飛行機雲
ユーミンの歌ではない。
東京日帰り出張の新幹線車内から見える、見事に晴れ渡った青空に幾筋かの飛行機雲が走っている。
今月、仕事で新幹線に乗るのは何回目なんだろう?9/30のOSCEを入れれば、週末3回目の東京日帰り出張だ。京都も新幹線往復だったので、山形新幹線と東海道新幹線にわければ今日の帰りを入れて一月に十回新幹線に乗ることになる。
今日も、慶應大学医学部で学会に関連した会議である。九州から会議に来る人に比べれば距離は近いが、出席者の中で時間は一番かかるだろう。
山形駅で発車前に隣のホームに入ってきた東京発の新幹線からは、旅行者と思われる出で立ちの人々がたくさん降りてきた。
山寺に行くのかな?
蔵王に紅葉とお釜を見に行くのだろうか?
いや、大石田の新そば祭りで蕎麦に舌鼓をうつのかも。
こんな行楽日和の美しい日に日帰り出張とは。
東京駅と信濃町を往復する以外時間の余裕もなく、銀座にぶらっともできない。
仕事なのだから仕方ない。
私がこの往復に「勿体ない感」を覚えるのは、出張旅費をセーブするため『土日きっぷ』をつかっているからた゛。
山形新幹線往復どころか、JR東日本の指定範囲なら土日48時間乗り放題。新幹線も含めて4回まで指定も取れるのだ。それでいて単純に山形ー東京を新幹線で往復する通常料金より安いのである。
夜遅く山形駅に戻ると自動改札を通したチケットがまた出てくる。
「あ、そうか!まだ使えるんだ。」
貧乏根性の私にはこのチケットをごみ箱に捨てることができない。
「誰か明日東京とか、新潟とか、信州に日帰り旅行したい人いないかな?安く売るのに。いやどうせ捨てるんだから、知り合いならタダであげるのに、、、」
いつも勿体ない気持ちを引きずりながら帰宅する東京日帰り出張である。
せめて車窓の景色と駅弁でも楽しまなくちゃ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
今の空の青も、シャープな飛行機雲も、半円の虹も、千本団子以上に持たないから、「見て!見て!」言いたくなります。
東京に行く車中、富士山見るのとても楽しみ。
きれいなお姿見えたら 手を合わせたくなりますもん。
隣の座席の人にも、新聞読んでるあの方その方にも、
『みなさ~ん、富士山ですよー』言いたくなります。
今より+5歳で、バリア取れて、言っちゃうかも。
投稿: リスペクト | 2006.10.29 21:36
リスペクトさん、
富士山はやはり凄いですよね。
10月初旬の日帰り東京出張のある日、山形新幹線が強風により1時間以上遅れました。
その為なのか、関東平野は雲がほとんどないくらい澄み切った青空。強風で雲もごみも飛ばされた?
宇都宮を過ぎてしばらくしたら、車窓右手遠くに山々の頂を大きく超えて綺麗な三角形の山が見えました?
「?、、、え?富士山?」
しばらく見ていましたが、大宮に近づいてきてようやく確信。昔、川越のはずれから西南西方向に素晴らしい富士を見たことを思いだしました。
あ〜、富士山だ。。。
一人で見ているのが勿体なくて、隣りに座った、孫を連れた老夫婦(とおぼしき)御婦人に、
「富士山、見えますよ、、、」と教えました。
兵庫県に戻る途中のその方は、
「え?富士山?大宮から????あら、本当!』
富士山は東海道新幹線から見えるものとばかり思っていらしたようです。
山形や庄内空港から大阪に飛ぶ時も、富士山は時々見えます。やはり素晴らしい山ですね。
投稿: balaine | 2006.10.30 19:54