« ♪⑩「中央ヨーロッパの旅」:5月15,16日、帰国 | トップページ | 新規開業に向けての気持ち »

2007.06.07

名月荘ムーンライトコンサート

平成19年5月2日、GWのただ中というか、5/3からの連休直前、上山の有名な旅館『名月荘』で、毎月行われているムーンライトコンサートを目的に宿泊した。
平成15年には、(先日結婚されたばかりの)フルート奏者高木綾子さんの「ムーンライト・コンサート」を聴きに行った。
通常のホールでのリサイタルなどと比べ、30人も入ればいっぱいになるような蔵のなかでのサロン・コンサートで、奏者にすぐ手が届く距離での演奏会。なかなか普通では観られない光景であるし、距離的にも心情的にも観客と演奏者がとても近く親密に話ができたり、一緒に写真を撮ったりサインをもらったりできる点も非常に魅力的である。しかも、奏者は同じ旅館の中に宿泊しなければ帰る手段もない。翌朝、チェックアウトしようとすると、演奏者に会って、また挨拶したりする事も普通のコンサートでは考えられない。

Photo_11この日、演奏はN響のハープ奏者である早川りさ子さん。伴奏というか、マリンバとピアノが竹島悟史さん。この方もN響のパーカッション奏者であり、N響アワーなどで時々お見かけする。
りさ子さんは、先日の記事(4/22、ゲーリー・ショッカーを聴く)にも書いた、日本脳神経外科学会オーケストラ団指導者兼指揮者の早川正昭氏のお嬢さんでもある。

Risakomeigetsusou1ピアノならばこのサロンに置いてあるけれど、ハープはそんじょそこらには置いていない。今回、りさ子さんは千葉の自宅から自分の車に積んで自ら運転して上山まで来られたのだ。
演奏開始前に慎重に調弦を繰り返す。移動して来ているし、田舎の山の中腹のようなところにあるので湿度なども変化し、狂いやすいはずである。
竹島さんは、マリンバを持参。マリンバというのは、とても大きな楽器で、12個くらいの部分に分かれるらしい。
それをやはり車に積んで自ら運転して来られたのだという。
なんでこんな話がわかるかというと、翌朝、温泉の浴場で竹島さんと一緒になったのだ。
これも、こういう温泉旅館の泊まりがけサロン・コンサートでなければ考えられない。
お互いの出身地などの自己紹介をしたり、楽器や演奏会の話などを湯船につかりながらするという貴重な経験をさせて頂いた。

演奏会は、目の前で聴くハープの音色、特に結構大きく響く低音に圧倒され、きらきらした高音にうっとりし、半音の変化を付けるための7つのペダル操作を目の当たりにして、ハープ奏者の演奏の大変さがよくわかったとともに、グルディ、ファルカシュなどの初めて聴く作曲家の名前、名前は知っているけれど初めて聞いたヒンデミットの「ハープのためのソナタ」など新鮮な驚きとこの非日常感の連続が楽しかった。

この旅館は、何年か前にテレビ局で正月などに良くやる「日本の名旅館」番組で、上位に選出されたこともある有名旅館。全室数寄屋造り風離れで、ちょっとアジアンなテイストがいろいろなところにつけてある。
お料理も良かった。
Photo_12せっかくの
サロン・コンサートだからと着物を持参した家内。
先日、3/31の『オーケストラの日』に指揮者飯森範親さんの前で着ていて「お!着物ですね!」と言われた時に締めていた帯。高いものではないけれど、ウサギがオケの楽器を演奏している楽しい絵柄です。
この帯は、ヨーロッパ旅行には持って行きませんでした。

|

« ♪⑩「中央ヨーロッパの旅」:5月15,16日、帰国 | トップページ | 新規開業に向けての気持ち »

コメント

12日間の旅、海外、盛り沢山のスケジュール
…う~ん、うちなら3回は喧嘩してるな。。。とか思いながら、楽しく読ませて頂きました(^^)v
本当にいい旅のご様子が(音楽の知識無くとも)感じられ、⑩の記事では こっちまで「ただいま~」の気分になりました。あはは(^O^)

なるほど、可愛らしい帯ですね。帯もですが、単衣の着物の色もいい!
最近は一人で和服を着れる人、少ないですよ。小道具いっぱい居るし、大変だもの。海外にまで持参するとは凄いなあ。
ものすご尊敬します。和服はその独特の色が好きで、母の物も譲り受けましたが、自分で着れないからどーしようもない(><)

今後は開業に向けてお忙しいのでしょうね。
私、最近、「明日はどっちだ!?」てな感じで少々。。。
一度診てもらいに、山形に行くのもいいかなあとか。。。思いつきで、時たま思ったりしています。まっ、そん時はヨロシクです!m(_ _)m

投稿: リスペクト | 2007.06.07 22:49

ハープ。
「足元を見ないで下さいね。」と、言われると、つい見たくなるのが人の心。演奏の合間、「手元は優雅そうに見えても、足元は・・・。」と、笑いながらおっしゃる。たしかに、悟られず、人知れずの足さばき?・・・
演奏を聴くだけではなく、いろんなお話し、楽器同士の不思議な関係。準備、撤収(^_^;)
「ばらすと、こんなになります。」と、分解される、された楽器の構造の面白さ。小さな演奏会、すべてが身近で楽しいひと時。
聞き役は気楽です。

ウサギさんの帯
可愛い・・。
ウサギさんたち、なんの集いかな?
お太鼓のウサギさんたちのほかに、たれのところにも
ウサギさんが、ちらほら見え隠れして・・・
物語がありそうですね(^_^)

投稿: ふなゆすり | 2007.06.08 12:52

ふなゆすりさん、そうですね、開院準備できたら告知しますから。他の皆さんも、一度、「庄内:藤沢周平とグルメと頭の検診の旅」なんていかがですか?(笑)

ふなゆすりさんはお着物の知識が凄いのですね。
私は「たれ」などという言葉は知りませんでした。
今後も機会を見て「小出し」してみます。

投稿: balaine | 2007.06.09 12:20

こんばんは。
はっと気づくとメールアドレスを知らないのでした。
ここをお借りして失礼とは存じながらも書かせていただきます。
本日は、わが天然娘のためにどうもありがとうございました。本人から喜んでメールがまいりました。
私もそちらに足を向けて寝られません。(足が北側なので・笑)
本当に重ね重ねまいどまいどくれぐれも、、、あれ?わかんなくなりましたが、今後もこのあほ母娘をよろしくお願いします。
ありがとうございました♪

投稿: かおる | 2007.06.09 21:53

かおるさん、コメントありがとうございました。
長女様のお名前を覚えていなくて(寅さんの妹と同じでしたね!)、なんと書こうか迷ったりして。
「かおる亭ご長女様」とかね。(笑)
スタイル抜群で手足がなが〜〜〜いのですね。
メルアドは、コメントのbalaineというHNをクリックして頂ければわかりますよ〜。

投稿: balaine | 2007.06.11 08:56

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74618/15334025

この記事へのトラックバック一覧です: 名月荘ムーンライトコンサート:

« ♪⑩「中央ヨーロッパの旅」:5月15,16日、帰国 | トップページ | 新規開業に向けての気持ち »