« 建築基準法改正 | トップページ | 『納豆の日』 »

2007.07.05

飯森山公園

山響の音楽監督である飯森範親氏と同じ名称の「飯森山公園」というのが酒田市にあります。
最上川の南側で、東北公益文化大学や土門拳記念館も近くです。
というより、Iimoriyama「土門拳記念館」自体が飯森山公園の中にあります。
「土門拳記念館」
土門拳は、ここ酒田出身の日本を代表する写真家。数回の脳卒中闘病の後、1990年に東京で亡くなっていますが、その写真など約7万点を酒田市に寄贈され、酒田市ではそれを受けて、世界初の個人の写真家の展示館を創った訳です。設計には、あのイサムノグチも関わっていると聞いています。
写真にあまり詳しくない人でも、『古寺巡礼』という言葉やその作品群、さらには『筑豊のこどもたち』や『室生寺』などの作品群をどこかで目にした事があるかもしれません。それらの作品を季節ごとに架け替えながら常設している世界にも稀な写真専門の美術館ということになります。

この土門拳記念館の裏手に小高く丘のように見えるのが、飯森山という訳です。
ちょうど紫陽花が見頃ということで先日行ってきました。
Aoajisai土門拳記念館の脇にその名も「拳湖」という大きな池があります。その周囲に数万本もの紫陽花が植えてあります。
色とりどり、形も様々です。
Murasakiajisai紫陽花をこんなにしっかりと眺めるのは、鎌倉の通称「あじさい寺」(長谷寺)以来で20年近い時間が経っています。長谷寺は、結構な坂の地面に所狭しと紫陽花が植えられていた記憶があります。
Gakuajisai_2飯森山公園の紫陽花は、余裕を持って植えられているので、青い紫陽花群と紫の紫陽花群の間を歩いて通ったりできます。「ガクアジサイ」と呼ばれる左の写真のような種類も植えられていて、コントラストが綺麗でした。
Shiroajisaiなかなか安物のデジカメでは綺麗な発色が現せないのは、こういった「白」い花ですね。こういう写真を撮っていると「でじいち、買おうかな〜」なんて気になります。ご存じない方のために、「でじいち」とは「デジタル一眼レフカメラ」、要するにプロ仕様の本格的一眼レフでデジタルカメラが今や主流になりつつあるのです。ズームレンズや広角レンズなどを使うと、廉価版デジカメではとても出せないプロっぽい写真が撮れるのです。

Hakucho1この土門拳記念館の陰に隠れるように、つがいの白鳥が卵を暖めている姿があります。これから夏を迎えるという季節に白鳥?と思われるかもしれません。
このつがいの白鳥は当地では有名です。
確か、一昨年酒田に渡って来て(最上川河口周辺は本州では最大の白鳥飛来地)、うち1羽が羽に傷を負って長時間飛べないらしく(短時間、飯森山公園周辺は飛んでいたように記憶しています)、つがいのまま酒田に残って昨年は卵を産んで雛が孵り、その雛は成長して、親から離れてどこかの群れと一緒に北へ帰って行ったはず(詳しい事は誰もわからない)のです。
今年も卵を産んで、暖めているのですが、すでに一個は駄目だったらしく、現在二個目(?)を暖めているようです。外敵もいるでしょうが、この土門拳記念館の裏に巣を作り、二羽で守っている姿はこころをうちます。その白鳥たちを一生懸命見守っている酒田市民の話を先日テレビで放送していました。
また雛が孵ってくれればいいのですが。。。

|

« 建築基準法改正 | トップページ | 『納豆の日』 »

コメント

ああ、土門拳さんは酒田市の出身だったんですね。
土門さんの人物写真はとても魅かれます。
『筑豊のこどもたち』は、多分どっかの病院の待合室で見ました。
なんか、笑顔の子供たちなのに、こっちは涙が出そうになった記憶。
好きな写真は何度もページを往復しますし、ため息も出たりします。
待合室に写真集はどうでしょう?
そうそう、近代日本画家の画集を待合室に置いていた病院もありました。
記念館、機会があったら一度は行ってみたいもんです。
デジタルの一眼レフも、最近チラチラ気になってるんですが、
私が今から持ってもね~という辺り。

投稿: リスペクト | 2007.07.05 23:36

夕刊で拝見しましたが、卵が割られたとか。。。犯人は動物なのか人間なのかはわからないようですが、人間のイタズラなら非常に心が痛む行為ですね!デジカメ嫌いなアナログ派の父がこれならとひいきにしている二○ンの「でじいち」を買ってくれましたが、未だに箱から出したことがなく。。。もっぱら携帯電話のカメラの出番のみです。父のカメラ馬鹿はもう家族も呆れて何も言うことなし。コレクションなのかなんなのかカメラもレンズも何すんのか?昔取ったトロフィーや盾、土門拳の写真集コレクション。。。でもなぜか土門拳の写真集だけは好きです。

投稿: ボリジ | 2007.07.06 00:06

どの写真も、静かで・おだやかな時間・・。

拳湖。風がなく、波ひとつない水面に周りの景色が映りこんだ様子も綺麗でしょうね。

投稿: ふなゆすり | 2007.07.06 07:56

リスペクトさん、医院待ち合いに写真集や画集を置くというのを頂きです。何か音楽を聴けるようなスペースも創りたいのですが。。。

ボリジさん、今年は4個産んでこれで結局4個とも孵らなかったようですね。周りでも日数がかかりすぎていて心配していたようですが、人間で言う死産みたいなものなのか、残念です。地元の白鳥を守る会の代表の(初老の)男性がテレビのインタビューで泣いていたのにも驚き少し感動しました。

ふなゆすりさん、土門拳記念館の周りで写真を撮るなんておこがましいのですが、個人の遊びの領域ですからね。対象をゆっくり見る心のゆとりが私にできているのでしょうか。患者さんに対応する態度や言葉遣いも以前とは違う自分をみながら「へぇ〜」と自分で少しく驚いておりまする。(^^;;;

投稿: balaine | 2007.07.06 18:58

おはようございます♪
先日はご訪問いただきありがとうございました。
ちょっとばたばたとしていてご挨拶が遅れて申し訳ございません。
土門拳記念館の紫陽花は剪定作業に入りました。
まだまだ綺麗に咲いている花もどんどん剪定されています。
はっきりとはわかりませんが、
拳湖の白鳥は十年くらい前から住み着いています。
何度か卵を産み、
一昨年・昨年には可愛らしい雛が孵り巣立ちました。多分・・・
行方はわかりません。
父親の方は少しの距離は飛べるようで、
昨年は子供達と少しは飛んでいたそうです。
今回の卵は本当に残念な結果になりましたが、
今のこの子達は寄り添うように生活しています。

投稿: 花梨 | 2007.07.10 10:12

花梨さん、いらっしゃいませ!ようこそ!
花梨さんのブログの写真、素晴らしいですね。いやされます〜。
酒フィルもよろしくね!

投稿: balaine | 2007.07.10 10:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74618/15658246

この記事へのトラックバック一覧です: 飯森山公園:

« 建築基準法改正 | トップページ | 『納豆の日』 »