« こころとからだ | トップページ | 多発脳動脈瘤 »

2005.01.10

小脳出血

ope1小脳出血の患者さんが亡くなられた。
「小さい」脳出血ではなく、「小脳」の大出血である。
小脳という部分は、後ろ頭の下の方にあって、ちょうど耳と耳の間を含む「後頭蓋窩(こうずがいか)」と言う部分に収まっている。大脳の5分の1くらいあるかどうかという文字通り「小さい」脳である。
人間として記憶したり笑ったり怒ったり考えたりという機能は、ここにはない。
動物としてバランスをとったり運動をうまく行ったり(巧緻性という)繰り返し練習すると「体で覚える」というのがここ小脳の機能の大きなものである。
この小脳の前方にぴったり接して(というよりくっついて神経繊維の密な連絡がある)「脳幹」という部分がある。
大脳を分厚い椎茸の「かさ」のぶぶんとすれば、脳幹は「軸」の部分にあたる。
ここには意識、眼球などの動き、血圧、呼吸を司る神経が集まっており、脳と脊髄そして末梢神経をつなぐすべての神経繊維が通っている。

小脳に出血すると、当然小脳が壊れる。後頭蓋窩という箱の中に入った小脳が腫れて前方にある脳幹を圧迫する。そのために出血してもいないのに脳幹の障害が起こる。その司る機能が低下する。
よって、意識がなくなり、目が動かなくなり、対光反射がなくなり、血圧が下がり、呼吸が停まる。治療しなければすぐ「死」である。呼吸が停止したような状態では、どんなに手を尽くしても助けられる事は少ない。

それを救うために我々の「大」緊急手術を行う。しかし時には合併症や出血の酷さのために手術も出来ない事がある。今日もまた己の無力を感じた。

|

« こころとからだ | トップページ | 多発脳動脈瘤 »

コメント

ブログ読ませていただきました。小脳出血についてよく解りました。先日、祖父が小脳出血で亡くなりました。19:00頃めまい、19:30頃嘔吐、20:30大きな鼾と意識障害、21:30救急車で病院へ搬送といった流れで、病院に着いたときには小脳の大部分(1/3程)に出血見られました。医者からは、延命の有無について決断を迫られました。医者いわく、「瞳孔の反応、手足の反応はまったく無い、呼吸も弱い状態であり、手術して助かる可能性は5%程で、助かったとしても植物状態である。自分の親だったら手術、延命はしない。」とのことであった。短い時間で重大な決断を迫られ、何とか助かってほしいという思いは強かったものの、医者の「自分の親だったら・・・」の一言で延命はしないという決断をしました。今思えば、助かる可能性は5%に賭けてみてもよかったかもしれないと葛藤しております。

投稿: 佐藤弘三 | 2008.07.01 06:51

佐藤弘三様、コメントありがとうございます。
検索でいらしたのでしょうか?3年半前の記事にようこそ!
お爺さまを小脳出血でなくされたとの事、お悔やみ申し上げます。脳卒中は「前触れ」もなく突然来る事が多く、高血圧などの生活習慣病を予防する、治すという以外には有効な手だては少ないのが現実です。
19時のめまい発症時、遅くとも19:30の嘔吐時に救急車を呼んでいれば、あるいは命は救えたかもしれません。なぜめまいから病院搬送まで2時間半もかかっているのでしょうか。
医者側としては、どうして患者さんがすぐ病院に来ないのか、まだまだ啓蒙が足らないのでしょう、それにしても遅すぎる人が後を絶ちません。19時の時点で既に出血していたはずですから、すぐに病院に来て頂ければ血圧管理だけで手術が必要のない脳出血だって多いのです。
手術をしなかった事を後悔していらっしゃるようですが、意識障害、呼吸障害の出現した時点(つまり20:30時点)でなら救命の可能性がありますが、瞳孔が光に無反応になった段階での救命は5%もないと思います。
脳卒中の治療ガイドラインでは手術の対象にならないと思います。年齢が若く、家族が強く望む場合は一縷の望みにかけると言うこともあり得ませうが、常識的には手術は行わない状態と思いますよ。

投稿: balaine | 2008.07.01 13:23

保険関係の仕事をしております。

質問させていただいてよろしいでしょうか・・・

転倒により、首の後ろを打ったために小脳出血が発症する可能性はどれ位でしょうか?

首の後ろ、もしくは後頭部を打撲しても小脳出血にはならないと思うのですが・・・

又、小脳出血の場合、すぐにめまい、吐き気の症状が表れるのでしょうか。

小脳出血について検索中にこちらのブログを見つけました。

稚拙な質問で申し訳ありません。

よろしくお願い致します。

投稿: ぷう | 2008.09.15 20:56

ぷうさん、後頭部を打撲して小脳出血が発症する可能性はあります。高血圧性以外には、脳動静脈奇形のほかに外傷も原因となり得ます。
「どれ位?」とは頻度を聞いているのか、絶対数を聞いているのでしょうか?(いずれにしろわかりませんが)
「、、、しても小脳出血にはならないと思うのですが」とはどういう根拠でおっしゃっているのでしょうか。なによりも保険関係の仕事をしている方に、安易に回答はできない気がしますよ。

投稿: balaine | 2008.09.15 21:49

ぷうさん、後頭部を打撲して小脳出血が発症する可能性はあります。高血圧性以外には、脳動静脈奇形のほかに外傷も原因となり得ます。
「どれ位?」とは頻度を聞いているのか、絶対数を聞いているのでしょうか?(いずれにしろわかりませんが)
「、、、しても小脳出血にはならないと思うのですが」とはどういう根拠でおっしゃっているのでしょうか。なによりも保険関係の仕事をしている方に、安易に回答はできない気がしますよ。

投稿: balaine | 2008.09.15 21:49

小脳出血について知りたく、ブログ、コメントなど読ませていただきました。ありがとうございました。
先月 父が小脳出血で亡くなりました。父は病気で寝込んだり、入院したりということがなく、健康診断でも血圧が少し高いだけでその他は何の問題もないと診断されていました。昼食までは普段のままの生活。昼過ぎに頭痛と吐き気で倒れ、十数分後には鼾。そして意識を失い、救急車が到着したときは、手足の反応がない状態だったそうです。医師からは、手術をして奇跡的にたすかったとしても植物状態だと言われたそうです。
今、思えば少し血圧が高いという健康診断の結果にもう少し家族全員が敏感になっていれば、、、と悔やまれます。
元気だった父があっというまに逝ってしまい、「元気」って「病気」より「死」に近かいところにあるような変な気持ちになっています。

