学会での演奏ほか
10月の第2週も中盤、10/10になりました。本来の『体育の日』(=東京オリンピック開会式の日)です。
10/2には、脳外科オケの一員として、参加者が揃うまでの前座の音楽として、チャイコフスキーの『白鳥の湖』から「ナポリの踊り」を演奏。私はピッコロ。なんだか音の粒が揃わないけど勢いで演奏してしまった。「会長招宴」での記念演奏は、ワーグナーの『ニュルンベルグのマイスタージンガー』前奏曲。フルートとピッコロで参加。
短い曲だが、いろいろアンサンブルの難しいところがある。これを8/25,6の合宿を除くと、当日の午後2時半頃からの練習でやってしまう所がこのオケの恐ろしさ。こうしか「できない」と言う所が本音。
私は仕事と飛行機の便の関係でどんなに頑張っても16時ちょっと前からの練習参加なので、実質1時間くらいしか練習できず。
本番は、皆(一部にエキストラあり)脳外科らしい本番集中力と半端ではない度胸でやり切ってしまう。
写真は、10/3学会に参加し、同時通訳もして、最終の20:15羽田発で帰る機内で食した「空弁」。こういうものって、旅行中だからうまい、という風情があるもの。
「日本脳神経外科学会オーケストラ団」Musica Neurochirurgiana(MNC)の創設20周年記念演奏会。
これは、第66回日本脳神経外科学会総会記念「市民公開講座」に組み込まれて行われた。会長であるT女子医大(って隠さなくても一つしかないけど)教授のH先生とT大で同級生であるS医大副学長のM教授が、NMCの事務局をなさっておられ、さらにH教授の先輩で上司であるT女子医大学長(前)のT教授(元)がT大教授時代に「総会」を主催された時にNMCを創設されたため、今回、「市民公開講座」で記念演奏を行うことになった訳である(訳である、って訳わかりませんよね?)。M教授もT教授もVn.でずっと参加しておられる。私は、確か1996年の富山の総会の時から演奏に参加させて頂いている。
指揮は、いつもの通り、T大オケからの関係で早川正昭先生。我々のような、寄せ集めのアマチュアのレベルを何とか少しでも高めようと、手を抜かず一生懸命指導して下さる。打ち上げ&反省会では、しかし、「もう辞めよう、と何度思った事か」とジョークとも本音ともつかぬ感想を漏らして下さった。ありがとうございます!
今回の「白鳥湖」では、何と言っても本物のグランドハープの参加が凄かった。アマオケでは、ピアノなどで代用する事がままあるが、ハープの音色に敵うはずがない。
しかも!演奏するのは、N響ハープ奏者で人気実力とも国内随一といえる早川りさ子さん。早川先生のお嬢様だからこそ可能となったこの超超豪華エキストラ!翌日、「せんくら」に出演するため愛用のハープは仙台の送ってあり、今回は借り物のハープだったとのことですが、素晴らしい音色で譜面から頭が離れてしまいました。
1曲目の「情景」からハープが力強く響きます。極めつけは4曲目に演奏した「Pas d'Action」。ハープの素晴らしいカデンツァで始まり、Vnのソロとハープの甘い会話に管楽器が続いた後、チェロとVnの会話になって終わります。ピッコロはtacet。ハープのほぼ真横という特等席でりさ子さんの素晴らしい演奏をじっくり聴かせて頂きました。5曲目は「ワルツ」。途中、ピッコロの目立つフレーズがあるのですが、もたもたしながらあっというまに終わってしまい、不完全燃焼です。演奏後、りさ子さんとツーショット写真を撮らせて頂きましたが、私が大きく写っているので公開はしません。v(^^
打ち上げ&反省会を途中退席し、その日(10/6)、山形テルサで行われる山響の『モーツァルトへの旅』第2回定期公演を聴くため、品川駅から東京へ急いで移動し新幹線に飛び乗りました。
山形新幹線の中で、「トランヴェール10月号」を読みました(写真右側の冊子。左は有名な米沢の「牛肉どまんなか弁当」)。今月号の特集は、北前船、特に秋田の土崎(家内の実家の近所)と酒田(現在の居住地)で私に直接関係する場所でした。大変興味深く読みしっかりお持ち帰り致しました。この「トランヴェール」はJR東日本管内の新幹線などで読めると思いますが、毎号なかなかおもしろい特集が組んであります。今月号の表紙の絵は、酒田の「山居倉庫」。JR東日本で宣伝している「大人の休日倶楽部」は、大女優吉永小百合さんを抜擢して、山居倉庫、相馬楼(元「相馬屋」)が出てきます。本間美術館でもロケしていたと聞きましたので、現在放映中のものと別バージョンがあるのかもしれません。とても評判の良い宣伝です。
西日本の方では観られないTVCFなのでしょうか?
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コメント
空弁、スーパーで買って自宅で食べたのが8日のこと。やっぱり機内で食べてこそ美味しいんですよねぇ?何かが違うなんて食べながら。。。家族団らんの寂しい空弁でした。
いつも思いますが、balaine先生って著名人との交流関係は。。。人徳でしょうか?それとも音楽への熱き情熱でしょうか?
投稿: ボリジ | 2007.10.11 00:32
本来の『体育の日』=東京オリンピック開会式の日
・・・はあ、はあ、そうでしたね。
すっかり忘れていました。
以前の祝祭日は全部覚えてましてけど、
ハッピー・マンデー(だったかな?)形式になって、
もう何日か分からなくなりました(笑)
JR九州にも車内冊子ありますよ。
(JR西日本:新幹線はどうだったかなあ?)
以前、オットが、私が大好きな向田邦子さんの特集があった時のを持って帰ってくれてたので、今探したけれど見つからず。。。なんて冊子名だったかなあ・・・
結構面白いので帰省時の日豊本線車両内で必ず目を通します。
投稿: リスペクト | 2007.10.11 09:48
ボリジさん、「家族団らんの空弁」。いいじゃないですか〜。ユニークですね!
「著名人との交流」たって、皆さんプロですから応援してくれるファン(?)を大切にするのも大事な仕事でしょうし。。。でも一流のプロは皆さん人格的にも立派な方が多いと思います。
JR西日本は「Wedge」とか「ひととき」というのでしたか?いろいろ工夫された誌面はJRに乗る楽しみの一つです。
投稿: balaine | 2007.10.11 19:42