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2008.01.26

寒鱈汁

「魚」辺に「雪」と書いてタラ(鱈)と読みます。
冬の庄内の風物詩、「寒鱈汁(かんだらじる)」の季節になりました。
先週末辺りから荒れ模様の天気は、激しい暴風雪となり街中が凍った様になりましたが、今日は少し気温も緩んでいるようです。今日と明日、酒田市中心街では寒鱈汁のお祭り、「酒田日本海寒鱈祭り」をやっています。
明日の日中は、オペラの練習で行けないので本日ちょっと行ってみました。

写真館に写真を撮りに行き、その足で寒鱈祭りへ。ただ、街中ではいろいろイベントをやっていてとても混んでいる様子だったので(昨年のこのお祭りへの人出は8万人だったそうです)、海鮮丼で有名な「海鮮市場」に行ってみました。こちらは、魚市場と有名な「海鮮どん屋 とびしま」の表に急ごしらえの小屋を作ってそこで販売しています。

PhotoPhoto_2こちらで販売しているのは、「どんがら汁」一杯500円とおにぎり2個250円。
どんがら汁というのは、寒鱈のあら汁ですが、「だだみ」と呼ばれる鱈の白子や肝臓、胃袋に、中骨、顎、頭などが「ごろごろ」入っています。真冬の日本海で丸まると脂を蓄えた寒鱈はほとんど捨てるところがありません。
大きな鍋からお玉ですくって盛りつけると一杯のどんぶりにはいる中身にばらつきが出るので、最初からうどん玉を茹でて湯きりする時に使うような「ふりざる」の中に一杯分の具を入れて味噌仕立ての鍋の中で煮ています。これは「かしこい」!
ドンブリに盛りつけたら、ネギと「岩のり」をいれます。この岩のりも厳冬の庄内浜の岩に張り付く様に生えているのを波の打ち寄せる滑りやすい岩場で命がけでとって来るのです。コラーゲンたっぷり!という感じのねっとり柔らかい身がほろほろとはずれる顎や、コリコリと歯ごたえ十分の胃(?と思う)、何とも言えない食感の「だだみ」、もちろん切り身も美味いのですが、いわゆる「アラ」の部分の美味しい事。そして、アラから出た出汁の味わい深い事。
おにぎりも昆布の佃煮のはいったものと、紅ジャケの焼いてほぐした身が入った物1個ずつでとても美味しかった。
Photo_5んめもの、ごっつぉなったの。
(写真は市場で売っている鱈。特に白子を持つオスの方がメスの何倍も高いのが特徴です)
「どんがら汁」の凄い所は、食べている際中よりも食べ終わって車に乗って帰る時になって、身体がポカポカしてくるのです。
Photo_3Photo_4海鮮市場からの帰り道、山居倉庫の前を通りかかりました。
「雪の山居倉庫」、絵になります。
目の前の新井田川は、先日のブログ記事で「笛吹き童子」の銅像のある橋が架かっている川で、これはずっと内陸部に入ってくる途中、私の借家の裏を流れています。「屋形船」があって、庄内の地の物や地酒を頂きながら船遊びが出来るそうです。マッチ主演の刑事物ドラマ(ブログ記事「1年の2/3が過ぎた」を参照)にも出てきましたね。そのうち、乗ってみたいと思います。

本日のおまけ写真。
MriPhoto_6昨日追加しますと言って出来なかった、医院へのMRI搬入工事の写真が左。重さ14トンのガントリ−をクレーンでつり上げ始めた所。右の写真は、まだ床が貼られていない完成間近のリハビリ室です。
詳しくは、私の別ブログでどうぞ。

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コメント

どんがら汁美味しそうですね。

しかし、この時期庄内方面への旅行を
躊躇するのは私だけではないでしょう。

金曜日に庄内入りを目指した方は、
お気の毒でした。

わたしも一昨年の11月、秋田からの帰路に
酒田で寿司でも、と予定したところ、
JRが酒田以南運休、新潟へのバス代行
輸送はこれが最後と言われ、新潟まで
4時間以上バスに乗っていた記憶があります。

多くの恵みをもたらすとともに、厳しさや
不自由さを伴う庄内の冬を、多少なりとも
実感した出来事でした。

投稿: 潤 | 2008.01.26 16:18

潤さん、コメントありがとうございます。
そうですね。私のような新参者は、むしろ「地吹雪、すっげ〜!」と楽しんでいる所もありますが、土地の人は皆背中を丸め下を向いて黙々と歩きます。
あの忌まわしいJR羽越線脱線転覆事故(結局、竜巻が原因と判明)以来、JRは良く言えば非常に慎重、悪く言えばとても及び腰で、ちょっと強風が吹くとすぐに運休になります。大阪発ー青森行きの寝台特急「日本海」などはしょっちゅう止まっています。
この厳しい冬に耐えて迎える春の喜びはとても大きく、鳥海山に降り積もる大量の雪は、ブナの原生林に吸い込まれて庄内の大地を潤して美味しい庄内米や美味しい野菜達(パプリカ、だだちゃ豆、その他地物野菜)になり、「夏場が旬」の岩牡蛎の栄養源になるのです。

投稿: balaine | 2008.01.27 00:25

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