天候は小康状態
です。
昨日はよく降りました。結局、車で帰れました。時間がたつと結構すいすい車も動いていました。
でも、帰る前に、駐車場から車を出すのに少し苦労。(左下の写真)
隣りの車はワゴン車、っていうのがわかるだけ。奥に病院の窓の明かりが見えていますが、降っている雪の粒の大きさにご注目!
膝まである長靴でも足らないくらい雪が積もっていました。連日の雪でニュースで発表しているよりも実際に積もっている量は多いと思います。駐車してある車の周りを歩くと長靴の高さを超えて雪が靴の中に入って来るとは想像もしていませんでした。車に積もった雪をはいても、今度は「出られるのか?」という心配がありましたが、他の車が来ていない事を確認して勢いで出しました。
今日は、昨日の夜、急患室に来れなかった患者さんも合わせてセンターはごった返しています。ここから車で30分程離れた山奥の方面にある病院に夜中に入院していた脳梗塞の患者が搬入されて来て、当科で入院治療する事になりました。紹介して来た病院には脳外科も神経内科もないのですが、昨晩の雪では仕方なかったのでしょう。
長○茂○氏と同じ様な、心房細動を持つ患者さんで心源性塞栓症と考えられます。今朝のCTでは、既に2カ所の脳梗塞巣(2カ所とも左中大脳動脈領域の前頭部と頭頂部)が淡く黒くなっています。脳卒中、特に脳梗塞の治療開始は、Time is money.で一分を争って欲しいのですが、交通事情で来れない場合はどうしようもないですね。一般内科医が脳卒中、特に脳梗塞を診れるようにならないと(診るだけではなく、もちろん治療も)、これkら高齢化社会、欧米型食生活でますます脳梗塞が増えるはずですから、これを全部脳外科医が診ていた診療が成り立たなくなる可能性もあります。90才ならまだいい方、100才の脳梗塞患者を「脳卒中」だから脳外科、という単純な振り分けは見直す必要があると思います。
さあ、早く帰って笛の練習しなくっちゃ。
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