連休後半へ突入
昨日は回診、ムンテラ、中心静脈栄養カテーテル挿入などの仕事に加え、レセプト処理を少しこなした。
昨日今日と二日間緊急入院はない。頭を打った子供のCTを撮ったら骨折が疑われるということで救急外来に呼ばれた。確かにbone imageでヒビが疑われるが違うようである。単純頭部X線写真を撮って確認するとやはり骨折ではなかった。
術後の患者さんは皆落ち着いており、一昨日オペしたクモ膜下出血の患者さんも食事を開始した。先週オペした患者さんも抜糸できた。
月始めなのでレセプトが外来と病棟に届けられている。これがまた面倒な仕事である。ちゃんと書いたつもりでも高額医療の場合はまるで始めから減額ありき、のような査定が帰ってくる事がよくある。まったく頭にくるのだ。例えば破裂脳動脈瘤と未破裂脳動脈瘤があり、まず破裂脳動脈瘤の手術と脳室ドレナージを行い、3週後に反対側の未破裂瘤の根治術を行った患者。一ヶ月内に二つの大きな脳の手術をすれば医療費がたくさんかかるのは当然である。そこからどれだけ減額するか、が保険審査員の仕事。しかし、二週間の脳室ドレナージ中に菌交替現象を考慮して最初の一週間と次の一週間で使用する抗生物質を変えて治療したところ、初めの一週間の抗生物質が全部削られた。2回の手術両方で同様に使用したフィブリン糊製剤。硬膜閉鎖時に脳脊髄液の漏出を防ぐため使っている。これが2回目の未破裂瘤の手術分だけ減額査定されている。一回目の手術では使用を認めているのだ。査定した根拠が全くわからない。
よくわからないが、目につく高い薬を削ることが目的であって内容なんか見ていないとしか思えない。一生懸命治療に当たっている医師をばかにしているとしか思えない。真面目に仕事をしているとはとても考えられない!担当した保険審査委員に直接会ってイヤミの一つや二つ言ってやりたくなる。一点も削らせないようきついコメント書いて再審査請求した。こういう、あえて言うなら、無駄な仕事までやらなくてはならない。しかも事務処理が優先で締切りがあるので、我々は夜中か休みの日にやらなければならない。それを当然としているような体制はどうやったら変えられるのだろう。
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コメント
連休後半へ突入。そして発表会へのカウントダウンも開始・・。パタパタと頑張れ~(^^)
投稿: 恵太 | 2005.05.05 01:43
恵太さん、コメントありがとうございます。
演奏に関しては、パタパタはしたくありませんね~。(^^)
たっぷりロマンティックに歌いたいと思います。
投稿: balaine | 2005.05.06 21:59