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2008.04.30

山形往復230km

昨日4/29は、記事に書いたように山響首席フルート奏者足達祥治さんのリサイタルを聴きに山形ー酒田往復230kmを運転して出かけて来ました。

その前に、午前中は事務的仕事(自作の名刺印刷追加)などをした後、フルートの練習をしました。5/11の荒川さんのリサイタルにピアニストとチェンバロ奏者をお願いしているのですが、そのリハーサルとして私が笛を吹いてあわせるためです。JSバッハのロ短調ソナタBWV1030とプーランクのフルートソナタです(他に4曲小品ありますが)。どちらも素人笛吹きにはなかなか手強い曲です。名曲で良く知られているので、ごまかしがほとんどききません。でもどうせ合わせ練習をするのなら自分がステージに乗るつもりで吹きたい訳で、そのための予備練習をしました。

お昼ご飯は、すぐ近所に4/15にオープンしたばかりの『スパイスマジック・インディアン・レストラン』。HPはこちらです。酒田市富士見町店の案内は、「店舗案内」をどうぞ!
山形に本店(?)がある、インド人の経営する本格的なカレー屋さんです。
なんで酒田にカレー屋さん?しかもお店でナンを焼いて、まったく本格的カレーです。酒田にはこの店の他に、日本人夫婦がやっている銘店『ナーランダー』があり、インド人夫婦でやっている『シタ』があり、この『スパイスマジック、、、』も平田牧場直営トンカツ屋の近くに1軒あるのに、その上更にうちの近所にもう1軒できたのです。
不思議です。。。
たまたま山形店、寒河江店、酒田松原店を経営する社長が来ていたので、「どうして、人口の少ない酒田に2店舗も構えたのか?」と聞いてみたら、「日本人、カレー、好きな、だから、、、」とインド風日本語でにこやかに答えてくれました。ナマステ〜。
味は絶品です。上記、2店もおいしいカレーを出してくれますが、ここのナンが一番香ばしくて、パリッとしてふわっとして美味しい。カレーも辛さの好みを言うと自在に調節してくれます。昨日は「ややホット」でお願いしてみました。食べてすぐはちょっとピリッとして、爽やかな風味が口の中に広がり、食欲が刺激されて、うまい!と思ってしばらくしてから、頭のてっぺんの方にチリチリと来るような辛み刺激が遅れて来てその後体温が2℃くらい上昇したような感じになります。次回はもうちょっと辛いのに挑戦してみましょう。

午後も少しフルートの練習、貯まっていたHD録画の鑑賞(特にN響アワーとBS-HiV特集の『カラヤンの芸術』)を観て、それからガソリンを満タンにして出かけました。ご存知の様に「道路特定財源」でもめているガソリン代。今は一時的に安くなっていますが、明日5/1からは1リットルあたり25~30円高くなると言われています。
私は、最近は、車を極力使わず自転車通勤で節約、省エネ、エコ、運動不足解消をはかっていますが、ガソリンもできるだけ安くすませいたい。ということで、近くのプリペイドカード式ガソリンスタンドに行っています。ここは、おそらく酒田近辺で最も安い方に入ると思います。現在は、プリペイドカードを使う場合は、レギュラーで1リットル118~9円です。ハイオクでその10円増しぐらいです。特に、昨日火曜日は週に1回の「リットルあたりー3円デー」だったので、ハイオクでも1リットル125円くらいで入れられました。満タン(70l)入れると、プリペイドでもセルフでもない通常のGSより1000円近く安くなります。こうやって節約すべきところは節約しているのですけどね、、、

429429_2さて、午後6時の開場よりも早く着く様に余裕を持って出かけましたので、会場である文翔館議場ホールには5:30過ぎに着いてしまいました。ここのお庭の枝垂桜はまだ残っていました。
写真は、枝垂れ桜と文翔館(旧山形県会議事堂)とチューリップと議場ホール(本日の演奏会場)です。

午後6時半を少し回ってコンサートスタート。
前半は、足達先生のフルートに武田紀代美さんのピアノ伴奏で、シューマンとシューベルト。元々はフルートのための作品ではなく、ロマン派らしい歌心が要求されます。足達先生の笛は、その音色もさることながら流れるようなフレーズ感、ピアノとのアンサンブル。さすがプロオケ首席という感じです。笛が「歌」っていました。聴きながら自然に体が動き笛を吹きたくなるような演奏でした。
後半は、元山形放送(YBC)アナウンサーの板垣幸江さんによる詩の朗読と演奏です。
ドイツ・フライブルグ音大留学後、トゥットリンゲン市立音楽学校でフルート科講師をされていた足達先生なので、ドイツ語の詩を自ら翻訳されたのだそうです。この詩の朗読はとても良かった。目をつむって聴いているとイメージが拡がる感じ。そこにフルート演奏が加わると、イメージを邪魔する事なく、さらにイメージに羽をつけて飛んで行くような印象でした。
最後は、昨日のプログラム唯一のフルートのための曲。ライネッケの「ウンディーヌ」。楽譜も持っていますが、まだちゃんと吹いたことはありません。足達先生の笛は、音楽が豊かで雄弁に歌っていました。ますますフルートが好きになるような演奏で、家に帰ってすぐに笛が吹きたくなるようなコンサートでした。

レストラン欅の太田シェフやアルケッチャーノの奥田シェフを「食の親善大使」に任命して、『食の都 庄内』を大きく謳っています。酒フィル団員の中にも、無農薬の野菜や米を作り、いくつかのレストランに提供している人がいて、ごく身近に食の文化を感じる土地柄です。
しかし、庄内の食の中で私がいくつか不満に思うものの一つとして、「牛タン」を食べさせてくれるお店がないのです。もちろん焼肉屋に行けば牛タンはありますが、私のいう「牛タン」は仙台の牛タンです。前にも書きましたが、山形は河北町出身の夫婦が戦後の仙台で屋台を引いて始めた、牛の舌と尻尾という普通捨てられていた材料を使った料理。ご飯も白飯ではなく、麦飯です。これが酒田にはないのです。山形市には、仙台の銘店「太助」(上記、河北町出身の夫婦が始めたお店)の暖簾分けの店「とだて」があります。
コンサート終了後、1年以上ご無沙汰していた「とだて」に行きました。ご主人も女将さんも顔を覚えていてくださって(昔や良く行きましたから)、酒田に移住した事を伝えると、「な〜に、酒田に住んでんの?」と驚いておられました。「とだて」の牛タン、旨かったです。

(またグルメレポートすると親父に叱られそうですが、、、まあ、ガソリンなど安いところを探したり、自転車通勤をしたりと、「節約」するところはしているということで、、、)

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コメント

29日に久しぶりに先生のクリニックのとこを通りました。実家(お墓)が元隣町なので、
盆には通るのですが・・・・・
運転しながらついついわき見じっくり見てしまいました。
あ~そう言えば、あそこのお店がカレ~屋さんに変身したんですか~
新しくなってるな~とは思いましたが・・・
本場の~となるとかえって入りにくい感じでいまだ行ったことがありませんが、この記事見て行ってみようかな~と!!

文翔館でのコンサ~トでしたか~
ホ~ルとはまた違っていい感じ~!?

私はそこで人形劇をしたことが・・・・・

投稿: maki | 2008.04.30 21:37

makiさん、こんどはクリニックにもお立ち寄りください。v(^^

投稿: balaine | 2008.04.30 23:35

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