療費が高いのがいかん」「なんで医療にこんなに金がかかるんだ」という意見があがっていました。

前から申している通り、国として、また一医師として、「理想」は国民の医療は「ただ」です。無料提供が理想だと思います。
しかし、人、物、組織が動いて医療サービスは成り立つ訳ですから、「タダ」で出来るはずがなく、国民が医療サービスを無償で受けるためには、どこか別に莫大な財源がなければなりません。たとえば、「消費税一律30%」というような、北欧の社会保障制度を成立させているようなシステムが必要です。
今の消費税5%では、様々な所に財源が不足するので、医療費は国民の保険料、国の税金、そして医療サービスを受ける本人の負担で確保しようとする考えは間違ってはいません。
しかも、何度もここで書いているように、今のところ、まだ日本の医療水準はWHOの調査では世界トップクラスを保っています。世界の中でも比較的に技術が高く安全で安価で公平な医療サービスということです。しかし、医療は日々進歩しています。
45年前、脳外科領域に手術顕微鏡はありませんでした。皆、肉眼で手術していました。
30年前にはX線CTはありませんでした。神経学的診察と血管撮影の血管の形だけで診断していました。
20年前、ようやく世に広まって来たMRIですが、まだ現在のMRAの様に造影剤を入れずに血管を映し出したり、DWIのような超急性期脳梗塞の検査法はありませんでした。
10年前、脳梗塞超急性期に治療に使うt-PAはまだ脳外科領域の使用は認められていませんでした。
7,8年前、偏頭痛の特効薬はまだ注射しかなく、現在のような飲み薬はその後に出て来ました。

このように、日々進歩して改善が見られる医療の領域ですが、保険診療点数は毎年のように「マイナス改訂」と言って、要するに「値下げ」が続いています。それでも社会一般からは、「医療費は高い」「医者が儲けすぎている」というような正しくない理解が確立しているようです。

自動車や家電の性能が良くなったら、値段は普通あがります。今、日本車でもちょっと高級な車は300万円では買えません。昔は、自動車を買うと言ったら新車でも150〜200万円用意できれば、結構立派な車が買えたように記憶しています。そうやって物の値段は性能の向上に従い時代とともに少しずつ高くなるのが普通と思われますが、医療は昔より安全で確実性が「増している」にも関わらず「値下げ」されているのが現状です。
それでもいろいろな検査や薬で結構なお金がかかります。「医療費がかかる」「医療費が高い」というのは一般市民の実感であり、上記のような説明は医師の立場からの言い訳に聞こえるかもしれません。

しかし、このまま骨太改革の方針の元に、とにかく目的は国民総医療費の抑制、抑制、抑制、、、とお役人が机上で計算すれば、「お年寄りや低所得者などの弱者からもお金を取る」「医師や病院の稼ぎは減らす」「高額な医療費がかからないように適度にサービスを低下させる」、、、ということをやり続けていきかねません。そうまでしても、国民総医療費は決して抑制は出来ないのです。なぜなら日本は世界に冠たる高齢者国家であり、医療のレベルが世界のトップクラスだからです。

やるべき事は、ただただ「抑制」ではなく(もちろん無駄を省く努力は必要ですが)、別な方法での国民の医療サービスに関する財源の確保です。税金の無駄使いを廃し、しかし何らかの方法で国民の負担を増やすしかないと思います。

医療と文化(クラシック音楽を含む)に金をかけないような政治は必ず衰退します。
大阪府も危ないのではないでしょうか。ただ借金を返せば、無駄を省けばいいというものではない。大阪府に所属する某プロオケが存続の危機にあると聞きます。滋賀県の素晴らしいオペラハウスも破産状態に近いと聞きます。
これらの「文化」にお金をかけられるかどうか、その母体がいかに危ない状態になっていようが、こういう素晴らしいものを切り捨てない、「医療」や「文化」に金をかけられる政治でなければ長い目で見れば必ず否定的な評価を得ることになると思います。
(以上、長い余談の独り言でした)(^^;;;

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