投稿: まちかど | 2008.12.09 21:54

まちかどさん、コメントありがとうございます。
お父様は本当にお気の毒でした。
倒れて十数分後に鼾呼吸(おそらく昏睡)であれば、現在の医療レベルでどんな手を尽くしてもおそらく救えなかったのでしょう。手術をしてもお助け出来る確率は「0」に近かったと思われます。高齢者で脳に萎縮があって隙間が広い場合は多少時間的余裕もありますが、中年以下の萎縮のない脳であると、出血したらその量だけ脳が壊れるとともに正常の部分が圧迫されてしまうのです。
ご冥福をお祈り申し上げます。。。

投稿: balaine | 2008.12.10 10:02

こんにちは、Minaと申します。お聞きしたいことがあります。
先日父が倒れました。倒れた日はCTから脳梗塞だろうと診断され血流を良くする薬を1週間投薬されていました。年末だったため、MRIがとれず確定診断ではありませんでした。
しかし病状は、医師の説明とは逆に日に日に悪くなる一方でした。後日、別の医師が入院時のCTと数日後に撮ったMRIを見たところ入院時から小脳で出血していたことが判明しました。
脳梗塞の薬が、脳出血を悪化させていたようです。今は、もはや、脳幹が圧迫され命が危ないとのことです。私としては、1週間も脳梗塞の薬を投薬し続けて出血を悪化させた医師が許せません。
このようなことはよくあることなのでしょうか?

投稿: Mina | 2009.01.07 04:01

Minaさん、大変御心配なことでしょう。心中お察し申し上げます。
ただ、申し訳ありませんが、このブログは「医療相談」のために開設している訳ではありませんので、ご質問の内容にはお答えできません。
一つ言っておきたいのは、皆さん、現代医療が万能と思っていらっしゃる節がありますが、医療は不完全な物だと言う事をご理解下さい。CT、MRIと言ったって、何年前のどういう機種なのかで全く違います。私事ですが、8年前に母親が横浜市内のCTもMRIもある病院で「くも膜下出血」を見逃されました。患者の息子が脳外科医だと知っていて、院長が元大学脳外科教授だったような病院で診断できなかったのです。後で写真を見せられて愕然としました。古い機種なので写りが悪くて見落とした事を必ずしも責められないような写真でした。
8年前の携帯のカメラと最新の携帯では比較にならない画質ですよね?といって、一台数億円もするCTやMRIを携帯の機種変のようにコロコロ変える事は病院経営上不可能で、およそ10年に1回の更新が普通でしょう。
なかには同じものを15年とか使っている病院もあります。
これも、無理な医療費抑制で病院が儲けられなくなっている事の弊害の一つです。「救急医療の崩壊」と根っ子は同じところにあると思います。

それから、小脳というのは後頭蓋といって厚い骨に囲まれているところなので、CTでは診断が不正確になることもあります。
「このようなことはよくあることなのでしょうか?」というご質問も、そのCTを見せて頂かなくては何とも言えません。最初はやはり「梗塞」で、詰まった血管が血流を良くする薬の投与で再開通して、その結果「出血性梗塞」というのを起こした可能性もあります(つまり2番目の医師の説明も正しいとは限らない)。
なによりも残念なのは、休日にMRIが撮れないような体制の病院に脳卒中の患者さんが運び込まれた事です。ち脳卒中を診る脳外科医がいる病院なら、脳血管撮影まで考えたのではないかと思います。

投稿: balaine | 2009.01.07 09:01

私自身、小脳出血で倒れましたので、「そういうことだったんだ」との思いで読まさせていただきました。

わたしの場合は開頭手術には至らず、直前で止まりました。

救急車で搬入されたさい、医師が焦っていたのを、よく覚えています。

投稿: shige | 2009.01.23 17:13

shigeさん、コメントありがとうございます!
「小さな」小脳出血だったのですね。不幸中の幸い、と言っていいのか。後遺症は残らなかったのでしょうか。
ブログ記事、興味深く拝見しました。
同じデザインの背景を使っていらっしゃるし、「日本の」というところが面白いです。

投稿: balaine | 2009.01.24 16:01

ほんとに、ブログのデザインが同じなことにまず共感しました。
「小脳出血」で検索し、読まさせていただきました。

残念ながら身体的には平衡機能障害が残っています。酒も呑まないのに酔ったように揺れます。安上がりにできています。

でも、うれしいことに、昨年はじめくらいからキーボードを使えるようになりました。
ココログで記事をまとめ始めたのは、その成果ですね。

自分にとってブログは、脳活動と身体機能のリハビリの意味が強いです。反面、コミュニケーション力は弱いようです。済みません。

投稿: shige | 2009.01.24 18:56

shigeさん、小脳には平衡機能と共に巧緻運動など楽器演奏に重要な機能がありますが、ものを考える、記憶する、感情をコントロールするなどの人間が人間らしくあるための機能は「大脳」にあるため、そういう障害は出ません。
そういう意味では不幸中の幸いですね。
しかも、大脳に比べて発生学的にはやや下等な小脳(より動物的と言えば良いでしょうか)は、軽い障害の場合は他の部分が代償してくれて見かけ上昇上が軽くなる事が多いようです。小脳近傍の脳腫瘍の手術時にやむを得ず小脳を傷つけてしまったり、一部切除してもなんの後遺症もでないと言う事は脳外科医ならよく経験する事です。
ブログ、たしかにリハビリに良いでしょうね。
どうぞ今後も頑張って下さい!

