感動した!
昼食時に(昨日は宿直で、病院食の検食だったが、「楽しい雛祭り」のちらし寿司だった!)、医局談話室のテレビを観ていたら、荒川静香選手の事をやっていた。
オリンピックでの活躍を予測して、オリンピック直前に発行され、現在入手困難になっている、漫画『荒川静香物語』のこと、大学時代時給850円でファストフード店でバイトしていた事、しかもそこの店長もフィギュアの選手だとか長野五輪に出たとか全く知らなかった(しーちゃんが言わずに黙々と働いた?)こと、ファンサイトのこと、大好きなアイスクリームのこと、などなど取り上げられていたが、一番感動して不覚にも涙が出そうになったのは、お母さんのことだった。
フィギュアスケートの演技の後にファンが花を投げ入れるのは有名となっている(これも、実は日本で投げやすい花束を開発した花屋さんがいて、日本が初のものらしい)。荒川選手クラスになると、投げ入れられる花束も半端な数ではない。
よくチビッ子スケーターが出てきて花束を広い集めているシーンをテレビで見る。
そして集まった花は、楽屋というか控え室に届けられ、その後は処分されるのかな〜、と思っていた。
プレゼントした方だって、自分の花が選手の手に本当に届いているかどうかなんて分からないであろう。
ところが、荒川選手の母親は、驚いた事に、頂いた花を全部持って帰るのだそうだ。手で持って帰るのは大変なので、宅配便などで仙台の家まで送ると、時には花の送料だけ2万円もかかるのだと報道していた。
更に、その家に届いた花を全て自分の手でまた飾り付けているそうである。
驚いた。
普通、まあ、少し気に入った花を貰って、あとは欲しい人に分けて残ったものは捨てると思うでしょう。
届いた花を飾り付けるのに徹夜した事もあるというのだから、感心を通り越して驚嘆である。
あの母にしてこの娘あり、なんだなあ。
私もコンサートの時に花を頂く事がある。でも、知人からお祝いという形なので、多くたって4、5人である。メッセージが添えられていたりするので、捨てるには忍びなく、すべて車に積んで家に持ち帰る。そのままドライフラワーにしたものもあったが、引っ越しの時に申し訳ないけど捨ててしまった。
花を頂いて嬉しい、有り難い、という気持ちを母が態度で示せば、娘だって「私はトップ選手よ!」などという傲慢な態度など微塵もない、あの「しーちゃん」スマイルを振りまく素敵な女性になるのは頷ける。
彼女の「クールビューティ」たる所以は、素敵なお母様によって生まれているのだと思う。
感動した!(K首相風に)
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コメント
うわっ、すごい!
きっと、活けた後も愛情込めてお世話をしているのでしょうね。
花が少しでも長くもつようにと水を替えて、茎を洗って、切り戻して・・・、
本当に尊敬の念をこめて「お母さん」と呼べる方ですね。
そして、あまり表立って出てきませんが、お父さんも素晴らしい。信頼と愛情にあふれたよき家族ですね。
投稿: むかご | 2006.03.03 18:30
そうか、しーちゃんのような素敵な女性をつくるために、素敵なお母さんにならなきゃ、、、、ってもう遅い!!(爆) 我が娘はCHマルゴーの79年を売らずに確保してやがります。他は売っちゃってます。79年ボルドー飲み頃ピークは過ぎてるけど、これだけは手放さないそうです。誰と飲むのか知りません(笑)それにしても、balaineさん、よく知ってますね、79年生まれってこと。。。あはっ
投稿: @むーむー | 2006.03.03 23:36
むかごさん、@むーむーさん、コメントありがとうございます。
親、というのは、いろいろな意味でやはり大切なんですね。私も人の親なんですが、私の背中を見て育った子供はどうなりますか?ここ数年は背中も見せてませんし。
79年の事は、ほれ、そこさ書いてあったべ。
79年のロマネ・コンティだば30万からするらっしいのぉ。
57年で飲めるワイン、ありますか?
投稿: balaine | 2006.03.04 13:35
あははは、79年のことは、ああ、あそこですね(爆)
ロマネコンティは94年でも95年でも、それくらいか、もっとします。最近売ったのでは、94年ので38万円でした。(ロマネコンティは他の畑のと違って、ビンテージチャートは関係ないです。)
57年となると、コレクションの粋なので、うまいまずいは関係なく、探せばあると思います。
もし、おいしいとなると、かなり値段は張りますね。それだけ、長期間熟成に耐えるということですから。
私はよくわからないので、myブログのトップに貼ってある「わいんやさん」でお聞きください。
投稿: @むーむー | 2006.03.04 14:10