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2006年9月

2006.09.30

OSCE参加中

今日は、東京は信濃町の慶應大学医学部に来ています。今は「北里講堂」で講義を拝聴中です。
ふー
OSCEとはObjective Structured Clinical Examinationの略で、日本では「オスキー」とよんでいます。
明治時代から、医学部では「知識を教え過ぎ」と言われていたそうです。言うまでもないことですが、知識は必要です。医学のような技能には理論的背景が必要です。
しかし、最近の医学部では理論、知識はもちろん、医師としての適性や技能(基本的診察法や簡単な皮膚縫合)も教えよう、それを評価して進級、卒業そして国家試験で評価しようという新しく大きな教育改革が始まっています。
評価の方法が公平で客観性の高いものになるように作られ検討され試行されているのが、「オスキー」という訳です。携帯からなので今日は中身は省略します。

オケや演奏会で遊んでばかりいるわけではなく、こういう公務も大学病院勤務医の仕事です。
旅費の援助があるだけ。休日を費やして公務に勤しむことになるのです。

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2006.09.29

アフラートゥス庄内公演

音楽の感想はゆっくり書くとして、記録の意味で記事を載せます。

本当に、またまた楽しい、幸せな時間でした。
日々の仕事のストレスは発散出来ましたが更に「ああ、音楽に浸れる時間がもっと欲しい、、、」というワガママな心がどんどん首をもたげて来ます。

Hibikirh1「実行委員」(だよね?)の一人として、アフラートゥスのメンバーのお世話をさせて頂きました。
その特権を利用して、リハーサルを聴きました。
その時の写真です。
向かって右から、クラのボイチェフ、ファゴットのオンジェ、ホルンのバボちゃん(ラデク)、

Hibikirh2上の写真では顔が隠れているので、バボちゃんの次が、オーボエのヤナ、そしてフルートのロマンです。
ここ『響ホール』は、残響1.9秒と長く、下手をすると音が混ざると言うか、自分の今出している音すらクリアに拾えない感じがします(彼らのリハの前に、一人でステージ上がってフルートを吹いてみました)。
彼らは、11日間で8公演したのですが、最初の東京の3公演は同じ「紀尾井ホール」なのですが、その後の5公演は全て違う場所、違うホールですので、公演の度に勝手が違うと思います。
最初はなんとなく上手く混ざりあっていないようで、結構discussionをしていました。


Romansignさて、演奏会の後、彼らのCD即売会とサイン会があり、地元のブラス関係やオケ関係、学生含め長蛇の列が出来ました。
21時半過ぎて解放された彼らを連れて、会場近くのJapanese Pub"Izakaya"でレセプションをしました。
まずはビールでしょう、ということで、日本慣れしているバボちゃんなどは、日本語で「Nama bi-ru desuka?(生ビールですか?)」とか「bin bi-ru mou ippon(瓶ビールもう一本)」などとちょっとオーダーまでしていました。
もっと弾けた写真もあるのですが、それはプライベート。
この写真は、レセプション後の2次会の席で、私のフルートケースにロマンからサインをもらっている所。
9/28は彼の4回目の結婚記念日だからホテルに戻ったら奥さんに電話しなくっちゃ、と笑顔のロマン。

Sazanka一次会では大勢だったので集合写真の前列(バボちゃん、オンジェ、わたしなど)はみんなで寝っ転がってふざけて写真に納まりましたが、二次会の最後は、今年1月プラハ訪問メンバーを中心に楽しい時間を過ごしました。
この時点で日付の変わった夜中の1時半頃。
結構みんな酔っぱらってます。「もう一件行こう!」などと言ってる人(R.B氏)もいました。
運転手となる為にアルコールを全く入れていなかった偉い方々もいらっしゃいますが。
(飲酒運転など、絶対!ダメ!ですよ!)

