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2005.07.08

Anniversary

 今日は、ある患者さんの手術後丸1周年だった。一年前の今日、左の大きな(長径40mm位)の聴神経腫瘍の手術をした。術後左の顔面神経麻痺と嚥下障害が出現した。術前から左三叉神経障害も出ていたので術後に左の顔面のしびれも残った。
 一年経った今日、患者さんの顔を見ただけではどちらを手術したかわからない。顔面筋を動かしてみて注意深く観察しても、「あれ?手術したのは左でしたっけ?」というくらいになっている。自覚的には、まだ左の頬あたりが少し感覚が鈍く軽くしびれているが、ふらつきもむせもなく元気に暮らしている。腫瘍は内耳道内に残存しているため外来MRIで経過観察中であり、大きくなってきたらガンマナイフに紹介予定である。
 その患者さんが、診察が終わって次回の予約を確認したところ、「先生、これ、ほんと恥ずかしいものだけど、、、」と小さな包みを渡そうとする。「手術後一年の記念のお礼ということで、、、」という。
 基本的に患者さんからお礼はうけとってはいないが、手作りの包みであったので、ありがたく頂戴した。中に手紙が入っていて、手術、その後の治療に対する感謝の言葉とともに、「確か、去年、手術後に先生の誕生日は「納豆の日」と聞いて記憶があるので、お誕生日にプレゼントとしては恥ずかしいけれど」と書かれて小さな風鈴が入っていた。プレゼントもうれしいけれど、手紙とその内容。私の誕生日を、手術後の混乱した状態、特に顔面が麻痺してパニックになっている状態で覚えていてくれた事に少し胸が熱くなる思いをした。
ーー
 昨日のギターフェスタプレコンサート。池田慎司という新進気鋭のギタリスト。これまで、アタナス・ウルグズノフ、ボリス・ガケール、マーティン・フォーゲルという、いずれも外国の気鋭の若手ギタリストがやってきた。皆素晴らしい演奏を聴かせてくれたが、私は昨日の池田氏が一番良かったと思う。好き嫌いの問題もあるかも知れないが、なかなかハンサムで負けん気の強そうな顔にも見えるのに、話しをすると腰が低くとても謙虚でさわやか。しかし、感心したのはその音色とテクニックである。日本人だから、私と同じ九州出身だから(小倉だそうだ)という身びいきではなく、今までの3人と比べても遜色ないどころか、彼が一番上手いのではないかと感じた。
 思わずCDを買って、サインまでもらってしまった。"Brazil"というタイトルのそのCD、おすすめである。
「ブラジルの水彩画」「フェリシダージ」「エスペランザ」などおなじみの曲が入っている。
 早速帰りの車の中で聴いた。演奏自体は先ほど聴いたばかりのライブの方が良かったように思った。こういう「ノリの良い」音楽はライブの方がいいだろう。聴くほうも乗るし、演奏する方も更にのせられる。でもCDでも十分に彼の凄さは表れているし、聴いていて楽しくなる。まだ28才だそうだ。これからが楽しみなギタリストである。
 福岡から一緒について来た所属会社社長とマネージャー(もしかすると社長の奥さん?)と、私が福岡生まれである話しで少し盛り上がってしまった。奥さん(?)は、なんと私の母と同じ宮崎は日向の出身で、お母様の旧姓が私と同じであった。宮崎には多い名前であるが、え〜もしかして親類かも?などと盛り上がってしまった。「母は日向で、父は延岡なんですよ」というローカルな話しを東北の片田舎でする事になるとは、彼らも驚いていたようだった。
 いずれにしろ、ギタリスト池田慎司、この名前は覚えておいた方が良い。

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