投稿: balaine | 2009.01.25 18:57

こんにちわ 主人(51才)が 昨年10月末に 小脳出血で倒れ 脳動脈奇形の手術をうけ リハビリ病院に転院、 合計80日入院し 1月15日に退院してきました。医師にも言われた通りの 後遺症が 平衡感覚にでまして 目の疲れ、頭痛による吐き気に 悩まされています。運転は医師にも 運転試験場にも 許可をもらい 運転しています。生活の為に 今週から仕事を少し始めてみましたが 集中したり緊張したり また 1日中起き上がっていることにより ひどい頭痛で 吐いてしまいます。          我慢して続ければ 良くなってくるものなのでしょうか? 慣れるまでは 長い時間がかかるのは 仕方がないと思いますが いちいち 脳外科の先生に相談するわけにもいかず 自己判断もできず 悩んでいます。  毎日吐き続けていると 体力も落ちてきてしまうし どうしてあげたらいいのか。。。 

投稿: sayuri | 2009.02.08 11:52

sayuri様、大変お困りの様子、お察し致します。
このコメント欄で全てをお答えできる訳ではありませんし、もとより「医療相談」のブログではありません。
御主人を実際に診察したりMRIを拝見しないでいい加減な事は言えませんが、小脳と言う脳は比較的原始的な部分なので、後遺症が残ってもかなり回復する期待は持てます。
ただ「平衡感覚」と言っている症状が、平衡神経と小脳系の問題ばかりではなく、眼球運動系にも出ているとすればなかなか難しいかもしれません。身体の位置を動かす時に「視覚情報」をなるべく遮って(目をつむるなど)みても改善はないでしょうか?
生命を落としても不思議ではない小脳のAVMによる出血で3ヶ月少しで車も運転し、仕事にも戻れるようになったという状態は、むしろ不幸中の幸いと喜ぶべき回復です。若いのですから、これから半年〜1年くらいはまだ症状の回復も期待できると思いますので、一緒に頑張って下さい。

投稿: balaine | 2009.02.08 12:33

ありがとうございます。とにかくめまいがひどいようなので 病院にかかるにしても 手術をして頂いた病院は 急性期の病院で 担当医はいい先生なのですが 週に1日午前中しか外来がなく 気軽に相談に行けないのです。次の診察は3月で それまで我慢して生活したほうがいいのか 近くの病院に初診でかかったほうがいいのか。。。 その場合は紹介状があった方がいいのか。。。 症状を緩和するお薬があれば 持っていた方がいいとおもうのです。今は痛み止めしか ありません。すみません。医療相談ではないと言われてるのに こんなことばかりで。。。 

投稿: sayuri | 2009.02.08 14:27

sayuriさん、担当の先生の外来が週に1日午前中だけというのは、毎日外来をやっている診療所医師からみると「大学病院の偉い先生」のようですね。
その先生だけが脳外科医ではないのですから心配なら外来にかかって聞くべきです。遠慮していては何も始まりません。ネットで無料で気安く(?)聞ける私には面識もないのに質問していらっしゃるのですから、主治医に聞かないというのはおかしいのでは?
執刀医であれば、自分が手術した患者さんのその後に責任を持つと思います。その先生に、外来日でなくても、予約日でなくても聞くようまずは努力してみてください。
気を悪くされないように申し上げますが、医師によるアドバイスは医療行為であり本来無償の行為ではありません。心配ならまず主治医に、主治医、担当医が駄目なら同僚の医師に外来受診して聞くべきだと思います。

投稿: balaine | 2009.02.09 16:55

はじめまして
よろしくお願いします

19日の夜 突然 母が倒れました
小脳出血とのことでした
健康診断も定期的に受け、特別異常なもなく
すごしておりました
あまりにも突然のことで まだ夢のようです
説明を受けた時点で大出血で手術は不可能とのこと
数時間でしょうと言われ身内一同集めました
今日で一週間経ちました
意識はありませんが 両手足の指が動き
次に両腕を動かしたもありもしました
現在 最大の治療で 心拍数90前後
血圧 90/50位が続いています
時々微熱はあります
意識が戻る可能性はないのでしょうか

投稿: chibu | 2009.06.26 09:46

chibu様、コメントありがとうございます。
「母」というだけで、年齢や合併症の有無などの背景が不明ですし、状態がわかりませんのでコメントできません。
血圧も「降圧剤」を使って90なのか、昇圧剤を使って90なのか、挿管されて人工呼吸中なのか、脳幹の機能(対光反射などはあるのか)によっても全然考え方が変わります。
意識が戻る可能性は、脳幹機能が可逆的な機能不全になっているだけであれば、あるとは思います。
人工呼吸状態で脳幹の機能が失われて1週間になるのであればかなり厳しい状態と言わざるを得ません。
主治医によく聞いてみて下さい。

投稿: balaine | 2009.06.26 13:08

お忙しいのに ありがとうございます。
母は15年生まれの68歳です。
人工呼吸器によっての数値です。
光への反応は運ばれて以来ありません。
主治医からの説明はあり 一般的には一週間でしょう とは言われました。
あまりにも突然のことで 複雑な気持ちです。
数時間と言われ 一週間が経ちます。
とても ありがたく思っております。
ただ、なんとか意識が戻ってくれないかと願わずにはいられません。
このページを見つけ 奇跡を見つけられたらと思いました。

投稿: chibu | 2009.06.26 16:26

お邪魔します。

私は、まる4年前、小脳出血で緊急搬送されました。


1/26、寒い日なのに、車を洗いました。

不摂生から、体重90kg
BPが上、235下が185だったそうです。
めちゃめちゃですね。

自業自得で、他人に迷惑をかけてはなりません。

頭全体の痛みと、めまい。

寒さと、尿意を訴えつづけ、病院着後、
ただちに、降圧処置と、CT、MRI、

小脳全体広範に出血を認めることになり
家族に告知。

終始、意識は、清明で、今と同じ、普段と同じ。

開頭せず、ひたすら、安静?と、降圧のみ。

2週間の入院で、退院。

その間、自分で甘い、リハビリ?をしました。

一切、何もなし。奇跡。

現在、バスケットボールし、ゴールにジャンプしてぶらさがることができ、
トリッキーなドリブルも、左右で出来ます。

見た目は、54才の、バカ元気なオヤジです。

特に、後遺症のないのは、

入院当初、ICUで、婦長から、『寝るな!、寝たら、回線?、リレー?が切れて後遺症が出るぞ!、寝るな!』、と、言われて、

でも、あったかいので、すぐ、寝ましたが
それにしても、なるべく、意識を強くし、気を張り続けていたのは確かです。

あの時、弱気?になってたら、
どうなってたことか?

