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2008.02.24

MRI自習&街かどコンサート

今日は日曜日。MRIの勉強会もお休みです。しかし、家族をヴォランティアにMRIを動かしてみました。
普通の撮像法であれば(T1, T2, FLAIR & MRA)ならば、2回教わっただけでもう一人で大丈夫です。
後は、DWI(通称「ディフュージョン」と呼ばれる特殊撮影、脳梗塞超急性期(発症15~30分程度でもわかる)などで使われる)と肩や膝などの関節MRIの撮像の勉強ぐらいです。

T2rev一人で撮れるという証拠です。これは成人男性。ちょうど眼球でも水晶体(レンズ)が見えるスライスが出ています。
顔、頭の大きさと眼球の大きさのバランスを見てください。

T2revこちらは小柄な20代女性。上の写真に比べて、顔、頭の大きさと眼球の大きさを見ると、お目めが大きい事がわかります。
この2つの写真はT2 reverseといって、普通に撮像したT2強調画像を白黒反転(reverse)させているものです。こうする事で、プロトン(H+)の多い水などの成分は白く写るT2が反転されて、水が黒く写ります。何がいいのかというと、水を含んでいないため通常真っ黒(無〜低信号)に写る骨を白く現すのとで現実に近い画像になる事と、脳の細部の形の表現が綺麗である事、そのため、死後解剖のような脳の断面に近い画像が得られるのが特徴です。

Mri同じ女性のMRIのT1強調像とT2強調像の同じスライスを並べました。
ちょっとうるさい写真ですが、代表的な解剖学的な名称を入れてみました。もっといろいろな部位名を付けようと思えば付けられますが、今日はこんなところで。
明日以降、気が向いたらまた作ってみます。

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さて、2/24(日)、酒田市交流ひろばで何回目かの「街かどコンサート」が行われました。
司会は、いつものJS先生。あの「故佐藤久一さん」の本に出て来る「ル・ポットフーで歌ったクラシック歌手」です。(^^)
224a今日は、酒フィルヴィルトゥオーソ4人の弦楽カルテットと酒田C高校の音楽部合奏に加えて、酒フィルCb奏者のAさんのお嬢さん千尋さんによるチェロのソロがありました。またJS先生のご子息MS氏による歌唱と盛りだくさんでした。
オペラ『ラ・ボエーム』の告知を兼ねたミニコンサートとしては今回が最後なので、40分に及ぶ少々長めのものでした。
224演奏曲は、カルテットがモーツァルトの弦楽四重奏「狩」の第1楽章。「ボエーム」からアリア「わたしの名前はミミ」。チェロ独奏はJSバッハの無伴奏組曲第3番ハ長調「ブーレ」と「ジーク」。弦楽合奏が、ヘンデルの「水上の音楽」二長調よりホーンパイプ。モーツァルトのディヴェルティメントよりアンダンテ。ポップスヒット曲よりコブクロの「蕾み」。そして最後は、弦楽合奏を伴奏にMS氏による『千の風になって』でした。
224cアンコールは、C高校弦楽合奏でボエームからムゼッタのアリア「わたしが街を歩くと」でした。
総勢40名近い出演者ながら、今年2番目の地吹雪の中、30名程度のお客様と後は酒フィルの身内でした。皆さん、お疲れ様でした。

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