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2007.08.20

JAO酒田大会最終日

(記憶の薄れないうちに続けて、8/19の事を書きます)

4日間にわたるフェスティバルも最終日を迎えました。
『街かど音楽祭』は、「酒田の街をウィーンに変える」というような意気込みとキャッチフレーズで始めたのですが、いろいろ問題や出演者への迷惑(オケのリハの合間に移動して演奏するなど慌ただしい)もあったものの、概ね好評でした。こころなしか酒田市街地の人出が多く活気づいているように感じました。

午前中、ガーボールは、8/21(火)の遊佐でのリサイタルの練習をしたいという事で再び練習室へ。
A_2私は、Aオケ、Bオケの最終リハの入れ替え時の椅子やティンパニの移動を手伝い、その後GPを見学。
2日前に比べると、かなりまとまって来ていて、演奏者も自信を深めて来たようで音が鳴って来ています。
これは、本番楽しみだな、と思いました。

12時、山形市から山響ファンクラブの仲間たちが来てくれました。メインのコンサートを聴くためですが、山形交響楽団特別客演首席コンサートマスター(長!)でもあるBオケゲストコンマスの高木和弘さんの演奏を聴くことが大きな目的であったりするのです。ガーボールも交え一緒に昼食。
Photo_7Photo_9そして会場へ戻り、しばらくして高円宮妃殿下ご来場。いよいよ一般への開場です。
希望ホールは満席1300なので、どのくらいの方が来て下さるか、席がどの位埋まるのかが大変心配でした。
やはり7割は入っていないようです。
Photo_813階席には、Aオケ演奏時にはBオケメンバーが、BオケのときはAオケメンバーがいましたので、結構人が入っていましたが、1階席前方はガラガラ状態でした。

まずはAオケ。
Photo_10指揮は井崎正浩氏。ハンガリーでお世話になり一緒に演奏もし、スタンダ・フィンダ夫人の志保子さんとの関係も長く、同じ九州は福岡の出身で年も近く、とても親近感が湧きます。
その棒は、終演後オケメンバーから「すごく演奏しやすい、わかりやすい、ぴたっとくるいい棒。ナイス棒!」(私の座っていた位置の後ろから聞こえて来た声)と言われる位。ダイナミックでロマンティックで綺麗でありながら、わかりやすいのです。
コンマスは、ガーボールとデュオコンサートをやった東京フィルのコンマス三浦章広さん。
オケ全体をぐいぐい引っ張るというよりは、指揮者とオケの間にたっていろんな事に気を使いながら演奏されているように感じた。木管、金管の大活躍もあり、素晴らしい演奏で40分があっという間に過ぎた。

15分間のインターミッション。
私はガーボール付きだったため手伝えなかったが、舞台裏はてんやわんや。何せAオケとBオケでは、コントラバスとハープの位置が逆で、弦の配置も古典配置と対向配置と全然違うのです。Bオケではティンパニが2セット必要、管楽器群も人数が違う、などなど余りにも違うのですが、これを15分以内に配置完成させなくてはなりません。
そしてBオケの始まり。
B指揮は本名徹次氏。現在、ベトナムのハノイで音楽監督をされている。なんと私と同い年である事が判明。私の高校の同級生で一緒にブラスバンド部にいてコントラバスを弾いていたKC君と芸大で同級生であった事も判明!
指揮は、井崎さんとはまた違う味を醸し出す。動きは控えめで軽い感じ。棒がどうであったかはBオケメンバーから聞いていないでわからないけれど、130名近いメンバーを1時間20分を越す超大曲の間、集中させまとめるのは並大抵の力ではできないこと。後のフェアウェルパーティで「僕にとって、『マラク』デビューでした」と仰っていたが、そんな事をみじんも感じさせない指揮ぶりでした。
コンマスは、上記の高木さん。
山響FCのメンバーは、1階最前列のコンマス席真ん前に陣取って観ている(聴く?)位。
先日の山響のモーツァルト定期で記事に書いたように、こんな美しいモーツァルトのVnコンチェルトは初めて聴いたというくらいの音を持っていらっしゃる。第1バイオリンだけで9プルト(18名)もいる大所帯をなんとかまとめようと、その小柄な身体をぐいぐい動かして、弓と身体で引っ張って行く。途中のソロもとても美しく、観客全員が息をするのを停めて聴き惚れているようだった。
「マラク」(マーラー第9)は長い!長過ぎる!途中、冗長に感じるところもあり、コンパクトにまとまっているバルトークの「オケコン」(オーケストラのためのコンチェルト)に比べて、長大すぎる印象(演奏時間は約2倍)。こんな美しい音楽がこの世にあるんだ、と思わせる天国のような部分と、悲しみに沈み死を迎える最終楽章の重さ、辛さ、悲しみ、諦め、そういった音楽に魂の何割かを吸い取られてしまうような曲です。
B_21時間20分を超える長い演奏。「お疲れ、した!」という感じですね。
演奏終了後、妃殿下はご退席になり空路東京へお戻りになられたはずです。


続いて閉会式。
Photo_11うち(酒フィル)の会長から、次期開催地高松の高松交響楽団(アマオケ)の会長に大会旗が引き継がれました。高松か〜。中1、2年の時に過ごした土地です。在籍した中学のブラバンは歴史も長く、その関係者も多く高響に関係しているようで「高松、行きたいな〜」と思っています。
Photo_14Photo_13午後5時過ぎから、ホワイエでフェアウェルパーティです。
みんな、終わった!という安堵感、充足感、不満(自分の演奏への)、満足(全体としての)、そう言った気持ちの入り交じったような表情をしていましたが、指揮者とコンマスの4名は何か晴れ晴れとしたような、「楽しかったよ!」という表情に見えました。
Photo_12それぞれに「講評」というか感想を頂き、まあ社交辞令が主ですけれど、なかなかにいい演奏だったということでした。
ガーボールは連日の二次会や、日本に来て7日目と疲れのピークに達する頃か、ホテルの帰って休みたいというのでホテルに送り、私はいわゆる打ち上げの二次会へ参加しました。
また、今日(8/19)も午前様まで飲んでしまいました。
連日代行車で帰宅です。
疲れましたが面白かった。
楽しかった。
一番感じた事は、「自分もステージに乗りたい」ということと「もっとフルート上手になりたい」ということでした。
みんな、お疲れ!した!

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