神様がいたのかしら?

あの、ガミガミ婦長は女神?

投稿: 杉並の奇跡 | 2010.01.31 15:56

杉並の奇跡さん、回復されてよかったです。
書かれているように「小脳全体広範に出血」があれば普通はまず助かりません。小脳そのものは運動巧緻性に関わるのですが、小脳のすぐ前に脳幹があり、そこは意識の中枢と生命中枢がありますので、大きな出血が起これば脳幹が圧迫されて意識がなくなり呼吸が止まってしまいます。
ほとんど後遺症が残っていないところを見ると、小脳実質内の出血は少量で外に漏れ出たクモ膜下出血のために「広範に出血」があるように見えたのではないか?と想像しています。
「終止意識が生命」であったなら、脳幹やその上にある間脳への影響が皆無だった訳で、非常に軽症の小脳出血だったことになります。
「寝たら後遺症が出るぞ!」というのも、医学的、脳科学的に説明のできない言葉ですね。精神的な励ましだったのでしょうね。

BP235/185なんて、血圧計によっては測れないほどの高値です。今は正常になっていたとしても、今後もお気をつけ下さい。長年高血圧を放置していたツケはこれからまだ先、脳梗塞、心筋梗塞、心臓弁膜症、心不全などを招く恐れがありますので定期的な体のチェックを受けることをお勧めします。

投稿: balaine | 2010.02.01 23:40

はじめまして。
小脳出血を検索していてたどり着きました。

先月7月22日夜に父(73歳)が入浴後、気分が悪いと訴え横になりました。ふだんと違うので、すぐに(めまいと、嘔吐の症状)救急車要請。30分後脳外科で検査してもらい、小脳出血と診断される。最初の説明では出血がそんなに大きくなかったのと、意識レベルから考え手術はなく薬でとの事だったが、説明後父と面会(説明)時には意識レベルが悪くなり、返事が出来ない状態だったので、急遽手術をする事になり、2時間後に開頭手術。4時間程度の手術で出血の塊は殆ど除去できたと。でも、水頭症の心配があるので、管を通して、水が溜まらない様にしてあるとの事。搬送時の血圧が200を超えていたのと術後血圧を安定させるために、薬で2~3日寝たままにさせますとのこと。
普段は少し血圧が高く薬は飲んでました。

搬送されたのが木曜日の夜だったので、週末は寝たままで、月曜日からはその薬?はなしになりましたが、意識が回復せず、寝たまま。管を通してるのも感染予防などの事から10日が限度の為、緊急手術から7日後、その管の穴から内視鏡での残りの血の塊を除去しきれいになって管もなくしました。
CTなどの検査では、再出血もなく他の脳の状態は良いとの事、でも、まだ寝たままで搬送後1週間。
その1週間後、自発呼吸も出てるが、昔に肺結核を患った関係で少し肺が弱いためか人工呼吸器をつけているけど、鼻よりものどからの方がいいので、のどを切開して呼吸器をつけることに。搬送、緊急手術後2週間だけど、意識はまだ・・・
そのご少しマバタキはするようになり瞼も半分あいてる状態、脚、指もピクピク動くようになり、面会時に声掛けると聞こえてるかな?て感じで瞼や脚が動きます。
少し期待を持って、1日3回の面会時間になるべく行ける様にしてます。
しかし、先日内視鏡手術をしていただいた先生に話を聞くと、そんな反応はあるが、大きく見ると変化はなく、もう搬送後3週間を過ぎたので、意識が戻る可能性とこのままの状態で安定する可能性が半々みたいに言われました。
セカンドオピニオンも考えていますが、今はこの状態を見守るしか手立ては無いものでしょうか?

意識が戻れば、リハビリも出来ると思うのですが、長期になると筋肉が固まってくると思うので心配です。

投稿: oreo | 2010.08.16 11:00

oreoさん、すがる様な気持ちで書き込まれた事と状況は拝察致します。
しかし、何度かここに書いているように、このブログは「医療相談用」ではありません。しかも専門家である医師の意見を聞くのは、通常無料ではありません。ヴォランティア的な行動である事をまずご理解下さい。

セカンドオピニオンということですが、手術をして人工呼吸器をつけている急性期でセカンドオピニオンを求められても答えに窮するのが一般的です。

すでに説明は受けていると思いますが、小脳の前には脳幹という、意識や脳神経の中枢の大事な部分があります。これがどの程度の障害を受けたかで決まります。人工呼吸器をつけていても、筋肉や関節の拘縮を予防するための他動的なリハビリは行えると思いますので主治医にご相談下さい。
手術後2週間と言う急性期では今後の事はまだなんとも言えないと思います。小脳の機能自体は結構回復(代償)すると思いますが、問題は脳幹です。

反応があるようでしたら、面会の時間に積極的に声をかけたり手を握ったりしてあげてください。

緊急手術を受けなければ命を落としていた状態と思いますので、まずは主治医や担当看護師などとよくご相談下さい。

投稿: balaine | 2010.08.16 12:10

ありがとうございます。
医療相談用ではないのは、理解してながらの質問ですみません。

当初の説明で脳幹の損傷は大したことがないように聞いてます。
現在はわかりません。今、主治医が夏季休暇中の為聞けないので、休暇が終れば、再度今現在の状況を聞く時間を作っていただこうと思います。

セカンドオピニオンもおっしゃるとおりで、搬送1週間後から考えてはいますが、まだその時期ではないかとも思ってます。
今、入院してる病院も大阪の中では5本の指に入る位の脳外科(総合救急)病院です。救急で受け入れていただけて、転送される事を思えばいい状態での処置をしてもらってると思います。
それは分かっていながらも、患者側の意見ばかりで、早く意識がはっきり戻って欲しいとの願からの考えばかりで。。。

