会議
どこの世界、組織でも、人間の集合体がうまく機能するためには情報の有機的な共有が必要である。いわゆる「ホウ・レン・ソウ」である。そして組織をきちんと運営するためには「会議」が必要である。医者にも例外ではない。医者は一心不乱に医療だけに身を投じていれば良いという訳ではない。
「病院運営会議」「経営改善会議」「薬事委員会」「保険診療委員会」「第一診療部会議」「連絡調整会議」「集中治療室運営委員会」。。。今思いつくだけでも最低これくらいの会議には出ている。その他に来年度の電子カルテ導入に向けての小委員会とか分科会とか様々にある。
どの会議にも出席しなくても日常の診療に大きな影響は無い。しかし病院に勤務する者の一人として、今病院がどういう立場にありこれからどこへ向かって行くのかを大所高所に立って知っておく必要はあるし、何らかの機会を見つけては「脳神経外科」の立場としての主張や要求というのもしなければならない。これもこの病院で、ここの脳神経外科で治療を受ける患者のためである。
今日は、病棟をかけずり回り、下の先生が宿直で17時からとられるため様々なことを行って(診療上のことではあるが、全部の病棟を回診した上で、点滴指示、処置、CV route刺し替え、動脈ライン固定のし直し、レントゲン写真のオーダー、手術創の消毒、抜糸、気管切開部のカニューレの交換、紹介状、2名の患者の家族への説明、手術の同意書、脳血管撮影の同意書)、その後、会議であった。
夜は病院管理部門を中心とした会(すなわち飲み会)である。今日は、「脳卒中登録」は一人も打ち込めなかった。明日だ。
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コメント
今日は4週間ぶりの母の外来受診日でした。
病院に入ってびっくり! スタッフが待ち構えていて次々と人を誘導している。
7月1日付で電子カルテ化され、システムが一変、患者はまごまご、スタッフはてんやわんやといった感じなのでした。
第3次救命救急病院としては遅すぎるくらいのオンライン化でしたが、これにより院内における情報の共有のみならず、近所のクリニックとの情報の共有も可能になりました。
一時デジタルディバイドという言葉が聞かれましたが、年を取ってもこういう変化について行ける年寄りになりたいと思った一日でした。
投稿: ムンテラ | 2005.07.05 20:07
こんばんは~。さて、私は誰でしょう??
あっ、そういえば、三月の記事に誕生日のことをさりげなく書いてくれてありがとうです(←ヒント)
私は只今課題rush☆
今もネットで資料探しです。眠いよ~。でも今日は久々に先生について、しっかりしたバイオリンのレッスンを受けれたので満足なのでした。
と、いうわけで、とりあえず今日はこの辺で。
落ちついたらまた来ます~。
投稿: クロイチゴ | 2005.07.06 00:08
ムンテラさん、コンピュータなどに限らず進化・変化することについて行くためには、「好奇心」と「若い心」が必要です。「わからない」「いらない」「しらない」と考えた瞬間から退化が始まります。養老氏の書かれた「バカの壁」と同じようなことだと思います。インターネットも携帯電話も無くても生活は出来ますが、うちの親(70後半から80)にも取り組んでもらっていますよ。
クロイチゴ?黒い稚児?(プッ!)
もしかして、raspberryって日本語だと黒イチゴになるのか?
どうぞいつでもいらっしゃ〜〜い!
投稿: balaine | 2005.07.06 09:17