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2007.07.26

アランフェス、音楽ホール

Aranjuez日本を代表するギターのマエストロ、福田進一さんが満を持してロドリーゴの「アランフェス協奏曲」を含むCDを出されました。
ギターの曲にあまり詳しくない人でも、この「アランフェス協奏曲」やタルレガの「アルハンブラの想い出」くらいはご存知だと思います。福田さんは、これまでの人生で「アランフェス協奏曲」は軽く100回以上演奏されているそうです。平成17年の酒フィルの定期演奏会では、畏れ多くもこのマエストロ福田をお迎えして「アランフェス」をやりました。私は2nd fluteとPiccoloでした。
「充実感と、、、その3」
しかし、福田さんがこの曲を録音し世に出すのはこのディスクが初めてなのです。
余りにも有名で、多くのギター奏者が演奏し、録音も数ある名曲。巨匠だからこそ安易に録音できないという気持ちもあったのでしょう。CDに付いているノートを見ると、マエストロ福田の師匠が前年お亡くなりになっていて、この演奏を聴いてもらう事ができなかったこと、結果としてこの演奏をその師匠である故斎藤氏に捧げることになったことなども書いてある。
演奏については、言葉で表現すると陳腐になるので簡単に済ませたい。
鮮烈な、素晴らしい演奏。奇をてらわず譜面に忠実に、かつゆとりのある「音楽」がそこに流れている。
ちなみに指揮は、山響音楽監督の飯森範親氏、オケはヴュルテンベルグ・フィルハーモニー・ロイトリンゲンという、南ドイツはシュトゥットガルト近くの小都市のオケで、今シーズンまで飯森さんが音楽監督を務められていたオケです(ちなみにちなみにこのオケWPRと飯森さんでベートーベンの交響曲全集を録音し発売していますが、日本人指揮者がドイツのオケとベートーベン交響曲全集を出したのは初めてだそうです、このオケがまたいいです、「アランフェス」の2楽章の有名なコール・アングレはオケ団員の女性奏者大隈祐子さんという方です)。
是非、お買い求めいただいて聴いて頂きたいと思う。

音楽の話ついでに、、、
音楽ホールの話。
世界中、日本中、素晴らしい音楽ホールがたくさんある。
福田さんがギターソロの録音をした旧余目町の「響ホール」など、山形にもいくつか素晴らしいホールがある。
L01_hall山響が本拠地の一つとしていて、この8月から『モーツァルトへの旅』と称して、モーツァルト交響曲全曲演奏&録音に挑む、「山形テルサ」。
自分で撮影した写真はなかったのでテルサのHPから。満席806席の中型ホール。
山響位の規模の中型オケにはぴったりのサイズで響きも美しい。
自宅から車で1時間半。
Kibouhall1酒田市民会館「希望ホール」。
酒田市出身の歌手 故岸洋子さんの代表曲とも言える「希望」にちなんで名付けられた音響の素晴らしい中規模ホール。1287席。
我が酒フィルの「本拠地」と言うことにしておきましょう(笑)。
山響の庄内公演も年2回はここ「希望ホール」で行われるようになった。小澤征爾指揮新日本フィルも来たし、仙台フィルの公演もあった。来年はここでオペラである。
自宅から車で5分強。
1庄内町文化創造館「響ホール」。
北九州にある「響(きょう)ホール」と紛らわしいけれど、「ひびき」と読む。
客席数は564と少なく、中規模というより小型ホールに入るかもしれないが、残響が豊かでピアノリサイタルや小規模アンサンブルに向いている。上原彩子さんのコンサートもここだったし、一昨年のショパン国際コンクールで優勝したラファウ・ブレハッチのコンサートも平成16年ここで行われた。同じ年、福田進一さんを監督に迎えて「第1回庄内国際ギターフェスティバル」もここで行われた。村治香織さんも鈴木大介さんも大萩康司さんもこのホールで演奏された。
そうそう、アフラートゥス五重奏団もここで2回公演している。
自宅から車で20分足らず。
1_2秋田総合「アトリオン」音楽ホール。先日ブログ記事に書いたように、山形ではなく秋田市の音楽ホールである。パイプオルガン付きの立派なホールで、残響2.5秒とこの4つの中では最も長い。風呂場の中の響き、と評する人もいるが、バロックや教会音楽などにはぴったりだと思う。満席で704席。
自宅から車で2時間強。

音楽、特に増幅器やスピーカーを使用しない演奏では、ホールは非常に大事である。ホール自体が一つの楽器である。オーケストラ、ピアノ独奏、ギター独奏、フルート独奏、弦楽四重奏、木管五重奏、、、それぞれの楽器の持つ特徴で、ホールの持ち味も活かされるところがある。ただ残響が長ければ良いというものでもない。
個人医院開設にあたり、設計の段階に入っているのであるが、診療の一環としてリハビリを行う部屋で、脳の話や生活習慣病などの勉強会も出来る小ホールを造る予定である。そこでは、小編成(2,3人から7,8人程度)のアンサンブルもしたいと思っている。
「ホール自体が一つの楽器である」という気持ちで創るつもりでいる。

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コメント

リハビリも行うのですか?。
確かに需要は高そうですね。
わたしも、田舎の後方支援病院に通っていますが
脳下の患者さんたち、よくリハビリ施設の情報交換を行っていました。
「設備ならOO、古いけど丁寧なのはOO、空いているのはOO。」
設備の充実度も気になるようですが、
やはり、最終的には人が重視されていました。
あと、通いやすさ(道路事情、定休日)、なども話題に上っていましたね。

あ、そう言えば、院長先生(内科)は、診察室にクラシック流しています。
けど、誰もが知っているような曲は皆無・・・。

投稿: ふなゆすり | 2007.07.27 12:47

ふなゆすりさん、はい、ご縁のあった土地が410坪と広く、地主さんや建設会社も私の意向を良く理解して下さいますので、リハ室で、講演会や勉強会にコンサートにも使えるような部屋を準備しようと考えています。駐車スペースも20台余りとれます。
だんだん具体的になって来ていて、とても楽しみな段階です(ただ、先はまだまだ長いのですが)。
是非、「設備も丁寧さでも○○ね」と言われるようになりたいと思います。

投稿: balaine | 2007.07.28 03:02

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