昨日の面会時に看護師さんとお話し、先ずは人工呼吸器の機械が外れる事を願って、合併症との闘いです。
後、家族の声に多少の反応があるので、ラジオやCDでも聞かせてもいいとのことだったので、父の好きな野球や漫才を枕元で聞かせてあげようと思います。
面会に行くたびに呼びかけ、話しかけ、手や足をさすったり、足裏を刺激したりしてます。

投稿: oreo | 2010.08.17 13:24

oreoさん、現時点では不可逆的な脳幹損傷も覚悟しなければならない状況のようですね。でも人間の生命力というのは捨てたものではありません。
お父上の一日も早いご回復をお祈りします。

投稿: balaine | 2010.08.17 21:02

検索でたどりつき読ませていただき大変参考になりました。
先日、79歳の父が小脳梗塞、小脳出血で緊急の開頭手術を受け、一命を取り留めました。術後数時間で意識が戻りましたが、嚥下肺炎をおこすなどまだまだ安心はできません。もともと短気で頑固な性格ですが、さらにわがままになったというか我慢がきかないようです。手足ともに動くので、点滴などを引き抜いてしまうため、上体と両腕をベッドに拘束しています。そんな自由にならない状態にストレスがたまるらしく、イライラしています。術後まだ2週間ですから、今後、少しずつ精神状態が落ち着くのを待ちたいと思っています。

投稿: YKNK | 2010.08.31 19:15

YKNKさん、コメントありがとうございます。
患者さんは一人一人違うのでなんとも言えませんが、軽度の意識障害はあるのでしょうが、状態がいいののでイライラ興奮するのでしょう。
昔から「騒がしい意識障害は予後が良い」と言われます。今の時期をなんとか合併症(肺炎、心不全、褥創などなど)なしで乗り切れば、きっと元気なお父様に戻られるものと思います。頑張って見守り励ましてあげてください。

投稿: balaine | 2010.09.01 02:43

小脳出血を検索していてこのサイトを見つけました。
11歳の子供(男)ですが、2日前に小脳出血を起こして意識不明になり、開頭手術で血腫を取り除きました。血管の奇形があったということです。
不幸なことに、脳出血ということが診断できて手術に至るまで長い間経ってしまったので、脳圧が大変高くなっており、水頭症も起こしていました。
意識も戻らず、ただただショックです…

投稿: おちよ | 2010.11.07 05:54

 自分自身が、2008年1月8日に小脳出血で倒れました。最近、お医者さんがMRIの画像を見て微笑みながら 「よくこの出血状態で生きていたなあ」 と、今の私の状態を見ながらおっしゃっていました。
 血圧が高く、当時は体重もありましたが何の処置もせずにほうっていました。
 運ばれてしばらくは昏睡状態で、意識が戻ってからも、ベッドの上で上半身を起しただけで気持ちが悪くて嘔吐をしていました。
 それから、上半身を起こすことからリハビリが始まり、めまいがするので嘔吐をしながら、立つ・歩く・障害物をよけながら歩く・段差訓練(点字ブロックでもものすごい段差に感じましたが、リハビリでは階段ぐらいの昇降です)などのPTとOTをしました。リハビリはものすごくきつく、やめようかなとも考えたのですが、絶対動けるようになってやる!と思い、続けました。
 今は杖を使わずに歩けるようになりましたが、常に目が回った状態なので、自分ではまっすぐに歩いているつもりでもまがっていたり、人様に歩くテンポなどがあわせられないでいます。 でも、今の自分の状態はこんなもんなのだな。と思えば次のステップにあせらずに進むことができるようになりました。
 復職もできましたが、目が回った状態では以前のように荒現場に出られるわけもなく、今は事務職です。でも、現場にいたことで、各お客様宛の現場の報告書を作成するなどスキルを活かしています。
 小脳出血から意識が戻ったときは、無意識で行っていたことができなくなり、絶望感一色でしたが、コメントにもあるようにバスケットゴールにジャンプできたり、ミスチルの桜井さんや、病名は違いますが徳永英明さんなど、こうなるんだと目標を持ちたいと思います。

投稿: ちんいち | 2011.02.12 10:56

ちんいち様、6年も前の記事にコメントをありがとうございました。
小脳出血で意識障害のある状態からの生還、復活。助かった命を今後も大事に、再発予防につとめて頂きたいと、医師の立場からは考えます。
小脳は、大脳に比べて比較的に代償が効く脳なので、普段の生活をリハビリとしてまだまだ改善(全く元通りには鳴らないでしょうが)する可能性はあると思います。
頑張ってください!

投稿: balaine | 2011.02.13 16:42

丁寧で気配りのあるブログだと思いましたので、安心してひとつ質問させていただきます。

2009.02.08の記事に次のように書かれています。

”症状が、平衡神経と小脳系の問題ばかりではなく、眼球運動系にも出ているとすれば(回復は)なかなか難しいかもしれません。身体の位置を動かす時に「視覚情報」をなるべく遮って(目をつむるなど)みても改善はないでしょうか?”

これはどういう意味なのでしょうか。診断をするためのテストですか、それともリハビリの方法に関係することなのですか。

私の母(90歳)は2月23日に小脳出血に見舞われ、現在イロウ処置を受けベッドから離れることができない状態でいます。呼びかけたとき、たまに”ウン”と邪魔くさそうに答えます。自発的な発語はなく、ときに目を開けてこちらの顔を見るのですが、ニコッと笑みを浮かべても、そのすぐ後に眉間にしわを寄せて苦しそうな表情になります。この苦しさが何によるものか少しでも理解したいと思っていますが、ひょっとしたら、眼球を動かす動作が船酔い感覚などの不快感を生み出しているのではないかと、先の文章から想像しました。どうなんでしょうか。

それから、小脳出血の病人の苦痛の原因について何か分かっていることがあれば、お教えください。無償の好意に甘えることになるかもしれませんがよろしく。

リハビリのために刺激は与えたいけれど、苦痛を与える結果になるのなら、考えないと...

