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2007.05.30

♪④「中央ヨーロッパの旅」:5月9日、ウィーン4日目

5月9日(水)、ウィーン4日目(最終日)。
時差7時間+3日間の疲れがたまって来た。
朝はゆっくり8時半頃起床してシャワーを浴びる。
朝食は9時半頃。日本時間なら午後4時半なので、時差ぼけはないがなんだか調子は狂っている。

この日のことも既にブログにアップしている。
5/10のブログに書いてあるのでご覧ください。

今日は、ゆっくり観光する予定。
昨夜から雨が降り出した。そうえいば、ザルツブルグで降ったりやんだりの天気になっていた。
10時半頃ホテルを出て、まずは美術史博物館へ。
歩いて15分足らずの場所にあるのだが、雨なので地下鉄U1とU2を使って行く。
美術史博物館は、絵画やローマ時代の石像を始めとする色々なものは素晴らしいのはもちろんだが、その建物自体が芸術品である。

Museumstepこれは正面玄関を入って、まず絵画の陳列された2階へ上る階段のところ。
アーチと柱の間の壁画は、クリムトの作である。
もうこんなところで圧倒される。
収蔵品は、多くが16~18世紀の作品。
栄華を誇ったハプスブルグ家がヨーロッパ全土から集めたものばかりで、ヨーロッパの3大美術館の一つとされている(あとの2つはどこだろう?あそことあそこ、かな?)。

Museumcafe絵画のある2階だけゆっくり歩き回ってもたっぷり2時間以上。
家内は、1階のローマ時代のものの収蔵品も観たいという。私は、ピッツバーグでカーネギー博物館に収蔵された数々のギリシャ、ローマ時代の建物の一部や石像と同じようなものと思い、歩き疲れたので、館内のカフェで休む事にした。
結局、このカフェ・ゲルストナーでコーヒーだけでなく簡単な昼食も摂った。
1階から3階まで円状に吹き抜けになっている2階に位置している。

Musumroofそこから見える天井はこんな感じ。
ハプスブルグ家の往時の力を偲ばせる。

美術史博物館を後にして、リンクの道路を挟んで向い側のブルク宮殿公園にあるモーツァルト像のところで記念写真。その日の夜に、楽友協会で行われる「Mozart in Historical Costume」という観光客向けのコンサートの宣伝マン(女性だったけど)が、モーツァルトのようなカツラと衣装で「コンサート、どうですか?」と日本語で!誘って来た。
We have already reserved !と言ったら喜んでいた。
ケルントナー通りの方向へ戻り、途中ゲーテ像、オペラハウスを眺めて、ついに聖シュテファン教会へ。
ウィーンの中心部の150m近い高さで聳え建ち、ウィーン市街のほとんど場所からその位置を確認する事ができる。内部は、大きく荘厳であったが、階段を使う南塔は避けてリフトで上がれる北塔に行った。
高所恐怖症傾向の私にはちょっと足のすくむような場所だったが、ウィーンの北半分が眺められるいいところだった。

その後、是非行ってみたかった、カフェ・ツェントラルへ。
オーストリアビールにアスパラガスを使ったオードブルを一品頼みのんびりした後、また地下鉄とトラムを使って「音楽博物館」へ。
ここは、様々展示品と仕掛けがあって期待以上の楽しさだった。

Tactwpo写真は、歴代のウィーンフィルの指揮者の指揮棒である。フルトベングラーはもちろんR.シュトラウスの指揮棒など歴史的価値が高い。
ウィーン縁の音楽家の歴史にはかなりのスペースを割いて、ハイドン、モーツァルト、ベートーベン、シューベルト、マーラーのコーナーがあり、使用した楽器や手書きの楽譜などなど興味深いものがたくさん置いてあった。
子供達が遊んでいたので押し入って体験する事ができなかったのだが、ウィーンフィルの新年コンサート恒例の『ラデッキー行進曲』をウィーンフィルが演奏する映像と音が、赤外線かなにかで感知される指揮棒に反応して動くというおもしろいコーナーがあった。速く振れば速く演奏し、遅く振れば遅く演奏する訳である。
そして最後に万雷の拍手で終わる。

ここは、上記著名な音楽家が活躍し、数多くの日本人音楽家が勉強しそして活躍している場所。
ウィーンなのだな〜。
Operashop写真は、オペラハウスのMuseum Shopの壁に掛けられた音楽家のサイン入り写真達。
真ん中に赤い額縁に入ったマエストロ小澤の写真が見える。

この後、一旦ホテルに戻り、休んで、家内はまた着物に着替え楽友協会で20時からの「Mozart in Historical Costume」に出かけた。確かに観光客相手の「商売的」な出し物であったが、歌もオケもそれなりにレベルは高く楽しめた。
Mozhistcost客の多くが、「物見遊山的」気分を漂わせているのが気に入らなかった。途中で写真を撮りまくったり、空いている隣の席にもたれるように(良く言えばリラックスして聴いている)外国人さん、多くはアメリカ人であろう。まあ、わたしもこの写真のように、コジファントゥッテのアリア抜粋の最中に写真を撮った訳だが(フラッシュなし!)。
日本人も見かけたが、東洋人は韓国人、中国人、台湾人が多いような印象であった。
日本人の数としては。5/7のウィーンフィルの方がずっとずっと多かったと思う。

コンサートが終わったのは22時近く。それからホテルに歩いて帰る途中に、目を付けておいた日本食レストランがあったので、立ち寄った。ウィーン滞在4日目。飛行機の中から入れれば5日間程、肉、ハム、チーズ、コーヒーの世界だったので「米、麺、お茶」の世界に入りたかった。
Tenmayaudon私はきつねうどん、家内はたぬきうどん+ミニ鉄火丼。
このお店、『天満屋』というのだが、岡山のデパート天満屋の直営店らしい。
子供の頃、岡山(倉敷)に住んでいた私にとって名前も懐かしい。
味と値段については、「ここは、ヨーロッパ、ウィーンだから、、、」と考える事にした。

さあ、明日はウィーンにお別れ。
いよいよブダペストへ移動である。

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