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2007.12.26

最近食べたラーメン

オケの練習が多いと、昼休みに蕎麦やラーメンなどを食べる機会が増えます。
オケ仲間が知っている店ならばたいてい間違いないものが食べられます。
11月、12月の約2ヶ月の間にもたくさんのラーメン屋さんに行きました。

酒田市内の数多いラーメン屋の中で、比較的に気に入っているのが、「花鳥風月」。以前このブログで紹介しました。(10/25)「愁色濃く冬近し」という記事。

「三日月軒」の「東中の口店」は昔から好きです。あっさりしています。「ラーメン」というより、蕎麦に近い「中華」です。麺が小麦粉でできている、具がチャーシューなどが入っている、「かけそば」かな?清水屋デパートすぐ脇の「中町店」も市民に愛されています。メニューは中華そばのみ。小、中、大とサイズが3種類あるだけです。買い物などでぶらっと寄った、ご近所の初老(失礼かな?)のおばさまたちはオヤツ感覚で「小」を食べて帰ります。

こあら町の「新月」も忘れては行けません。業界でも有名なお店のようで、新しい「こあら町店」も外商のサラリーマンなので混み合います。酒田では「月系ラーメン」と言われています。満月、三日月軒、新月、半月、〆月などなど、別にチェーン店ではありませんがたくさんあります。まだ半分も制覇していないかも。

Photo「酒田のラーメン」からは離れていますが、「ラーメン哲」という近所のお店ではこだわりの「味噌ラーメン」を食せます。この、もやしたっぷり載せ味噌は美味しかった。

錦町にある「味龍」は昔から好きです。麺もスープもチャーシューも美味い。あの「ラーメンの鬼」佐野実が絶賛したという麺は味わう価値あります。10/14「ダーネル氏と練習」の記事を参照。

度肝を抜かれたのは、藤島の「原田そば屋」。すごい量のチャーシュー、でもさっぱりしていて美味しかった。心配なのはお店がいつまでやっているのか、という事。しょう油系のスープですが、酒田のラーメンのような煮干し出汁の香りは少なく、日本ソバのかけそば的な雰囲気です。12/10「庄内音楽フォーラム」の記事を参照。

先日、山形に行った際に、立ち寄ったのは「龍上海」。その「大学病院前支店」。休日のお昼時などは店の外まで行列ができます。本店は赤湯にあるので「赤湯ラーメン」として知られ、あの横浜の「ラーメン博物館」にも要請されて出店したお店です。「駅前店」では、ザク切りのキャベツがゴロゴロ入っているのとチャーシューがトロトロの厚切りなのが好きです。
Photo_2「大学病院前支店」のは、チャーシューも小振りで分厚くなくキャベツがゴロゴロもしていませんが、味が安定していて美味しいと評判です。大学病院勤務時代はたまに出前も取りましたが、医局の部屋から廊下まで匂いが漏れてしまい(煮干し臭さと味噌の香り)ちょっと遠慮するような感じ。
久しぶりに食べましたが美味かった。太めの縮れ麺には元々は店で余ったラーメンに自宅のみそ汁を入れて、「賄い」にしていたことから発祥したちょっと癖のある味噌スープが絡みます。パンチ効き過ぎくらいの「辛みそ」、これを自分で溶かしながらスープの味を変えつつ食べて行くのがいいのです。

写真がないので、今度撮って来て載せようと思いますが、酒田市旧松山町の食堂「四十番」。ここはテレビ局の取材や芸能人、有名人も訪れているようです。いろんな種類のラーメンがあり、定食もあり、駄菓子も売っている、という田舎の典型的な食堂ですが、「平打ち麺」というのが美味い。パスタでいうところの、フェットチーネよりはリングィネに近い感じ。スープはしょう油系で酒田のラーメンに近い煮干し出汁だとおもいますが、とてもあっさりしています。(他に同じ松山には「松山軒」という有名店がありますが、こちらは未踏破です、そのうち!)

Photo_3仙台の「光のページェント」を楽しんで、翌日酒田に戻る途中で寄ったのは庄内町(旧余目)の余目駅から車で1分ほど、元の中央通商店街的な場所にある「八千代」です。
いくら休日とはいえ、シャッター街というかゴーストタウンのように人気のない、開いている店のほとんどない余目商店街の中で、小さな店とはいえひっきりなしに客が入ります。私が寄ったのは午後2時半頃でしたが、次々にお客さんが入って来ていました。ここもメニューは「ラーメン」だけ。サイズが「小、中、大」あるのみです。9月に行った函館のラーメンのように澄んだきれいなスープで、細めのやや縮れ麺。具もシンプル。塩ラーメン系ですが、とってもしょっぱい。コップのお水をお代わりしてしまいます。血圧が20くらい上がりそうです。でも美味いです!

まだまだ行っていないお店もたくさんあります。
「龍上海」や「喜多方ラーメン」が好きだった私にとって(喜多方は医師になって半年間、一人医長で赴任していた時代があります)、「酒田のラーメン」は最初なんだか手応えが薄い、食べ応えの軽いラーメンに感じられました。量は多いけれど、アッサリしているのと、煮干し系出汁の香りがちょっと慣れていなくてあまり気に入りませんでした。最近では、この系統のしょう油系ラーメンは大丈夫。「満月」やそこから派生したお店での「ワンタン」は絶品。その他にも、清水屋デパート裏にある「川柳」、市文化センター前にある「来々軒」のラーメンやワンタンめんは行けます。ただ、個人的に「満月」は以前酷い目に会ったためそれ以降は行っていません。混雑する店のカウンター席に座り、「中華そば」を頼んで待つ事20分超、厨房にいた若いお兄さんが賄い的に自らラーメンを食べている姿を見ながら、「遅いな〜、、、」とイライラし始めていたところへ「お客さん、ご注文は?」と聞かれてしまいました。その時点で注文してから30~35分経っていました。二度と来ないぞ!と店の人にタンカを切って出てきました。それから3年近く経つのでそろそろ怒りも納まって来たところ、また行きたいと思っています。

その他、写真で紹介できなかったお店も近いうちに写真を載せたいと思っています。

それにしても、酒田はラーメン、とんかつ、カレーと日本人の庶民の大好物が美味い店が多くて、住むには危険な街かもしれません。(^^;;;;

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