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2007.06.01

♪⑦「中央ヨーロッパの旅」:5月12日、ブダペストからプラハへ

6月になりました。爽やかな季節です。
仕事も順調、、、と行きたいところですが、事情が大きく変わってなるべく早期に開業を目指すことになり、準備に入っています。土地探し、医院のデザイン、まだなかなか具体化しません。
でも、必ずちゃんとしたものを作るつもりです。意志の力を信じます。

さて、、、
旅の話に戻りましょう。

5月12日(土)、プラハ初日(7日目)
ブダペストの空港は市中心部からは結構離れている、タクシーで30分はかかる、国際線だから2時間前、などいろいろ考えて、ホテルのフロントに相談した。悪質なタクシー料金の事も話したら、ホテルや駅で呼ぶタクシーなら大丈夫だという。
ブダペスト空港9:05発だから6:30にはホテルを出なければ、と思ったら「7時で大丈夫」とフロントのホテルマン。タクシー料金も3600フォリントだったかな、一定料金だと言う。
駅から4900フォリント、オペラハウスから4000フォリントも取られたのに。
これが正規の料金らしい。100km前後のスピードで30分近く走ったのだから、日本だったら5,6000円かかっても不思議でない距離。8000フォリントくらいかかるはず。その半額以下だった!
ホテルの朝食は7時からだから、7時のタクシーじゃご飯にありつけないなと思ったら、6:45から食堂は開けるからよかったらどうぞ、という。なんと親切な!
御陰で6:45からゆっくりパンと卵料理とチーズにエスプレッソコーヒーを飲んでいたら、「あなたのタクシー来ましたよ。準備が良ければどうぞ!」とホテルマンが呼びに来てくれた。いいホテルだ〜。

で、順調に空港について、チェコ航空のカウンターに並びチェックイン。
時間はたっぷり1時間以上あった。双発プロペラ機で、乗降口は後方にあり階段で乗る。一列4席、左右に2席ずつの小さな飛行機。プロペラの近くの席だったので、「ブォ〜〜〜ン」という音がうるさいが仕方ない。
ハンガリーの草原の上を飛び、1時間と少しでプラハ上空へ。
左手に「百塔の街」と呼ばれるプラハ市外とブルタヴァ(モルダウ)河、そして対岸のフラチャニの丘のプラハ城が見える。結局、予定より20分位遅れて到着。
さらに空港では、機内預け荷物のスーツケースがなかなか出て来ず20分くらい待たされた。
10:15プラハ到着の予定が、荷物を受け取って到着ロビーに出た時は11時前だった。

すぐにデュシャンを発見!固い握手と再会を喜び合う挨拶。
彼とは1992年、ピッツバーグ大学脳神経外科留学中からの仲。
昨年プラハ初訪問の際は、彼のアパートに2泊させてもらって大変お世話になった。
彼の車で空港から、まず市内を目指さず反対方向にある彼の家へ。ここへ泊まるのではなく、彼が今リフォーム中という一軒家を見せてもらうことになった。
デュシャンのアパートは市中心部にあり、ここは近い将来移り住む予定らしい。
地下室には、ガンブリヌスの瓶ビールがケースで置いてあった。

そこから市中心部を目指し、ホテル・プラハに着いた時は12:30近かった。チェックインしたが、まだ部屋には入れないという事でティーラウンジで待つ。13:30頃部屋に案内された。
デュシャンが14:30頃訪ねて来てくれて、まずは軽く市内観光と言うことになった。
フラチャニの丘は明日という事にして、今日は「旧市街」中心に行こう。
私は1年4ヶ月前に訪れているので、街の雰囲気もだいたい覚えている。
ホテルから歩いてすぐのところに『プラハの春音楽祭』主会場である市民会館「スメタナホール」がある。
そこを外から眺め、火薬庫塔の脇から旧市街に入って歩いて行く。建築にも興味のあるデュシャンにいろいろ説明してもらう。旧市街広場近くの「聖ミクラーシュ教会」(同じ名前の教会は、プラハ城の丘の途中、トラムの駅近くにもあった)にぶらっと入る。荘厳なバロック様式で美しい。家内はすぐパイプオルガンに注目。