投稿: nagai | 2011.06.05 23:12

nagaiさん、コメント有り難うございます。このコメント欄はQ&Aコーナーではありませんので、質問をする場合はご自分の氏素性を明らかにしてメールで(左側の「メールを送信」から)お問い合わせ頂きたいと思います。
患者さんは皆違いますので実際は診察をしないことには的確な返答は出来ません。一般論としては、「小脳の障害だけでは意識や気分の変化は来ない」「小脳出血でその前方の脳幹に影響が加われば、意識障害も生じる」「胃瘻を設置しているという事は、嚥下の障害があると考えられる」「発声にも障害があると推測される」。よって返事をするという発声が出来にくい、意識ははっきりしているのに胃瘻を作られてベッドに寝たきりになっているので精神的にかなり落ち込んでいる、小脳の障害でめまいなどもあることは考えられるものの、発声困難、精神的な落ち込みがnagaiさんが書かれている「邪魔くさそうに答える」「苦しそうな表情になる」という事象の原因と推測されます。ご自分が母上様と同じ状況に無理矢理されたらどういう感情を持つか、考えてみると理解出来るのではないでしょうか。
これまた一般論ですが、90歳で胃瘻を造設した小脳出血の患者さんでは、筋肉や関節の拘縮予防以上のリハビリは難しいと思います。

投稿: balaine | 2011.06.06 19:30

お礼が遅くなりました。ありがとうございました。説明していただいた内容は大変参考になりました。それと質問の方法が不適切であったとのことでお詫び申し上げます。

投稿: nagai | 2011.06.12 12:54

こんにちは。
小脳出血とは、という検索でたどりつきました。

私の恋人が28歳という若さで
3日前に小脳出血を起こしました。

もともと既往に白血病があり、2度の再発と
骨髄移植をしておりました。

めずらしく「お前んち行っていいか」と
電話があり

来てからはずっと布団で悶えながら
「後頭部が痛い、助けてくれ、死んでしまう」と言っていました。

症状が出てから2時間後
自ら緊急要請し、
救急車で近くの大学病院に行きました。

救急隊が来てから
嘔吐が始まり(私が、吐くならトイレで吐いて!と心ないことを言ったから我慢していたのかもしれません)
救急車の中では「寒い寒い!」「もうやだ!」
と赤ちゃん返りみたいになっていました。

普段は口も悪く
俺様気質の人だったので
頭に何か起きている、と直感していました。

病院に着くと
髄膜炎疑いと言われ
検査をしているうちに意識がなくなりました。

そこでCTを撮ったところ
小脳出血が判明いたしました。

症状が発現してから
2時間で緊急要請
5時間後に手術になりました。

右側の小脳から髄液の通り道、脳幹まで
60CC位出血していたとのことでした。

もう少し遅かったら確実に死んでいたと。


担当医には手術は成功しましたが
意識が戻らない可能性もある
と言われていました。

執刀医が最悪の事態を
ムンテラしているということは
理解できていますが
いつも最悪なことばかりを
思いついて、考えてしまいます。

でも昨日少し鎮静を緩めたら
うっすら目を開き
バイトブロックを舌で押し出して外し
MTを10センチほど抜いて
起き上った挙句
看護師勢に押さえつけられていた
模様です。

再度鎮静をかけられ
昨晩はゆっくり眠ったと思います。

おととい手術して
今日には抜管する予定だそうです。

若いって素晴らしいなということ、
彼の4度目の生還に
彼の生命力の強さを感じます。

ICUということで
家族でない私(結婚していないので)は
昨日から面会できなくなってしまいました。

救急車に一緒に乗ったため
術前後は「家族と一緒に」という約束で
面会できたのですが
昨日面会に行ったらお母さんに
「看護師さんに家族だけにしてくださいって言われちゃったの」と伝えられました。

発症前はほとんど毎日一緒に居たのに
急に居なくなってしまい
会っていないことで
彼が小脳出血で
眠っていることが夢に思えてしまいます。

でもこの経過をみると
近日中に一般病棟に戻れるだろうな
と期待しているところです。

あと少しの辛抱ですよね。


先生、医療者には常にジレンマがありますよね。

こうしたいのに、こうできない
みたいな。

それは看護師でも一緒です。

彼も看護師をしていました。
私も同じ病院で働いています。

仕事の話をすると
いつもケンカしてました。

お互いの看護観の違いであったり
知識の違いであったり
でも新鮮な日々でした。

仕事として割り切ったなら
冷静に判断できることも
身内となると
さっぱりだめでした。

彼を患者としてみれませんでした。

挿管し呼吸器管理されている
彼をみて涙がぼろぼろこぼれてきました。

役立たずな看護師だなと
自分のことを思います。

このブログを書いてから
長い時間が経っているので
先生にもその月日の間で
色々な体験や知識が
増えたこととと察します。

コメントを終えたら最近の記事も
読ませていただきますね。

素敵なブログに出会えて
本当によかったです。

彼を支えながら
これからもっともっと
看護観を豊かにしていけたらいいな
と思っております。

とりあえず、彼の回復を願います!

何かコメントしなければならない気に
なって駄文ですが
長くなってしまいすみませんでした。

お互い患者さんのために
頑張りましょうね!!


投稿: 四つ葉のクローバー | 2012.01.11 12:32

四葉のクローバーさん、大変長文のコメントありがとうございます。
小脳出血は、危険な山を過ぎれば驚く程の回復を見せることもあります。大脳の障害が合併しなければ、運動麻痺や認知症も出ません。ただ、複視などの目の症状やめまい、ふらつきなどの小脳症状が残って、厄介な後遺症のため、仕事や日常生活が制限されることは稀ならずあります。
とにかく今は患者さんの生命力を信じて回復を待つしかないと思います。お大事に。。。

投稿: balaine | 2012.01.11 18:58

今年5月に妻(65歳)が右小脳出血のため自宅で倒れ手術はせず、その後6月初めにリハビリ専門病院に転院しました。左目が光に反応しめまい等を引き起こすためサングラスを常に着用しています。また左耳が様々な音、特に高音吸収するらしく、耳栓をしています。歩行については、平衡感覚を失っているため、歩行器をしようして漸く歩けるという状況です。また依然としてめまいや頭の痺れが激しくあり、見ていてもかわいそうなほど苦しんでいます。
このようなめまいや痺れを改善するような治療や薬があるのか、またどの程度歩行できるようになるのかとても不安に思っています。参考になる情報や経験があれば教えていただきたいと思います。

