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2005.12.15

旧暦の話しですが

 11/8の本ブログ「置賜の歴史編、その1」に書いた、吉良義央と上杉のことである。伝聞上は旧暦の12月14日、本当は深夜から明け方の話しなので12月15日のことだから今日になるのだが、実は元禄15年12月14日は現代太陽暦では1月30日らしい。だから江戸でも雪が降っていたのか(雪が本当に降ったかどうかはしらない)。
『時は元禄15年、、、』の「忠臣蔵」である。
 そう、11/8に書いたように、吉良上野介は米沢上杉藩第4代藩主綱憲の実父で、第9代藩主名君鷹山公の実のおばあちゃんのおじいちゃんにあたる(鷹山公の祖母が綱憲の娘ということ)。だから、米沢を含むこの地方ではこの時期に「忠臣蔵」なんて言葉は耳にしないし目にもしない。昨日、NHKで四十七士に入らず家族を守る道を選んで武士を捨てた人の事を取り上げていた。そう、赤穂藩浅野家取り潰しの後、苦労をした人はもっと大勢いいるのである。
 私も、物事を知らない小中学生の頃は、テレビで赤穂浪士のドラマをやっていると、結果はわかっているのに大石内蔵助に与する気持ちになり「悪人吉良上野介」と思い込んでいたものである。浅野内匠頭が我を忘れて殿中で斬り掛かるような原因を吉良が本当に作ったのかも知れないが、よく考えてみれば内匠頭の短慮は明白で、刃傷御法度を破った悪人は内匠頭なのである。しかし、「忠臣蔵」以降、民衆は赤穂浪士=忠義の志士、吉良=悪者という図式を作り上げてしまっており、テレビドラマもその流れで作らなければ視聴率も取れないのであろう。
 赤穂浪士にしても、忠義の志士などではなく、天下の法を無視し武士としての「一分」を立てるための自己満足の行為であったとの見方もある。討ち入りは忠義にもとづくものではなく、江戸幕府への抗議であり、「かぶき者」として無頼の心性に根ざしたものとの考証もある。
 はたして本当の、真実を伝えているものは無いのだろうか?
 だいたい、旧暦の12/14だからといって、現代の12/14やその前後に赤穂浪士や忠臣蔵の事をマスコミが取り上げる事もおかしな話しだと思う。1月30日にやればいいのではないか?「第九」と同じように、年末の恒例行事のようになっていはしないか?
 おそらく、赤穂の地元、兵庫県や赤穂市あたりでは、昨日今日は忠臣蔵のお祭りだろう。N響練習場近くの泉岳寺では、毎年新暦12/14に義士祭をやっているという。昨日も内匠頭そして内蔵助以下45(?)名のお墓を清めお祭りをしたのであろう。私を捨て公、大義のため献身働く事を奨励するのは悪くないが、曲解すれば戦前戦中の「お国のために」とか「欲しがりません、勝つまでは」みたいなことにならないかと懸念するのはあまりに心配性過ぎるだろうか。助命せずに切腹を命じたがために、忠義の志士として祀られる事になった四十七(六?)の赤穂浪士は今の祭りやドラマをどのように観るのだろうか?

 今や置賜の人である私は、忠臣蔵を観たとしても冷ややかな目でみるであろう。短慮が故に家臣一族郎党に多大な苦労をさせたバ○殿内匠頭、御家再興が真意ながら果たせなかったら天下の法をおかして時の政権にたてついた内蔵助始めとする浪人武士、そしてこういう混乱を招く元を作った、ときの将軍綱吉や柳沢吉保を始めとする幕閣の人間。地元では名君とされているが、実際はどうだったのか、旗本高家の鼻持ちならない態度で内匠頭をいじめたのか?義央。ま〜、時は「封建時代」なのである。

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