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2007.04.23

4/22、ゲーリー・ショッカーを聴く(観る)

ということで、昨日は『一周年』でした(何の?)(笑)

昨日、4/22、四谷区民センターホールにてゲーリー・ショッカーというフルーティスト兼作曲家のリサイタルがあったので聴いてきました。
Schockerこの人、1959年生まれなので、現在47才かな?凄い人なんです。
フルート吹きはまず知っているはず。
現役のNYっ子のプレイヤーですが、かなり作曲もしていて、プロもアマも好んでよく演奏される曲がたくさんあります。
彼を紹介するサイト。↓
http://foxweb.marist.edu/users/jzc4/default.htm

15時からの演奏会。
ショッカーは(ベタですけど、「仮面ライダー」ではありません)、銀(だと思う)と木管(いわゆる黒い笛)を一本ずつ持って、笑顔でステージに現れました。
まずは、置いてあるお水の小さいペットボトルを開け少し飲みます。
ここで、既に観客から軽く笑いが出ます。
彼は靴を履かず、靴下で現れ、ずっとそのスタイルで演奏してました。
打ち上げの席で(金井康子さんの昨日のブログ「生ショッカー様」によると)、「アメリカではパンツを脱ぐけれど、日本ではそれは失礼に当たると思い靴を脱いだ」という珍回答をしたそうです。
もしかすると、本当は、音楽以外の余計な音を出したくないということで靴を履かなかったのかもしれません。それくらい真剣に遊んでいる感じで、表情を見ただけで神経質な天才肌だと思いました。

演奏途中で突然ヨガのように片足立ちになって、前後にバランスを取りながら演奏は平然と続けます。
お腹の支えの訓練ではないでしょうが、演奏中にスクワット(または相撲の四股)のようにしゃがみ込んだり、なんでもあり、という演奏スタイルです。
「音楽学校の先生」が見たら(実際、何人か顔を見た事のある著名な先生方もいたようですが)、眉をしかめる演奏です。学生には「絶対真似するな」と言うに違いありません。
「アンビデクストラナータ」という曲では、 一人ピアノの椅子に座り、左手でフルートを吹きながら右手でピアノを弾くという天才的な離れ業をやっていました。ラテン語で"dextra"が「右」と言う意味なので、その反対の「左」に関係する曲だとは思いましたが、「ひとりのプレーヤーのために」という表題がついているのだそうです。Ambidextranataはフランス語なんでしょうか?格好良くて、私も演奏してみたいな、と思いました。
演奏した10曲中、「ホラ・スタッカート」という曲以外は全部自作の曲で、一言で言うと変人フルーティストですが、テクニック、音色とも素晴らしく、本当の「天才」だと思いました。
アンコールでも、「屋根の上のバイオリン弾き」からといいながら、曲の始めと終わりに「シシリエンヌ」という有名なフルート曲をパクったように織り交ぜてみたり、「シリンクス」を通常の3倍速位で演奏したり、でもそれを真面目にやっているので凄いと思いました。
明日、大阪でリサイタルの様ですが、間違いなく関西系には受けるはずです。

このショッカーの演奏会。生の演奏にいずれ触れたいとは前々から思ってはいたのですが、たまたま昨日、東京に出かける用事があり、場所も時間もぴったりだったので喜び勇んで行って来たのです。
本来の目的は、日本脳神経外科学会オーケストラ団の練習でした。
Nmca大久保にある「東京交響楽団」の練習場(「クラシック・スペース100」)を借りて、5月の仙台での脳外科コングレス学会開会式典での演奏のリハをやったのです。
Mnc422c曲目は、モーツァルトのオペラ『魔笛』の序曲。
この練習が10時からだったので、6時台の新幹線で出かけました。
お天気は余りよくありませんでしたが、山形新幹線からは沿線の桜を楽しむ事ができました。
上山城の桜(まるでピンク色の雲の上にお城が浮かんでいるような風情)、赤湯の烏帽子山の「千本櫻」(日本の桜百選の一つ)は見事でした。
約1年前にも、脳外オケの練習の記事を書きました。
Nmc422d指導と指揮はバロック風「日本の四季」の作曲者でもある「常任」の早川正昭氏。
これも以前に書いたと思いますが、N響ハープ奏者で先日「N響アワー」でも出演されていた、早川りさ子さんのお父様です。実はりさ子さんのリサイタルが、5/2に山形の某所で行われることになっていて、私は予約してるのでそのパンフレットを持っていって早川先生にお見せしました。