今日は日曜日、とにかく人が多い。
しかも音楽祭は今日から始まり(毎年、スメタナの命日である5/12に始まる)、やたらと外国人が多いようである。
今日の午後、教会でミニコンサートをやるという。どうせ観光客相手の商売だろう、とパンフレットを手にしたら、オルガンとトランペットでバッハやテレマンをやるらしい、トランペットは、、、、え?!うそ?!
と思った。
「ミロスラフ・ケイマル」と書いてある。
ケイマルさんって、あのケイマルさん?と私の頭の中は混乱する。
だって、チェコフィルにケイマルあり、と言われた名トランペット奏者なのだ。
それが、プラハ初日になんの心づもりもなくただ興味があってぶらっと寄った教会でこれから聴ける、というのだ。
家内は、国立マリオネット劇場の人形劇も観たいと希望していた。今は午後3時。喉も乾いた。教会コンサートが16時から1時間、人形劇が19時からということで、まず少し喉を潤そうということになった。
デュシャンが連れて行ってくれたのは、なんと『金虎亭』。
フルート奏者北川さんのブログで「世界一(宇宙一だっけ?)美味しいビール」と絶賛されている店である。
午後3時過ぎとはいえ、日曜で音楽祭の最中に3人がぶらっと行って座れたのはおそらくかなり幸運だったのだと思う。
Photo_10今年初の「ピルスナー・ウルクエル」を、しかも「ウ・ズラテーホ・ティグラ」で頂けるなんて。
ここでは、皆がピルスナー・ウルクエルを飲むことになっているから、注文は特に取らない(もちろん食事も出来るので、注文を取る事は取るのだが)。500mlの寸胴のグラス製ジョッキを飲んだ数だけ、鉛筆で紙製コースターに印を付けて行く。会計の時にその印の数の分だけお金を払うのである。
自分でお金を払わなかったのでいくらだったかはっきり覚えていないが、おそらく一杯40コルナ(クローネ)くらいだったはず。現在のレートで240円くらいであろうか。チェコの物価からすれば決して安いものではないが、日本で例えるならば銀座の有名店でビールを飲んでいるようなものなので、こんな美味しいビールを500ml飲んだら
1000円位取られても文句は言えない。
ピルスナー・ウルクエルのことは、一家言ある人がたくさんいそうなのであまり多くは語るまい。
しかし、ここ(金虎)のビールは確かに旨かった。喉を刺激するようなものは一切ない。苦みもすくなく口当たりが柔らかい。グビグビッと飲むとむしろ「甘さ」を感じる。香りが旨く焦がした麦の様。
うまかったという証拠に、ビールが苦手で日本ではまず飲まないビールを家内がここでは飲んだのだ。

幸せな気分で、教会に行き、ケイマルさんの明るい響きを、教会の残響の長い環境で聴いていたら眠くなった。
パイプオルガンも凄かった。(その日のプロを持って帰って来たはずなのだが、先週の引っ越しで今手元にないので、プロが出て来たら曲目を書きます)

5時丁度くらいに教会コンサートが終わり、外に出ると時間を見計らってデュシャンが来てくれていた。どこかで時間を潰してくれたのだろう。また、少しブラブラして、マリオネットの前に軽く食事をしようというので、彼について行く事にした。なかなか予約が取れないのだが、今日はうまく空いていたとのこと。
MLEJNICEという名前のそのレストランは、観光客には全く知られていないようで、地元の人だけという感じ。
そこで、またピルスナー・ウルクエルと鳥料理や豚料理をシェアしあって食べながらゆっくりお話をする。

国立マリオネット劇場はそこから歩いて2分くらいと近場なので、18:40頃向かう。
結構人気があり、reservedの席もある。真ん中の方はすでに埋まっている。100人も入れば満席の小さな雰囲気のある劇場だ。
Marioneette1幕が開く前に、いきなりモーツァルト(の操り人形、これは舞台前の下から操作している様子)が出て来て挨拶をする。動きがすごくリアル。困って汗をかきそれを拭う様子などまるで人間そのもの。
出し物は『ドン・ジョバンニ』。楽しいお話が、ユーモラスに過ぎて行く。
Marionette2写真ではわかりにくいかもしれないが、劇が終わる段階で、操っていた人形を並べて舞台を掃除するオジさん(これは本物の人間)が出てくる。ところが、人形達は生きているのでまだ動いて、いざこざの続きをやっている。
オジさんは、きちんと並べたはずの人形が掃除をしている隙に離れて座ったりしているので、やれやれと行った顔でまた並べ直す。人形は、操られているのではなく、本当は生きているのですよ、という感じで終わるところが素晴らしかった。
更に、カーテンコールでは人形と、それを操っていた人たちがモーツァルトが指揮をしていたところからヒョコっと顔だけ出して挨拶するのである。なかなか面白かった!

劇場を出たらすでに21時過ぎだった。
Castlenightデジカメではなかなか雰囲気がでないけれど、劇場から歩いてすぐのルドルフィヌム前に行き、ヴルタヴァ河をはさんでフラチャニの丘のプラハ城の夜景を撮ってみた。
そこからのんびりと歩いてホテルに戻り、プラハ初日は終わった。

明日は、月曜日でデュシャンは仕事(神経内科医)なので、二人でぶらぶら歩き、夜はいよいよコンサートである。チェコフィルのメンバー、フルートのロマン、オーボエのヤナ、ファゴットのオンジェに会うのは昨年の9月の「アフラートゥス五重奏団」来日公演以来である(たったの8ヶ月振り!)。
楽しみだ。

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コメント

すばらしい旅行!一気に読ませて頂きました。ティグラでも飲めて、もうパーフェクトですね。続きも、楽しみにしております。ケイマル師のソロ、聴いてみたいなあ。

投稿: KM | 2007.06.02 09:19

KM様、わざわざのコメントありがとうございます。
今回のプラハでは、KMさんのブログで仕入れていた情報もかなり頼りにさせていただきました。
週末ちょっと出かけますので、続きは来週ということで。。。(^^

投稿: balaine | 2007.06.03 08:57

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