投稿: 市郎 | 2013.08.31 23:14

市郎様、本コメント欄の上のほうのものを全部読んで頂けるとおわかり頂けると思いますが、このブログは医療Q&Aではありませんし、ヴォランティアで患者さんの質問に答えるためのものではございません。
不幸にして病に倒れられた方にはお気の毒ですが、個別に質問をしたい場合は、ブログ左側にある「メール送信」から聴きたい事をメールでお送りください。
その際、通常の礼儀としてご自分の氏素性を名乗り、可能な限り正確で詳しい病名や病状をお書き頂く事が的確な返答の条件となります。
今回コメント欄で質問されたような事は、担当医には質問されたのでしょうか。まずは実際に診てもらっている医師にお聞きになって、その上で不明な点などがあればアドバイス出来ることがあればする、というのが私の立場です。実際に患者さんを診察しないで、CTやMRIなどの画像も見ないでお答えする事は大変困難であることをご理解頂きたいと存じます。
小脳という脳は、運動系の中でも巧緻性、バランスに関する機能を司っています。お酒で酔っぱらった時に出現する症状が小脳の障害に近いです。小脳は大脳に比較すると発生学的にやや古い脳に属するので、時間の経過とともに代償機能が働いて多少は機能が戻る事も期待出来ますが、中枢神経系である脳の機能は破壊されたらなかなか元に戻らないというのが一般的です。
よってめまい症状はしばらくは続くと思います。平衡感覚障害も完全に元に戻るのは難しいと考えられます。聴覚や視覚に関する機能は小脳にはありませんので、そのバランスに関する機構が不調になっているための症状の様に拝読致しましたが、具体的には患者さんを診察しなければわかりません。書かれている内容ですと、小脳以外の脳幹(橋、中脳)そして間脳まで障害が及んでいるような印象を受けます。まずは主治医にお聴き頂ければと思います。

投稿: balaine | 2013.09.03 14:41

1年目ナースです。
症例発表のために小脳出血について調べていてこのブロブにたどり着きました。

入職してたくさんのことを覚えることに精一杯でまだまだ病態の知識がありません。
今回の症例ではなぜ小脳出血で嘔吐が起こるのかというテーマで発表します。
脳出血について何冊もの文献を読みましたがいまいち理解できず自分の頭の悪さに嫌気がさしていました。
しかし、このブログを読み理解することができました!それと共に勉強のやる気も!

症例がんばりたいと思います。
ありがとうございました!

投稿: ありさ | 2013.11.02 01:20

ありささん、コメントありがとうございます。
ちゃんと調べる、先輩、同僚に聞けばわかると思いますが、脳幹の第4脳室底に呕吐中枢があります。よって脳幹や小脳など呕吐中枢に近い部分が腫れたり変化が強く起これば、呕吐が誘発される訳です。
これを参照ください。
http://www.jspm.ne.jp/guidelines/gastro/2011/pdf/02_01.pdf
それから、医者だけではなくナースも一生勉強です。学生時代の基礎学問(生理学、解剖学)がおそらく苦手だったんだろうと思いますが(頭が悪いんじゃなくて、基礎をりかいしていないのではないかと思います、そういうナースはたくさん居ますので)、これから一生勉強です。一つ一つの課題を真面目に取り組んで行けば、10年後には素晴らしいナースになられている事でしょう。頑張ってください!

投稿: balaine | 2013.11.02 08:22

こんにちは。
小脳出血とは、という検索でたどりつきました。
私は、8年前(42歳)に小脳出血で倒れました。

80ccも出血してしまい、5時間半の手術で、あと10分遅かったら、助からなかったそうです。

入院中は、初めは車椅子で過ごし、それから、歩行器を退院するまで、使っていました。

リハビリ中に何も使わず歩く後ろ姿を見てもらい
あのかっこならば、大丈夫と、太鼓判を貰い、
歩行器を使い退院するまでには、1日600~800m位まで歩けるようになりました。自分でもびっくりした、
ほどです。

退院してからは、自宅に戻り、病院のリハビリには
行かず自分で、治りたい一心で自分で考えてリハビリを開始しました。いや、辛かった。今まで、きついと言う言葉を吐いた事はありましたが、「辛い」と言う
言葉を、吐いたことは、有りませんでした。

自分がやったものは
参考にならないと思うのですが、
①とにかく、歩く。雨が降っても雪が降っても傘をさして歩く。

②自転車に乗る。ふらついても、右、左に曲がっていこうが、乗る。

出来る様になったら

③公園などでよくタイヤが地面の半分程、埋まっている所の上を落ちてもいいから最後まで歩く。(10m程)
上で右、左と回ってみる。

④公園の花壇のブロックの上を右、左回りとバランスを取りながら歩いてみる。
また、右、左から横歩きをしてみる。
落ちもいいから、続ける。

これが、一番きつかったです。
変な所に力が入って、筋肉痛
頭のてっぺんから、つま先までびっしょり汗を掻きました。

そんな事を続けて来たせいか、倒れる前の80%位まで来ました。

今は、フルタイムで働いてはいませんが、
土日にアルバイトに行ってお金を稼ぐことが出来る様になり、一週間通していた場合4~5人のリーダーをする事もあります。

普段は、パソコンを使ってプログラミングの勉強をして過ごしています。

今考えれば、状況を受け入れるのが早かったと思います。
初めは、何も出来なくても一つの事が出来ると嬉しいし次はこんな事をやってみよう!!。これが出来るのならば、こんな事、あんな事、あれはどうだ、これは駄目かな?とやっていくと、だんだんと広がっていき
楽しく、いろいろな事が出来る様になりました。

後遺症は
①片足を上げて靴下を履けない。
②外に出るため、サンダルなどを履く時、何か物に捕まって履かなくても良いが、捕まっていた方が安心する。
③急に、真上を見上げるとクッラとする事がある。

等がまだ残っていますが、普通生活する分にはそんなに影響はありません。(無ければ良いのですが)

