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2007.12.27

年の瀬です

もう12月27日になりました。
昨日の夕方、ちょっと夕陽を見る瞬間がありました。まだほんの少ししか動いていないはずなのに、なぜか「ああ、冬至から4日経ったんだなぁ」と思いました。
季節は冬。これから本格的な寒さが到来すると思うのですが、気象学的季節としては毎日「春」に向かっているのだと言えるのでしょう。
今朝はとてもいいお天気で、冬の最中の一瞬の眩しい太陽を朝から見る事ができました。出勤の時間、鳥海は眩しい位に輝いていました。

1226aこのような姿を見ると、思わず車を停め、車から降りて、見入ってしまいます。なんと美しいのでしょう。。。
この場所から同じようなアングルで10/25にも写真を撮っています。ほんの2ヶ月の違いです。
「愁色濃く冬近し(鳥海と白鳥)」の記事の最初の写真と比較してみて下さい。

1226陽の光が、鳥海の峰にあたり、くっきりとした陰影を現しています。のっぺりした二次元的な山肌ではなく、深く切れ込んだ谷や渓谷を想像させる影です。
「酒田市の鳥」=イヌワシはこんな渓谷に生息しているのでしょう。
太陽の光で眩く白く光る積雪と共に、やや銀色に淡い影を持つ積雪面も見えます。
ほんの30秒もなかったと思いますが、写真を撮りながらこの美しさを堪能しました。


何か、このブログで気安く触れる事もはばかられる話でしたので二日程経ってしまいました。
12/25、そうクリスマスの日は、庄内町(旧余目町)地内の最上川にかかる鉄橋を渡ったところで、JR羽越線の特急列車が脱線転覆し5名の尊い命が犠牲になった事故から丸2年が経ったのでした。
その年の秋に酒田から別の町に移動になっていた私にとって、余目の鉄橋でのJR事故は「対岸の火事」でした。しかし、9月まで一緒に働いていた病院の仲間が、クリスマスの夜に呼びだされ、寒風吹きすさぶ最上川河畔の事故現場で懸命の救出活動に当たっていたのです。もし私が10月に移動になっていなかったら、当然病院に呼び出され、救急救命活動に当たり、もしかすると現場に送り込まれて、普通ならば5分と立っていられない冷たい地吹雪の吹く現場で被害者の救出活動、医療活動に携わっていたのかもしれないのです。

実は、昨日の記事に書いたラーメンの話に出て来る旧余目の「八千代」から酒田の家に戻る道は、この事故現場のすぐに横を通っていて、保存された現場、慰霊碑、記帳ができる小屋が建てられているのが車の運転をしながらも確認できます。心の中で手を合わせて通り過ぎ、最上川に架かる橋を渡るとそこは酒田市です。

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コメント

ほんとうに、なんと美しいこと!
何を想うでもなく、手を合わせたくなる。

私は、冬至とか気象学的は関係なく、季節は巡るものなので、
毎日毎日が「春」に向かっているのだと良く思います(笑)

投稿: リスペクト | 2007.12.28 11:52

鳥海山にパノラマ・・よく合いますねー!

私も直近で富士山を写したばかりでしたので、何度もリピートして観に来てしまいました!

投稿: kokutan | 2007.12.28 14:16

リスペクトさん、kokutanさん、ありがとうございます。
本日、クリニックの上棟式でした。
餅撒きの時、足場で2階より高いところまで初めて昇り、すぐに鳥海を見ました。今日は曇りでしたが、気高い鳥海山は美しく見えました。そのうち、ブログに載せたいと思います。

投稿: balaine | 2007.12.28 18:55

ここに、メッセージを書かせていただいてよいのか躊躇しましたが、お邪魔します。
 私のところから鳥海山はみえませんが、お写真から見させていただきました。
パノラマが綺麗です!!
 フルートは楽しく続けていけたらいいなぁと思っています。

投稿: ローズ | 2007.12.28 19:47

ローズさん、こちらへもようこそ!
今日の記事にも鳥海山の写真がありますよ。
フルートは素敵な楽器です。是非、続けて下さいね。

投稿: balaine | 2007.12.28 23:46

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