今日の午後東京に移動し、明日大阪の一公演を残すのみ。
彼らの安全な旅を祈ります。ロマンに、またプラハに来い!と言われてしまった。
人の命令はいつも素直に聞く僕。
再来年くらいに行けたらいいなぁ〜〜〜。。。

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2006.09.28

これです。。。

お約束(?)の『衝撃写真』でございます。
皆さん、本当に、交通事故には気をつけましょう。
悲惨な事故が毎日の様に起こっています。
人間が車というものに頼っている以上、交通事故と言うのは無くならないものだと思います。
「まさか、自分には、起こるはずがない、、、」
という保証などありません。
Zenson

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2006.09.22

神の息吹

タイトルは、8.1の記事「告知」に書いた、アフラートゥス・クインテットの、『アフラートゥス』の意味です。

いや〜、一ヶ月以上のご無沙汰です。
平日はもちろん、土日もいろんなイベントがあり、ブログ書く暇(=心の余裕)、まったくありません。
しかも、もう2週間以上前ですが、愛車が全損となる交通事故に遭ってしまいました。
フルートのミッシェル・デボスト先生を乗せ、ピアニストの上原彩子さんを乗せ、アフラートゥスのメンバー(フルートのロマン、オーボエのヤナ、クラのボイチェ)を乗せた、あの車はもう使えません。。。(;;)
雨の夜、帰宅中の夜21時過ぎ。
私は、青信号の直進車だったのですが、対向車線から無理して右折して来た(右折専用信号のある右折用レーンから曲がって来た)車を、急ブレーキとともに左にハンドル切ったのですが避けきれず、私の車の右側前方(丁度前輪当たり)とその車の正面が衝突し、私の車は交差点左奥の歩道にガードレールを倒して停まりました。
生まれて初めてエアバッグが開きました。あれ、白い粉が飛ぶんですね。。。

などと暢気なことを言ってはいられないのですが。
幸い、相手も私も軽傷で、更に歩行者も巻き込まず、それだけは神様に感謝しなければなりません。
両手の打撲、特に右の薬指の捻挫で数日は腫れと痛みがありましたが、事故の2日後には2件の手術を執刀しましたし、今はちょっとした腫れがありますが、まったく問題ありません。
まあ、起きてしまったことはもう仕方のないことですが、気をつけなくてはなりません。
自分が正しいと思っていても事故は起きます。
一時停止無視の車や赤信号無視の相手と交差点で衝突しても、過失割合で8:2とか9:1になるそうで、今回の事故も常識的には、相手が7〜8、私が3~2なのだそうです。
「(右折専用信号があるのだし、このタイミングでは)まさか右折して来ないだろう、、、」
という考えがあったことは事実です。
(心配すると行けないので親にも報告してなかったのですが、すみません、、、、)

さて、タイトルに戻ります。
今日から、東京で、ついに彼らのコンサートが始まります。
http://www.kajimotomusic.com/artist_jap/afflatus_quintet_2006_sch
来週の木曜には庄内でまた再会できます。
平成16年6月の庄内町(当時余目町)、同年11月の東京、横浜(サントリーホールとみなとみらい、そして西麻布の夜)、今年1月のプラハ(『芸術家の家』のスークホール)、そして今回と、彼らと親しく交わるのは4回目になります。
なにより、その演奏が凄いのですが、皆、本当に素朴で暖かく素晴らしい人達です。
先日、ベルフィルの「サマーコンサート」がTVで放映されていました。ダニエル・バレンボイム指揮、ピアノで素晴らしい演奏でした。モーツァルトのホルン協奏曲は、アフラートゥスのメンバーの一人である、天才ホルン奏者バボちゃん(ラデーク・バボラック)でした。
あんな凄い世界で活躍している人が、隣りでにこやかに、どちらかというと「ヘラヘラ」と言う感じで笑って一緒にビールを飲んでいたりすると、「あれ?なんで俺はここにいるんだろう?」なんて思ったりもします。
ベルフィル首席のバボちゃんだけでなく他の4人とも、全てチェコフィルなどで活躍している、クラシック音楽、オーケストラの世界では『雲の上の人』たちなんですが、チェコ人だからなのか、気取りがなくてとてもいい人達です。音楽家として尊敬し、友人として大切に思っています。
『敬愛』という、わたしの好きな言葉がぴったりの関係です。

お近くにコンサートがあって、時間のとれる方は、是非行って見て下さい。
「こんな世界があるんだ?!」と感動されると思います。

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