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2007.01.21

山響メンバーの木五

今日は、天童市にある天童市立美術館で『ベルク木管五重奏団』による「ミュージアムコンサート」に行ってきました。
木五といえば、私に一番なじみがあるのは、『アフラートゥス・クインテット』(あの、ホルンのバボちゃんのいる)ですが、この『ベルク、、、』は地元のオケ、そう山響のメンバーで構成されています。
フルート足達祥治、オーボエ竹谷 智、クラリネット牧 慎一、ファゴット鷲尾俊也、ホルン八木健史の5人。
天童市立美術館では、「吉野石膏コレクション 日本近代絵画名品展」をやっていて、横山大観、上村松園、東山魁夷、平山郁夫等の名画を鑑賞しました。
その美術館の一角に椅子を並べて約一時間の、基本的に無料(入館料のみ)のコンサートでした。
曲目としては、アーノルドの3シャンティーズ、モーツァルトのディヴェルティメント、日本の歌のメドレー、ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」メドレーでした。
木管五重奏(木五)には、そのための楽曲も結構あることはあるのですが、クラシック通でもなじみのない曲が多いと思います。私自身、木五やったことありますが、ホルスト(『惑星』で有名)の木五なんて、指導してくださったプロのクラリネット奏者も「聴いたことないのでどんな曲なのかわかりません、、、」と言っていた位です。
最初のアーノルドの曲は、「アフラートゥス」が4年前に余目(現庄内町)の「響ホール」でコンサートをしたときに演奏した曲なので知っていましたが、軽快なちょっとふざけた面白い曲です。作曲者のマルコム・アーノルドは、フルート協奏曲もひとつ作曲していて、いつか吹いてみたいと思って楽譜は持っているのですが、まだ実際吹いたことはないのです。映画音楽『戦場にかける橋』の作曲者と言えば「ああ!」と思う方も少なくないのではないでしょうか。
その他の3つは、もちろん「木五」用に編曲されたものです。どれも味があって素敵でした。

曲の合間の、オーボエの竹谷さんのMCもなかなかそのとぼけた(失礼!)雰囲気で和やかなコンサートになりました。私は竹谷さんからチケットを頂いていなかったら、このコンサートのことも知らずに終わっていたと思うのですが、どこで宣伝がいきわたったものか、美術館側が用意した80席の椅子では足らず、美術館の人が言うには美術館にある椅子をすべて出して130席用意しても立って聴いている方、二階の絵画展示場へ向かう階段の途中で聴いている人など、大盛況でした。
客席には山響コンサートでよく知っている顔もちらほら見ましたが、結構年配の、勝手な推測ながらあまり「木五」など知らないような方も多かったように思います。それを見越してか、曲の途中に、5種類の楽器の説明がありました。説明と共にちょっと音を聞かせるために演奏してくださった曲がまたおもしろかった。
Flの足達先生は、「山形の人にはちょっと有名な曲です」といって、ご自身がCFに演奏出演している地元企業の宣伝で吹いているテレマンのソナタをちょっと聴かせてくださって、「一部受け」していました。どんな曲かと言うと、
http://www.voiceblog.jp/balaine/159595.html
です。
オーボエの竹谷さんは、オーボエと言えばこれ、といってチャイコの「白鳥の湖」のあの有名なメロディーを美しく哀愁たっぷりに聴かせて、、、と最後は急に転調して「チャララ~ララ、チャラララララ~」というあのチャルメラの旋律で終わるという茶目っ気たっぷりなオチでしめてくれました。クラ、ファゴット、ホルンそれぞれ皆さん楽器の説明に小曲演奏と、なかなか普通のコンサートでは味わえない楽しい時間をいただきました。

木五というのは、それぞれに特徴を持つ5つの木管楽器(ホルンは厳密には金管ですが)が、その個性を主張しつつそれぞれに融和し、5つが溶け合ってさらに別の楽器がそこに存在するかのような錯覚に陥る大変面白いものだと思います。私自身は、一度しか経験したことがないので多くは語れませんが、やりだすとはまりそうな感じは受けます。
弦楽四重奏、五重奏だとチェロや場合によってはコントラバスなどの少し大きめの楽器がはいりますが、「木五」は一番大きくてもファゴット。これも分解して5,6個に分かれてケースに入るので片手で持って移動できる楽器です。バボちゃんなんか、いつもホルンを自転車通学の高校生よろしく背中にしょって軽快に移動していました。
フルート、クラ、オーボエはいずれもアタッシュケース一個程度の荷物で済みます。そんなことから、移動性の良さ、軽快さというのが「木五」にはあると思います。

「文翔館議場ホール」で時々行われる「山形弦楽四重奏団」やその他のアンサンブル、先日上山葉山温泉の「名月荘」ムーンライトコンサートで聴いた「山形チェンバーミュージシャンズ」の室内楽、そして本日の「木五」のミュージアムコンサート。
いずれも、山形に「山形交響楽団」があるからこそ、という音楽活動です。
こういった演奏に触れることのできる幸運を思いながら家路に着きました。
(いや、実は、昨日行った、自衛隊第6師団音楽隊コンサートで演奏された曲にちなんだお話があるのですが、それはまた明日以降ということで)。

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