12:30まで練習で、その間一人で新宿御苑をお散歩していた家内と新宿御苑大木土門目の前にある「ラ・ボエーム」というCafeで待ち合わせしてそこで食事もしました。
Cafe先日ブログで書いた通り、来年酒田フィルで「ラ・ボエーム」というフルオペラをやるので、ちょうどその勉強をしているところで(イタリア語の歌とか諸々)、店名に惹かれたのと、フルートリサイタルのある四谷区民ホールのすぐ近くだったから行ってみた訳です。
Dolce422このお店は、チェーン店のようですが、高い天井の店内は雰囲気も良くお料理もリーズナブルなお値段で気軽に食事を楽しめる、爽やかな感じの良いお店でした。
わざわざ東京に練習に出かけるから、何か興味を引きそうなイベントを探した結果、新宿御苑前という場所、時間限定で、いろいろなことを楽しんできました。
それにしても、ショッカー、凄かった。楽譜、買おう!

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コメント

「アンビデクストラナータ」=「アンビデクストル」+「ソナタ」という造語だと思います。
ちなみに「アンビデクストル」は両手利き。
まさしくですね!

投稿: ヤッコ | 2007.04.24 02:06

祝!

ショッカーさん。コンテンポラリーのような感じなのかな。牧神を連想してしまった。

そうか、大木戸門前のお店は「ラ・ボエーム」と言うのですね。御苑展示会時はいつも、「いつものお店・・」と言えば通じるので、名前気にしてなかったけど、いつでも安心して行けるお店です。新宿駅まで戻るなら、ベトナム・アリスが好きです。コリアンダー(香菜)が嫌いな方にもお勧めです。お好きな方はたっぷり盛って食べて下さい。

投稿: ふなゆすり | 2007.04.24 07:17

ヤッコさん、コメントありがとうございます!
お会いできて嬉しかったです。マスタークラス(上野君もリサイタルに来てましたね)はいかがでした?
「両手使い』の上に、喉まで使ってましたね。v(^^)

ふなゆすりさん、新宿御苑は「お庭」ですか?(^^)
大木土門のすぐ目の前にあるのは別のイタリアンです。「ラ・ボエーム」は正確に言うと、門の目の前ではなく、そこから新宿駅側に、そうですね30mくらいのところの角にあるガラスの大きなお店です。
実は、御苑は私はまだ未踏の地ですが、四谷区民センターホールは9階にあるので、上からよく見えました。広い原っぱのようなところもあるんですね。
これが、一大名(内藤家)の屋敷地だったんですね。

投稿: balaine | 2007.04.24 10:50

へええ。ショッカーさんってそんなパフォーマンスをされるかただったんですねえ。
シリンクスの3倍速ですか。想像つかない。

CDは持っていて、もちろん存じ上げておりますが、生はみたことありません。
今度機会あったら必ず行ってみます。

私はその前のフィリップ ベルノルドさんの演奏会には行きました。ショッカーさんとは正反対のすごく正統派な感じでした。今度自分が演奏する曲の勉強のためには、この方のCDを買いたいとおもいました。私、すぐ影響されて、アレンジされたものを聞くとわからなくなってしまうので。巨匠がやるとすばらしいけど、私がやると、fuefueさん、どうしたの?おかしいわよ。って先生に言われちゃうんですよね~。

私のオーケストラの定期演奏会も無事終わり、ブラ4は、まあ、大きな事故はなく、ソロは。。。するっと終わりました。もう少し、たっぷり歌いたかったなあ。

暖冬で、どうなることかと思っていましたが、ここへきて関東はまた寒いです。ストーブの灯油を買い足すべきか否か、たいへん迷うところです。

投稿: fuefue | 2007.04.25 21:58

fuefueさん、いつのまにか、ブラ4終わったんですか。
するっと、、、(笑)。
ネチネチと歌わずに、サラッと演奏するスタイルが好まれているようですよ。N響のK田さんもそんな風に仰ってました。
ショッカー、まあよく言えばアメリカ的です。ヨーロッパの人は、特にアカデミックな音楽関係者はどう受け取るのか聞いてみたいです。自分の作曲した曲を中心に演奏しているのだから、どういうスタイルだろうが他人からは批判されるものではありませんよね。

投稿: balaine | 2007.04.26 17:25

http://0ae3e004507462222416099c32a912be-t.vnbfzj.info 0ae3e004507462222416099c32a912be [url]http://0ae3e004507462222416099c32a912be-b1.vnbfzj.info[/url] [url=http://0ae3e004507462222416099c32a912be-b2.vnbfzj.info]0ae3e004507462222416099c32a912be[/url] [u]http://0ae3e004507462222416099c32a912be-b3.vnbfzj.info[/u] ea78825356eb351ec59c21491a3acee3

投稿: Gilbert | 2007.05.27 07:27

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