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2008.01.14

集中練習終わりました!

3日間といっても、1/12は19〜21時、1/13は10〜16時、今日は10〜13時。昼食時間や休憩を除いた実質の練習時間は8時間半くらいでしょうか?決して「十分」という練習時間ではありませんね。
通常の交響曲は1曲が30~45分位、マーラーの9番のように1曲で1時間20分を超えるような長大なものもありますが、およそ40分弱というのが相場。
今回練習しているプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」は、1幕から4幕まで休みを入れずに通して弾いても2時間弱かかります。本番では幕間の舞台転換、2と3、3と4幕間の休憩時間、それに有名なアリア(「冷たい手を」や「私の名はミミ」など)が終わる度にソリストに送られる拍手、幕間のカーテンコール、終演後のカーテンコールなどを加えると、一公演がおそらく3時間を越すことになるのではないでしょうか。

PhotoPhoto_2本番で使用する希望ホールは、昨日「成人式」に使われており、オペラの練習には使えませんでした。そこで酒田市中心部から車で20分かからない距離にある庄内町の「響ホール」を使いました。ここにはオケピット用の奈落はないので、前から4列の座席を外して移動(外せる様になっている)して、即席のオケピットを作りました。もちろん本番の希望ホールでは油圧式に床が上下する様になっており、もっと深く潜ります。座席も5列分がピットになり、奥行きも幅ももっと大きくとれます。

Photo_3Photo_11本番はハープですが、練習では代わりにグランドピアノ。といっても響ホールが誇るニューヨークシュタインウェイのフルコンです。ピアノと打楽器の一部(シロフォンとグロッケンシュピール)はステージ上に置いて練習です。

Photo_5Photo_6午前中、合唱の人達は小ホールで別練習。演出家による芝居も付きます。
そして午後、ステージに上がり、男性女性の成人合唱とこども達の合唱、それに地元の吹奏楽団員、高校の吹奏楽部、マーチング、演劇部などが加わって2幕目に登場するカルチェラタンの街の人達、ピエロ、おもちゃ売り、子供達、軍楽隊、3幕目のパリに牛乳などを売りに来るおばさん達、門兵(パリの街に入る関所?の警官?)、キャバレーの店員(?)などを演じます。
まずは、オケの演奏と歌の立ち稽古を行い、その後、演技を付けて(子供達は走り回り、軍楽隊は行進し、人々はわいわい騒ぎ、軍楽隊を追いかけて行き、、、などなど)の練習です。

今までピアノ伴奏だけで歌を歌っていた合唱の人は戸惑っていました。オケの我々も子供歌声などはあまり聴こえず、軍楽隊の太鼓が指揮とずれたり、といろいろ戸惑いましたが、2時間ほどの練習である程度の形になったというか、「およそこういうものだ」と言う事を全員が確認した感じでした。

Photo_8Photo_7オケの指揮は中橋健太郎佐衛門さん、演出は大島尚志さんで、演出助手もついての練習。それをTCC(トヨタ・コミュニティ・コンサート)音楽監督の三枝成彰さんが見守ります。
三枝さんは昨年秋の紫綬褒章の叙勲を受けています。お若く見えますが65才!

Photo_9Photo_10総合練習が終わった後、三枝さんからオケ、合唱のメンバーに講話がありました。(合唱練習の終わった子供たち、その父兄も座席でお話を聞いています)
プッチーニのオペラがいかに素晴らしいか、ボエームがいかに素晴らしいか、このオペラがどういう時代背景、どういう環境のどういう人間が出て来てどういうストーリーになっているのかを解説されました。
練習終了後はずした座席を戻したりステージを片付けたりしたのですが、別室では合唱団を中心に三枝さんにより「ラ・ボエーム」のDVDを流しながらの解説までありました。

夜は、三枝さん、大島さん、中橋さん、大島さんの助手の手塚さん、TCCやトヨタの関係者の方々をお迎えして懇親会が、酒フィルと合唱のコーロ・プリモの合同で開催され楽しい時間を過ごしました。

パート譜も数十ページに渡る分厚いもので、ヴァイオリンなどは1,2幕分、3,4幕分と2分冊にする程の分量の楽譜。前にも書いた様に、4小節と同じ調やリズムがない目まぐるしい変化、フラットが6つ付いたかと思えばシャープが3つ付いたり、3/4拍子でも指揮者のタクトは1回振りだったり3回振りだったり、2/4拍子でも4つ振りだったり、2つ振りだったり、場面場面、アリアのあるなし、などで猫の目の様に変化するため、休みのところでも気が抜けません。心が曲から離れてしまうと容易に「落ちて」しまいます。
しかし、ようやく、プッチーニの面白さ、ボエームのオケとしての楽しさがわかってきました。
本番まであと2ヶ月。あっという間でしょう。
これからも毎週の様に土日練習が続きます。

P.S.
不況は文化活動にも影響を及ぼすものです。
今は比較的安定した活動をしている山響も文化庁からの助成金が0になったことがあります。
我々アマオケは、アマチュア(他に仕事を持つ者、主婦、学生など)が構成メンバーであり利潤を追求するものではないのですが、運営や実施にはお金がかかるので資金が必要です。通常の運営は団員自らの「団費」で賄われます。しかし、練習場確保、本番の会場確保、エキストラ出演料(旅費込み)、その他などは団費だけでは賄えず、地方自治体などの文化活動支援を受けたり、地元企業の支援を受けたりする訳です。今回、酒田で、プロオケでもなかなかできないこのように大きな公演が可能なのは、TCC(トヨタコミュニティコンサート)という企業による社会貢献活動によるものです。「企業メセナ」というものです。下世話な話ですが、今回のオペラ公演には8桁の金額がかかるのだそうです。
通常、S席数万円(安いもので2万円くらい、高いと7,8万円)のオペラが3500円で楽しんで頂けるのはそういう理由がある訳です。(私の車はT社製ではありません、T社さんごめんなさい!)
トヨタのHPにおける3/16の酒田でのオペラの情報はこちら↓です。
「トヨタコミュニティコンサート」in 酒田。

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コメント

balaine先生 練習お疲れ様でした♪

今日は仕事で 美術館へは行けませんでしたが 「よこはま軒」が気になり 今食べて来ました。裏手にある「おせん蕎麦」には良く行くのですが 初めての「よこはま軒」でした!

豊富なメニューで 暫く迷ってからスペシャルネギラーメンを注文。もちろん目の前にある ニンニクおろしと生姜おろしをたっぷり入れさせていただきました。病み付きになりそうでした。 次回は何を注文しようかしら・・・・ ^^

ご紹介 ありがとうございました!

投稿: けんちゃん | 2008.01.14 18:28

あはは、やはり病み付きになりそうですか。。。
それは相当ヤバいですね!(笑)
現在私は朝晩と春雨ヌードルにしてカロリー制限しています(その他にタンパク質なども摂ってますけど)。
どこまで体重落とせるか、、、ああ、焼肉、喰い手ぇ!(苦笑)

投稿: balaine | 2008.01.14 22:04

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