今でも月一回、薬を貰いに手術をして頂いた
(命を助けて頂いた)先生と会い世間話をして帰って
くるだけになりました。

その先生に「まず、80%までがんばりましょう。
私は、これ以上の事は出来ないけれど、話を聞く事はいくらでも出来るので、何でも話して下さい。」と
言われた時、頑張って直そうと思いました。
私には、この言葉が良かったのでしょう。

私もだんだん治って来た様に、他の皆さんも
初めは0でも頑張って、時がたてば笑い話になります。
お互い、頑張りましょう。

投稿: チャリプー | 2014.01.17 13:42

3年前に小脳出血で緊急手術を受けた当時22歳男子の母です。
「超」がつく程の低血圧だったので耳を疑いました。執刀医は原因不明とおっしゃり、1週間意識がなく死亡宣告も3度受けました。

現在療養型病院に入院し、呼吸切開・排泄カテーテル・いろう・オムツでなんとか生きながらえています。
医師に言われるまま過ごしてきましたが、脳外科のない病院にお世話になっているので、年に1度普通の人が受ける健康診断的に他の病院で、一昨日脳の診察に行ってきました。
水頭症の症状もなく、身体的には健康ですといわれ、帰ってきました。

今年26歳を迎える息子。そして54歳になる母(自分)。
手術をしてくれた病院・現在世話になっている病院・年1回の頭を見てくれる病院
それぞれヨソ任せのセリフしか言ってくれません。
「電気ショックがいいよ」とか「ハリがいいらしいよ」などの他人事セリフもある中、信じて試してみたい反面、今まで世話になってきた先生方を裏切るような気持ちで言い出せません。

現存維持ではなく、若いからこそできる治療というのができる方法が何かないかと思うのですが‥‥
認知症の母も抱えているので大きな動きはできません。
「自分か、息子か、母か、誰が先?」
の中で、やはり息子を優先して何とかならないものかと思って不躾なメールいたしました。

他の方のお便りも読ませていただきました。皆さんホントに大変な毎日を過ごされていますね。

病院で近い年齢の方が、同じ病状で手術され、
‥‥発症のタイミングなのでしょうね‥
ご家族と簡単な対話はできるのがうらやましく思えます。
会話 イエス・ノー だけでも、私にとってはありがたいことで、せめてその反応ができるくらいの回復を望んではいけないのでしょうか。
ぜひその段階まで息子の今ある若さを信じたいと思います。


重たい話ですみません。

投稿: 浅野真紀 | 2014.05.15 23:19

4日前、看護士だった母(54才)を亡くしました。
死因は小脳出血によりバランス感覚を失い、自宅の階段から転落しクモ膜下出血で心肺停止。
親孝行する間も無く、感謝の気持ちを伝える間も無く突然逝ってしまって息子の自分はただただ愕然とする日々です。
皆様は母の分まで精一杯生きて下さい。
やれる治療は挑戦して下さい。
あなたを大切に思ってくれている人の為に。

投稿: 裕 | 2014.06.21 03:26

こんにちは、小脳出血の手術不適応で検索したどり着きました。

質問させていただいて宜しいでしょうか。
お時間のあいている時に、お返事いただけると助かります。

父が発症するまでの経緯です。

・73歳(高血圧で薬を飲んでいます)

発見時の状態
・早朝6時30分に母が発見。大きなイビキ状態。
・雨戸が閉じておらず、サッシ戸の鍵はかかっておらず、少し開いていた。
 早朝、表に出たのかもしれない。
・頭を横にしており、布団が胸のあたりまでしかかかっていなかった。
・靴下や下着をしっかり着ており、とても厚着の状態でした。

父の既往歴
・高血圧
・タバコはチャンピックスで一年前に止める

健康状態
・毎日30〜1時間以上歩く(愛犬の散歩)
・体は非常に丈夫 風邪をひいても寝ていれば治る、怪我をしていても、病院へ行かずに治る。

発症前の状態
・前日にお酒を1号以上呑む
・血圧の薬を飲み忘れている
・19時30分には就寝

発症の原因(私の推測)
タバコは止めていたように見えていたが、隠れて吸っていたもよう。
故に、早朝にタバコを吸いたくなり、早朝4時くらい(ものすごく寒い朝でした)に表に出て吸ったのではないか。厚着の状態であったのでそのまま表に出たのではないか。
また、すこし前、早朝(6時15分)に表でタバコを吸っている姿を私は見ているので、
表でタバコを吸う可能性は否定できない。
結果的に、
早朝の高血圧、薬を飲むことをしなかったので、高血圧、
タバコを吸う行為で高血圧、早朝に寒い場所に出たので高血圧、

この、高血圧の要因が重なり、小脳出血が起きたのではないか?と
推測しています。
この推測は的を得ているでしょうか?
早朝に、前日に呑む、高血圧の薬を呑み忘れる程度のことは、
結構頻発しておりましたが、倒れることはありませんでした。
また、早朝に脳梗塞ならば起きると思うのですが、
脳出血の可能性は低い気がします。

お時間があったときにお返事くださると助かります。

投稿: のば | 2015.03.12 21:50

申し訳ありません。
Q&Aのようなコメントは控えてほしいというコメントを見落としました。
上記の質問消すことが出来ませんので、放置でお願いいたします。申し訳ございませんでした。

投稿: のば | 2015.03.12 22:27

こんにちは
いま、小脳出血(海綿状血管腫と言われました)で入院中です。
先月の初めから頭痛と吐き気、めまいに苦しんで4軒目で手術になりました。術前はめまいと嘔吐の毎日で寝たきりでした。
手術前は頭を切るのに今の症状がなくして欲しい!て恐怖も感じることも、むしろ何も考えることなく手術に臨んだ気がします。
開頭て聞けば怖いけど、手術受けて良かったと思います。

頭痛と吐き気で、最初から頭の病気を疑うのて難しいですよね。実際わたしも36歳で血圧は低く、2軒目の病院では低血圧と診断されて昇圧剤を出されたくらいです。

脳ドックて大切と実感しました。家族や友人にも勧めます、ただ高額なのが…

投稿: RKママ | 2016.03.13 09:53

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74618/2527281

この記事へのトラックバック一覧です: 小脳出血:

« こころとからだ | トップページ | 多発脳動脈瘤 »